なぜ人は笑顔を見ると心が和むか。


それは相手が自分に完全に敵意がないということを感じるからだと思っている。



「笑う」というのは最も息を吐き切る行為だ。


空手などを見ていても分かるように、人間は「はーっ!!」と息を吐く時に最も力が出るので、戦闘モードになれば瞬発力を出すために息を吸い込んで止める。



笑うというのは、攻撃しようと思っても力が残っていない状態だ。


「腹筋痛いww」くらい笑っていたら戦闘どころではないだろう(笑)




そして、人は「あ、い、う、え、お」の口の形で、「え」の時が最も息を吐きやすい。


これは気道や、口内の形に「え」が最も近く、抵抗が少ないからだろう。


実際やってみると「え」だけ息がスカスカに通るのが実感できると思う。




笑顔の時、口は「え」になっている。


つまり、最も息を排出しやすいモードになっている訳だ。




このようなことから、息を吐き切ろうとしている笑顔を見るだけで、人は安心感を感じるのだと思っている。


それは「自分に敵意がない」、つまり愛されていると感じられるからなのかも知れない。




自分のことに精一杯になると、笑顔を忘れる。


でもたったこれだけのことで人を幸せに出来るなら、いつも笑顔でいたいと思う。



そして、それは作られたものではなく、


本当にあなたのことが好きですよ、


という気持ちから生まれる自然な笑顔でありたいと思う。


chuma@WDRS