『まんまる』 さっちんです
ベビーマッサージを受けた４ヶ月の乳児が死亡したというニュース。
「施術後に乳児が死亡」 読売オンラインより
この報道を耳にした方の中にはベビーマッサージを危険と感じられた方もいるのではないでしょうか？
でも、ここでハッキリとお伝えします！
ベビーマッサージは危険ではありません！
この事故のことを調べてみると、赤ちゃんの首をひねり、「免疫力を高める」「夜泣きがなくなる」「背骨のゆがみを治す」「便秘やアトピーも治る」…と宣伝し、無資格の方が直接、赤ちゃんに施術していたようです。しかも１時間もかけて行っていたようです。
赤ちゃんの首をひねったり、からだをまっすぐに伸ばさせるなんて、解剖学を学んでいたら危険であることは明確。
まだまだ臓器も筋肉も骨格も未熟な赤ちゃんになんてことをするんだろう。
看護師であり、ベビーマッサージを伝える人間として、そして何より親として、
私、怒っています。
「免疫力を高める」「夜泣きがなくなる」「背骨のゆがみを治す」「便秘やアトピーも治る」というキャッチコピー。
私だってアンテナがピンと立ちます。
まさに、その状況で悩んでいる親ならば藁にもすがる思いかもしれません。
だからこそ、どんなサービスを受けるときも、商品を購入するときも提供者任せにするだけでなく、自分の目で見て判断していくことが必要な時代なのかもしれません。
誰でも信用するな！まずは疑え！ってことではありませんよ。
そして、もうひとつ残念なこと。
この報道に関連して、
ベビーマッサージの効果について科学的根拠に乏しいとか、科学的根拠はないと伝えられている記事をいくつか目にしました。
記事にされている方に聞きたいです。
記事にする以上、その記事を読んで信じる方がいることを忘れないでほしい。
発信者としての責任をもっていただきたい。
科学的根拠はあります！
またベビーマッサージに関連した事故
・赤ちゃんの皮膚が剥けた
・股関節が外れた
・オイルにかぶれた
・オイルで滑って、赤ちゃんを抱っこするときに落としてしまった。
なども記事にされていました。
どんなことにも注意事項ってありますよね。
挙げられていた事故（？）は知識があれば起こる可能性が低い・・・というかない。
オイルのチェックのこと、マッサージの方法や強さ。
それをベビーマッサージの教室では学べるはずですよ
今回の報道から私がいちばん伝えたいこと。
ベビーマッサージは親子のスキンシップです
赤ちゃんにふれることをやめないでください。
看護師、ベビーマッサージアドバイザー 長山幸恵