再生

今、The wanderersを再生させようとしている。

そんな中、勢いで新曲も出来た。
その曲はどこから聴いてもwanderers…。
昔のメンバーもそう認めてくれた。

それで、wanderersとは何だったのか考える事ができた。

カテゴリーで言うと色々あるんだろうけど、
根本は「青春の音」だと分かった…。
２６年経って変わらない共通項を探して、初めて分かった。

青春の勢い、
青春の危うさ、
青春の切なさ、
それがあれば何だってwanderersになるし、無ければならない。

昔、PUNKというカテゴリーに、はめられる事が嫌だった。

PUNKは音楽性が無い。
PUNKは踊らせないといけない。

若かった僕は、そんなカテゴライズがとことん嫌になり、wanderersを続けられなくなった。

解散ライブの日の、ファンの子の「ホントにやめるの？」っていう寂しそうな顔が、今でも忘れられない。

売れる事が目標であれば、そのまま続ければ良かったんだろうけど、僕は音楽に対しては真剣に向き合っていたかった。

今になって再生なんて調子がいいな。
と、思われても仕方ない。
その十字架は忘れてはいけない。

だからこそ、しっかりした事がしたい。

そうでなければ、あの時にやめて旅をした２６年間が、何の意味も無くなってしまうから。

それが果たせないと思うなら、the wanderersはやらない。

懐かしのオヤジバンドじゃないんだから。