バディ・ホリーのバンドだったクリケッツのCDを買いました。





あえて、バディ・ホリーのバックバンドと言わなかったのは、クリケッツはバディ・ホリーのデビュー前からの地元のバンドメンバーだったらしく、メジャーデビュー後もレコード会社は「バディ・ホリー&ザ・クリケッツ」ではなく、「クリケッツ」としかクレジットしなかったといいます。(バディ・ホリーの名を冠するようになったのは没後)


だから、バックバンドというのは少し違っていて、やっぱり「クリケッツ」というアーティストだったんだと思います。



クリケッツで唯一固定メンバーだったのはドラムのジェリー・アリソンで、バディ・ホリー存命時のユニークなアレンジも彼によるところが大きかったのではないかと思います。

(ロックンロールにこんなドラムをつけようなんて、当時一体誰が思いつくでしょうか、、)




クリケッツといえば、幾多のアーティストがカバーした「I Fought the Law」のオリジナルバンドです。

(ギターのソニー・カーティス作)



また、ビートルズ(かぶと虫)は、クリケッツ(コオロギ)にリスペクトしてつけられたバンド名だというのは有名な話ですね。



そんなクリケッツ。

1959年のバディ・ホリーの没後も活動を続けていたのは知っていましたが、CDを買うまでには至っていませんでした。

(ボビー・ヴィーがクリケッツとコラボしたCDは持っていましたが)



今回、買おうと思ったきっかけはこの曲に出会ったからです。


カッコいい!!!


この曲はバディ・ホリーのバージョンもありますが、それとはまた違うバンドサウンドになっています。


バディ・ホリーによく似たボーカル(アール・シンクス)の存在も、他の曲を聴いてみたくなった要因でした。



そして、バディ・ホリー亡き後のクリケッツ最大ヒットのこの曲も、調べものの中で初めて聴きました。
(イギリスで62年1月に5位にランクイン。アメリカはチャートインせず)

↑この曲は今回のCDには入っておらず、もう一枚の到着待ちです😅


この曲を聴くと、クリケッツがビートルズに影響を与えた、というのがよく分かりますね。


まだデビュー前(62年10月デビュー)だったビートルズがこの曲を聴いて何を思ったか、想像が膨らみます、、


実際ビートルズは1963年にこの曲を録音し、ラジオで放送していました。

ほぼクリケッツバージョンなところがリスペクトを感じます。




さて、僕は普段オールディーズに詳しい体にしていますが、バディ・ホリーが大好きでもまだこんなレベルです。



これから時間をかけて、色んなアーティストのアルバムレベルまで探求してみようかな、という気持ちが芽生えました。


きっと素敵な出会いが待っているような気がします。


chuma@WDRS