スキー用語47-2「バッジテスト」続き | スキーと登山 髙波太一ブログ

スキーと登山 髙波太一ブログ

山とスキーのいろいろ

①級別テストの種目
0を初心者 100を超上級者とした時、
その全スキー技術に対して今どの位の
習熟度なのか、を目で見て数値化したものです

それぞれの設定の点数が及第点となります

種目もそれぞれ決められていて、
5級のプルークボーゲンから始まり 
段々と難しくなって行きます

6級以下や準1級などはありません




5級・50点・・プルークボーゲン

4級・55点・・リズム変化プルークボーゲン

3級・60点・・基礎パラレルターン、
シュテムターン

2級・65点・・基礎パラレル大回り、
基礎パラレル小回り、シュテムターン

1級・70点・・実践パラレル大回り、
基礎パラレル小回り、不整地小回り、横滑り



複数の種目のある級は 合計点により
合否が決定します
例えば1級ならば
大回り72点、小回り70点、不整地小回り69点、
横滑り69点ならば
合計280点で オール70相当なので
合格となります



一つ捨てて得意に掛ける と言う手段も
アリな訳ですね
しかし、バッジを貰うだけでなく
 本来のスキー技術の底上げと言う点では
得意を伸ばすより 苦手を克服した方が
全体としての上達に繋がります


全て70点を取ることを
 70(ナナマル)フラット 
とも言います





②プライズテストの種目
1級を取った方はまだ上があります
それがテクニカルプライズとクラウンプライズ
略してテククラです


柔道などで言う所の
テクが一段
クラが二段と言えます



※プライズとは 賞 を意味する英語
※テクニカルとは 技巧的 を意味する英語
※クラウンとは 王冠 を意味する英語


それぞれ 技巧賞 王冠賞 と言う意味になりますね


テク・75点・・実践パラレル大回り、
実践パラレル小回り、不整地小回り、
フリー滑降

クラ・80点・・実践パラレル大回り、
実践パラレル小回り、不整地小回り、
フリー滑降

テクとクラは種目が全く同じですが、
検定員の見る目が更に厳しくなる
と言った違いがあります
各種目については72にて後述します



今までただ滑っていた方も 
テストを通じて数値化されることにより
座標や高度計のように 自分の今いる位置が
どの辺なのか知る事ができるようになります

腕試しと思って チャレンジしてみては
いかがでしょうか(^O^)


続きます
かぐらスキー場
田代スキー・スノーボードスクール 高波