スキー用語22-2「外傾」「内傾」「内倒」続き | スキーと登山 髙波太一ブログ

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続きです☆


外傾姿勢ができ、谷足にしっかりと
乗れている状態でスピードが上がっていくと
遠心力が大きくなり、
それに対抗する形で現れて来るのが
「内傾」の状態です
スキー雑誌の表紙などで
見た方もいらっしゃるでしょう

バイクレースなどでも見ることが出来ます




見た目上 体がターン内側に
大きく傾いた状態になりますが、
あくまで加重は外足です


注目するのは両肩を結んだラインの角度です
これが斜面と平行に保たれていれば
適度な内傾角であるといえます

この時外肩が上がっていると
下に記述する「内倒」の状態になります




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ターン中 外傾姿勢がキープできずに
体が山側(内側)に倒れて
外肩が上がり、
内足が重くなり 板がシェーレンしている状態
このことを「内倒」といいます


※シェーレンとは ハサミ を意味するドイツ語
プルークの逆で板がVの字になること


この姿勢のまま雪の塊などに突っ込むと
軽い外足が雪に取られて転倒の恐れも
ありますので
事故防止の観点からも きちんと
外傾姿勢を取り、外足を重くしたターンを
モノにしたいですね(^_-)-☆




次回は23「ストック」「ストックワーク」です

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