(長谷部)うどんだな
(燭台切)それなら僕に
「待て、主の身体は俺が治したいんだ。
俺がうどんを作る。
燭台切はそこで見守っていてくれ。」
「オーケー」
(長谷部)
食塩水作って 小麦粉に注いで
手でかき混ぜる
「麺から作るんだね」
(長谷部)
そう生地を捏ねて
ふんふんふんふふんふん×2
「長谷部くんよく知ってるね」
(長谷部)
いやなんとなくだ 間違ってたら教えてくれ
「了解」
(長谷部)
それから 寝かさなくてはいけないよ
「寝かす!?」
「そうだね。1時間」
(長谷部)それはダメだ 1時間も待てないよ
「はい。そんなこともあろうかと」
「何故!?」
(燭台切)
今日の晩御飯に 作ろうと思っていたんだ
「ありがたく使わせてもらおう」
(燭台切)
生地にビニール敷いて 踏みつけるんだよ
「主の口に入るものを踏むなんて…!」
(燭台切)
踏んだ方が コシのあるうどんが
出来るからね 頑張って
「よし、次は…また寝かさなくてはいけないな…。寝かす!?まさか…!」
(長谷部)
打ち粉を振って 棒で伸ばして
畳んで 切る
見てくれ 燭台切
(燭台切)麺ができたね
「さて、具はなにを乗せるべきか…。
美味しくて体に良いものがいいだろう。」
(鳴狐)
「あ ぶ ら げ !!」
きつねうどんが嫌いな方は いらっしゃらないですから
そうだね
(長谷部)
油揚だな それは名案
確か冷蔵庫に
「三日月!?」
(三日月)
うどんの具なら 卵がいいんじゃないか