1ドル90円限界説? | 日経ほぼ朝コメント

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15日(火) 日経3面

『円安、適性水準は?

1ドル90円限界説も』


89円まで円安が進み、

90円台が視野に入ってきた。


輸出企業の増益期待から株価は上昇している。


一方で円安のデメリットを懸念する声も

聞こえ始めた。


燃料などの輸入価格が上がり、

企業収益や家計を圧迫する恐れがあるからだ。


日本経済全体でみると、

適度な為替水準はいったどの辺りなのか。


90円は過去のイメージからすれば

まだかなり円高水準。


日経「社長100人アンケート」(2010年)では

6割弱の経営者が望ましい水準を

「100円以上110円未満」

と回答している。


「日本経済は以前よりも円安に弱くなった」

(日本総研 藤井理事)


石油や天然ガスの輸入が大きく増えたため

企業は円安による燃料コスト増に敏感だ。


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もともと為替相場に「適度な水準」

という考え方は馴染まないですね。


市場で成り立っている以上は

その時の相場が「適度」とも言えるからです。


どうしても

「過去」の為替水準に引っ張られて

いろんな事を考えがちなので、


これはメリット、あれはデメリットと

キリがありません。


そういった心理から市場が成り立っている

部分もあるのですが、

投機筋などはその隙を狙っています。



日本経済という視点からは、

為替相場も大切ですが、


企業活力を上げる対策に

もっと焦点を合わせていくべきでしょう。