スキー用語 9「加重」「抜重」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

「加重」とは スキー板に
滑り手自身の体重を乗せることを言います

風呂上がりに体重計に乗るのと一緒ですね




加重する事によって板に重さが加わり、
たわむ であるとか ずれる と言った
運動を起こす事が出来るのです


別名 荷重 とも書きますが 荷重とは
 荷物の重さ と言う意味ですから
「荷重を加える」若しくは
「荷重を乗せる」と使います

加重を加える だと
頭痛が痛いのと同じになってしまいますね



ややこしいので 荷重 は
「にじゅう」「にもつじゅう」
「草冠のかじゅう」
加重 は
「くわえじゅう」「くわえるじゅう」
「加重抜重のかじゅう」
と言ったりします




①外スキーをコントロールする 外足加重
②両足均等に乗った センター加重
③内足に乗った 内足加重
の3種類があります


人間の重心はおヘソのちょい下の
内部辺りにありますので
先生方に 外足加重! と言われたら
腰そのものか骨盤か おヘソ辺りを意識して
外足の上に移動してみると良いでしょう


シーソーと同じで 低い方が重いので
コツとしては重くしたい方の足を曲げます




他に 体重を掛ける 重くする 重心を移動させる 
単に 乗る 乗せる とも言います

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「抜重」とはその逆で 
スキー板から自身の体重を抜く事を言います


体重計の上で瞬間的に伸びをするか 
ジャンプするようなものですね


他に 抜く 軽くする 浮かせる とも言います


コツとしては加重の逆で
軽くしたい方の足を伸ばします


ジャンプターンや ステップターン 
シュテムターンなど 
交互操作系で必要になる動きです



板を走らせる だとか コブを避ける 
と言った時にも使えますので

今体重がどの辺に掛かっているのか
感じられるようになると 
更に板を操作し易くなるでしょう( ´ ▽ ` )ノ





↑加重抜重




次回は10「プルークファーレン」
「プルークボーゲン」です

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