僕は夕焼けを見るのが大好きだ。
それこそ、20代~30代の頃は夕焼けを見るためだけに週末は出かけていた。
特に、好きなのが暮れかけの最後のひととき。
紫からピンクのグラデーションの静かな空…。
そこに浮かぶ雲たちが、太陽の反射で空一杯に燃えるような花を咲かせる…。
夕焼けは自然が創る最高の絵画だと思う。
しかもこの絵画は、
貧富の差もなく、
人種の差もなく、
すべての人が平等に見ることができる。
世界のニュースを見て、世の中を憂う時でも、夕焼けを見るとこう思える。
「世界にはこんなに美しいものがあるじゃないか。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃない…」
そんな夕焼けに一番合うと思う曲は、
ルイ・アームストロングの、
WHAT A WONDERFUL WORLD
まさに
「なんと素晴らしい世界だろう…」
自分も含め、人は同時に善であり、悪であると思う。
夕焼けを見て、1日の終わりを嘆くこともできれば、明日への希望を感じることもできるように、それは見方しだい。
人の善の部分に目を向けて生きて行きたい。
その連鎖が、本当のワンダフルワールドを創ると信じている。