友と再会してからあらゆるものが頭をかけめぐる。
思い出と、これからへの期待だ。
昔を思い出しても寂しくなるだけだから、思い出すことを封印していた。
今はどれだけ思い出しても寂しくない。
だから、ベッドに入ってからもあれこれ考えて1時間は寝れない。
毎日睡眠不足でも、また眠れない。(俺はどんだけ友が好きなんだろう。
きっと前世は夫婦だ・・・笑)
そして、ブログに書きたいことが山ほどある。
封印がとかれた反動だろう。
有り過ぎて何から書いてよいか分からない。
でもゆっくり書こう。あせることは無い。
実は、友との再会のきっかけを僕に作ってくれた人がいる。
このことは順序としてどうしても書いておきたい。
その人は、小学校の時の親友の清水君だ。
ちょうど、去年の5月3日。僕が高槻ジャズストリートに出演したあと、ギターを片づけていると一人のおじさん(ゴメン)が声をかけてくれた。
「中馬君やんなぁ。清水です。覚えてる?」
あまりのことに一瞬なんだか分からなかった。
清水君は小学校5~6年の時、毎日遊んだ親友だったが、6年の終わりに彼が京都に転校し、それ以来会ったことがない。
つまり30年振りの再会だ。
目の前にいるのは、背が高くなって、顔にはしわが入ったおじさん。
でも、目だけはあの頃のままだ!
「清水君?!覚えてるよ!!探してくれたんや!!ありがとう!」
小学校の頃は男も女もなく、みんな友情で結ばれていた。
変ないじめもなく、皆が仲間のことを思った。
僕はそんなピュアな小学校時代が大好きだった。
お互い、小学校の頃はアニメ好きで、そして外で遊ぶ仲間で、音楽の話なんてしたことが無い。
でも、彼も中学からずっとバンドをやっていたんだという。
しかもパンク系だ・・・(笑)
そんな彼が数年前、思い出の塚口に仕事で寄った時、共通の友人だったゾンビに僕のことを聞いたらしい。
「中馬はずっと、バンドやってたでぇ・・・」
それから彼はネットで僕のことを検索し、ダメもとで見に来てくれた。
どれだけ勇気がいったことだろう。
僕がどんな人間になっているかも分からず、そして彼のことを覚えていないかも知れない。
話しをしても、話が合うかどうかも分からない。
お互い良い思い出のまま置いておいた方が良かったかも知れないんだ。
それでも彼はおっさんになった今、会いにきてくれた。
今でも彼とは月1回は会う。
僕は、そのことで感じてしまったんだ。
昔の友達が会いに来てくれることがどれだけ嬉しいか。
そして数十年の時を経て、また友達でいられることがどれほど幸せなことか。
僕が今回、友に会う勇気を持てたのは、彼のおかげなのかも知れない。
それほど、友に連絡をとるのは勇気がいった。
彼が身を持って示してくれなければ、僕は一生その勇気が持てなかったかも知れないんだ。
ありがとう、清水君。
ガムシャラにやって来た僕だけど、最近、折れそうになっていた。
でも、ここぞという時に、数十年の時を経て助けてくれる、天使のような友たちがいる。
僕はバチが当たりそうなくらい幸せ者だ。