スキー用語 11「シュテムファーレン」「シュテムボーゲン」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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この二つは余り聞き慣れないと思います






まず「シュテムファーレン」ですが

前回のプルークファーレンと
プルークボーゲンができた人が
次にやる動きです





「直滑降」が
足を揃えて真っ直ぐ滑る運動であり
「プルークファーレン」が
板をハの字にして真っ直ぐ滑る運動でした




この二つを組み合わせたものが
「シュテムファーレン」です





要領としては 足を揃えた直滑降でスタートし、
テールだけを開いたり閉じたりします

※シュテムとは 制動 の意味のドイツ語






この トップをくっ付けたままテールだけを
開いたり閉じたりする運動そのものを 
シュテム動作 と言ったり 単に 
シュテム と言ったりします


別名 ハニハニ 開いて閉じて 開き出し 
おにぎりお箸 ピザポテト





大抵慣れないとトップも一緒に開いてしまい、
単なる開脚のパラレルになって
スピードが落ちないことが多いです




肝心なのは直滑降の板の形に対して 
板を斜めに位置させて 抵抗を得て
スピードを落とす ということです



慣れないうちは片足ずつやってみましょう


どうしてもトップが開いてしまう方には
トライスキー と言う用具を用いて
トップをくっ付けるか
 先生がバックボーゲンで滑りながら
トップをつまむと言う方法があります


※トライスキーとは板のトップとトップを
ネジ式の器具で固定する用具



ブーツの中で土踏まずを踏むことを
意識できるとやりやすいかと思いますょ



↑①シュテムファーレン


続いて「シュテムボーゲン」です

「プルークボーゲン」ができた人は次に
これをやります


中程度の斜度でプルークボーゲンを行うと 
股関節外側の腱に負荷がかかって痛くなります

そこで足を閉じるシュテム動作を行うと 
股関節外側が痛くなりません




つまり ターン中はプルークボーゲンと
同じですが斜滑降中にやや足を閉じて 
小さいハの字を作ろう というものです


別名 大きいハ小さいハ




↑②シュテムボーゲン

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プルークボーゲンとシュテムターンの
橋渡し的な存在と言えるでしょう(^_^)☆



次回は12「時計」「反時計」です

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