前回の腰痛予防対策、如何でしたでしょうか⁉️
しっかりと実践して頂ければ、『少し前から座っていると腰が…』なんていう方には効果が出たのではないでしょうか⁉️慢性的に辛い腰痛(座位タイプ)をお持ちの方でも、少しは効果が出たのではないかと思われます(と、信じております
さて、前回は座ったままの姿勢、つまりあまり動いていないで出る腰痛でしたが、今回は動作時の姿勢に関しての対策をお伝えしていこうかなと思います(σ・∀・)σ
動作といっても沢山ありますので全部はご紹介出来ないと思うので腰痛で良く耳にする動作を中心にお伝え出来ればと思います。
まずは何と言ってもギックリ腰で有名なリフティング動作(何かを持ち上げる動作のこと)について。
この動作をする際に気をつけたいのが股関節の使い方です。
では下の2枚の画像を見てみましょう。
一方下はというと背中が真っ直ぐになることで骨盤が前に傾き、太ももとお腹のの隙間が埋まっています(股関節の曲がりが深い)
この股関節の曲がりをしっかり出すことで背面の筋肉が引き締まり、今流行りの筋膜や靭帯という筋肉とは少し性質の違う支持組織にテンションを掛けることが出来ます。
つまり筋肉だけで上半身をリフトアップさせるのではなく、筋膜・靭帯も使って上半身を釣り上げる感覚。
ギックリ腰を繰り返すのには理由があって、ほとんどの人は上の写真のように筋肉に負担をかける方法をとっています。そもそも背筋達に上半身の重量を持ち上げるだけの力は備わっていません!
良くギックリ腰になるのは筋力が足りないから、腹筋・背筋を鍛えろと言いますが、果たしてこれは事実なのでしょうか?僕は訪問リハビリで寝たきりに近いご利用者様を担当させて頂いたことがたくさんありますが、本当に腹筋・背筋が筋力低下を起こしている方々は座ることさえままならず、だんだん体が傾いてしまいます。普通に歩いて、家事して、仕事してる人が本当に腹筋・背筋が弱いのか?
僕はギックリ腰というのは、筋肉に負担をかけないリフティングを知らない人が多いから何度も繰り返してしまうのだと思っています。
適切に身体を使ってあげればギックリ腰の回数は確実に減ると思いますv(^-^)v
次回もう少し詳しくお話致します。