スキー用語24「前傾」「後傾」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

これはスキーヤーを真横から見た時の
ポジションの話になります

※ポジションとは位置、姿勢を意味する英語


スキーを履いて 斜面に立つと
 板が滑り始める訳ですが
この時きょうつけして直立不動でいると
板が先に滑って行ってしまい
いわゆる 体が遅れる の状態になります
※直立は 棒立ち とも呼ばれます


そうならない為には直立よりも
やや前屈みの姿勢を作れば
幾らかは板に追いつける様になるのです

この時の姿勢が「前傾」です


コツは
足裏をベタ踏みし、
スネをブーツのベロに当て、
両コブシを前に出し
腰は中腰
肩は前の金具の真上
目線は遠くを見る

と言う風にすると出来上がる形が
ほどよい前傾
また ナチュラルポジション 基本ポジション
と言うものです



ジャンプやスクワットに例える先生もいます

イメージ的には柔道家やサッカーの
ゴールキーパーのような構えに近くなります



また、前傾をやり過ぎると 前傾過多 とか
 かぶりすぎ と呼ばれ
テールが軽くなり やはりスキーを
操作し辛くなるので
外傾と同じで ほどよい位置をいろいろと
探ってみてください


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対して
足首が起きてふくらはぎがブーツの背に
当たっていたり
上半身が起き過ぎている
手が後ろに下がっている

などの姿勢になるとそれは「後傾」
と呼ばれます

腿がとても疲れ、スキーの操作性も悪いので
余り推奨されていません





ブーツに関しては89にて後述します





ブーツが大きすぎたり
 リアエントリーであったり
体重や技量よりも固いブーツを履いていると
足首の前傾が取りづらいので
どうしても後傾が治らないと言う方は
ブーツを見直してみるのも一つかも知れません
  

「足首の前傾」については50にて後述します



整地では悪玉の後傾も
パウダーでは役に立つ存在です
詳しくは116「ウィリー」にて後述します



滑っている最中 常にほどよい前傾角が
保たれていることを
いい位置に乗る とか ポジションが良い
 と言いますので
確認にはビデオが一番ですょ(^O^)



↑前傾過多~前傾~直立~後傾~後傾過多

次回は25「ターン」です

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