スキー用語25「ターン」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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今回は「ターン」についてです

ターンとは 回転や向きを変えること 
を意味する英語です


スキー運動の中で最も楽しいのは
直滑降であるのに
何故わざわざターンしなければ
ならないのでしょうか

私なりに考えてみるに
例えば3時間かけてピークに立ったとして
そこから大斜面を直滑降するわけですが
それではアッという間に斜面が終わってしまい
また登りっ返し、、
となりますね


その斜面をターンしながら降りれば
直滑降よりも長い時間斜面にいられるわけです
3時間登った甲斐があるというものです

これがターンを練習する動機と私は思います


日本語では 回転


古く クリスチャニアや
シュブングと言いましたが
意味は「ターン」と同じです
ボーゲンも似た意味ですが
比較的低速の 制動の為のターンが特に
ボーゲンと呼ばれていますので
ボーゲンもターンの一部であると言えます




さて、ターンは大きさによって
呼び名が違います




①ゲレンデの端から端まで
雄大で大きくターンするのが 大回り
リズムはイチ、ニィ、サーン

ロングターン 単にロングとも言います

↑①大回り






②それよりややリズムが早まり、
ターン弧が小さくなるのが 中回り
リズムはイチ、ニィー

ミドルターン 単にミドルとも

↑②中回り




③もっと細かく素早くなったものが 小回り
リズムはイチ!二!

ショートターン 単にショートとも

↑③小回り





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他に、弧の深さによっての分け方もあります

④あまり捻らない浅回り
⑤ほどよい円い弧
⑥深回し

深回しは かなり意識的に行う運動なので
深回りでなく 深回しといった方が
しっくり来ます

捻りについては次回 解説します


様々な大きさのターンを使い分けて
長くスキーを楽しみましょう☆




次回は26「回旋」です

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