以前、カーポートの固定資産税について質問がありました。
固定資産税とは毎年1月1日の時点で、土地や家屋といった固定資産を所有している人に市町村が課す税金で、マイホームや土地を所有している人は毎年必ず払うことになっています。
質問があったのはカーポートは固定資産税の対象になるかどうかです。
一般的に、課税対象になる建物は次の3つに当てはまるものです。
① 屋根があり、3方以上外周壁や建具で囲われていること
(外気分断性)
② 基礎等で土地に固定されていること
(土地定着性)
③ 居住、作業、貯蔵等に利用できる状態にあること
(用途性)
ですので、
こういった壁のないカーポート
このタイプは固定資産税の対象外です。
一方、こういった外周を囲まれたカーポート
このタイプは固定資産税が掛かります。
また、物置を設置する場合は、上記②の土地に固定されているかどうかなので、
このように土地にしっかり固定されていれば固定資産税が掛かります。
でも同じ物置でも
このように土地に固定されていなければ、固定資産税は掛かりません。
なんだか不思議ですが、そう決まっているんです。
ただ、固定資産税が掛かるタイプでも掛からないタイプでも、どちらも建ぺい率(その土地にどれ位の面積の建物が建てられるかの割合)の対象にはなりますので、そこの注意は必要になってきます。
カーポートの建ぺい率については、次回改めてアップしますね。
高田