御嶽山・王滝ルート 2023.9月 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

230903

八丁ダルミが解放されたと聞いて御嶽へ


https://www.ontake-volcano.jp/wp/wp-content/themes/responsive_261/pdf/kisei/kisei20230801.pdf

↑リンク先の図

オレンジで表示された区間が

登山シーズンのみ解放

※R5.7.29〜10.11


冬季は救助が困難な事から禁止なのでしょう

赤色部分も火口に近い為か引き続き立入禁止

警戒区域が楕円形に修正されてますね


10:00 田ノ原P2160m 無料200台

トイレ・水あり

ビジターセンター 9:00〜16:00



10:25 発 30℃50%

大きな鳥居をくぐって⛩️ 田の原天然公園

10:30 田ノ原大黒天・遥拝所

10:40 大江権現 かつての女人禁制境

11:00 あかっぱげ


11:25 金剛童子 八合目①2475m

⚠️「八合目」を冠する地名が2ヶ所あるので

混乱しないよう


ポイントではなく区間 と捉えると

納得行きますね


眼下には田ノ原の湿原と

ゴンドラ駅のある三笠山 奥に中ア


11:40 八合石室2470m 八合目②

2ヶ所目の八合目 地名は石室と言うものの

現在は木造避難小屋

中にはヘルメットが完備されていました


12:00 富士見石

晴れると富士山が見える?

「ここから先 想定火口域内」の標


ヘルメットとゴーグルを被りましょう

万が一の場合、口元を覆う為に

マスクやタオルも用意しておきます


12:10 九合目①

八合目と同じパターン 後でまた出てきます


イワギキョウ 品があって綺麗✨


12:25 一口水 一滴の間違いでは…ポタポタ

給水は出来ません💧


12:35 九合石室 九合目②

20℃75% 八合目と同じ木造避難小屋

12:45 中央不動 ノゾキの行場


13:00 新しくなった退避施設 140人収容

既存小屋160人と合わせて300人が逃げ込めます

※もと王滝頂上山荘


頼れるパトロールのお兄さんが常駐

ヘリは松本から30〜40分かかるとのお話



かっこいい百草丸ひゃくそうがんのTシャツ

なんと長野県製薬の社員さんでした‼️


古くから伝わるオウバク(キハダ)を原料とした

胃腸薬 ちっさい正露丸な感じ

お求めは王滝村観光案内所前

卯野薬局さんにて


ちょっとデザインが変わるものの

シャツは道の駅で買えるそうです



13:05 王滝御嶽神社頂上奥社2936m

なんか猫っぽい狛犬 お詣りして


前回はここまで



この先が9年ぶりに解禁されたエリア

伴って噴火の際は最も危険なエリアとなります

心して


「滞留せず速やかに移動」

「携帯電話不通」

「上部からの噴石に注意」

ヘルメットとゴーグルを再確認


2分で八丁だるみ

空気が急に変わったのを感じます


当時の様子がこちらに残されていました



5秒で何が出来るか…


即座にゴーグルとマスクを装着しつつ

シェルターか神社側に走る

距離があったらうずくまってザックの影に入る

考えられるのはそのくらい



1分歩くとまごころの塔・大御神火祭斎場

少しでも物陰になるでしょうか


更に1分の距離に二の池分岐・シェルター①

王滝頂上から移設されたもの

ここまで神社から5分 150m


30人用 秋田の東光鉄工製


30人も入れなそうですが

空身でぎゅうぎゅうになればなんとか?


このような意見も出ています

シェルター並みの避難小屋が

作られれば理想的ですね


13:15 シェルター② 日陰で14℃

こちらは一方が壁で倉庫のような作り

30人収容


剣ヶ峰はすぐそこ 気圧低いので呼吸を深く


13:25 退避施設 ※もと剣ヶ峰山荘

シェルター③④  ②と同型 ※もと頂上山荘跡地


慰霊碑・シェルター⑤⑥⑦30人×3基

高見澤コンクリート製


13:30 剣ヶ峰3067m 20℃65%

御嶽神社頂上奥社 一等三角

シェルター⑧ カマボコ鉄板30人用

t=03:05 標高差=907m


月のクレーターのような一ノ池

かつては水を湛えていたといいます


14:00 往路下山

14:10 ニノ池分岐

14:15 王滝頂上

14:50 九合目

15:05 富士見石

15:25 金剛童子

15:55 田の原

t=01:55


17:15 下山後は桟かけはし温泉へ

がたぴしとひなびた感じが旅情をそそります

¥700 9:00〜21:00 不定休


源泉である冷泉(鉱泉)と それを沸かした

温泉とが同時に楽しめるユニークな浴槽

秋山郷の楽養館赤いお湯に似ています

猫もいっぱいいてゴロゴロ

ここはオススメ


天気に恵まれた山行でした


山岳指導員 高波太一