スキー用語19「X脚」「O脚」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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シュテムができた方の次の悩みのタネが
恐らくこの「X脚」でありますでしょう

美しくパラレルターンをしたい!
と願っても ビデオを見るとX-men!

失敗を改善するには
まずメカニズムの分析です





「X脚」とは
膝が内側に入り 両インエッジが
立っている状態です
正面から見ると膝がくっついて 
アルファベットのXの字に見える事から
呼ばれています


X脚はプルークボーゲンやシュテムターンの
段階にあるといえます

Xが出てしまう方は未だパラレルターンが
未完成という事になるのです



別名 内股 白い三角窓 おしとやか





何故X脚が出るかといえば
もともとの骨格上なりやすい方もいますが

技術的には
内足が重すぎたり、
ストックが使えていなかったり、
落下を止めようとしたりするからです

解決には
外足を重くする事や、ストックの活用、
落下に身を任せる
といった事が必要になります


更に次回解説する「内膝の返し」という
テクニックが身につくと
ようやくシュテムを卒業して 
パラレルターンへとステップが
進んでいくのです




「O脚」とは
膝が外側に広がり フラット又は
両アウトエッジが立っている状態です
正面から見ると膝が離れて 
アルファベットのOの字に見える事から
呼ばれています

別名 ガニ股 ガニ がさつ


O脚になるとアウトエッジが使えるので
パラレルターンになった段階であるといえます



↑X脚~O脚


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シュテムから脱却できていない方は
明日からアウトエッジを意識して
O脚で滑ってみてはいかがでしょうか



次回は20「内膝の返し」「引き寄せ」です

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