ポートランドからこんにちは~
さて、いよいよ口腔外科での手術の日。前日までに数回チャットで術前注意事項が送られてきており、それを熟読してから行きました。全身麻酔の予定だったので、8時間前から絶飲食。これが辛かった…朝ごはん抜くのは良いとして、朝から一滴も水分摂れないのは辛い!特に今の時期結構乾燥しているので、朝起きてすぐに水やお茶を飲む私にとって数時間飲めないのは地獄でした(当日の歯磨きはok!)
病院には夫が付き添い。麻酔するので自身での運転や公共交通機関は不可。部屋の中は、見た目は普通の歯医者と同じだけど、普段ないような機器や点滴なども周りにたくさん置いてありました。
ドクターから改めて問診があり、どうして歯を抜かなきゃいけないのか、そのほかの親知らずのことや麻酔のリスクなどで計30分ほど。麻酔ははやり多ければ多いほどリスクが高くなり、稀に死ぬこともありますとか言われたので、今回は全身麻酔だけど、完全入眠ではなくリラックスできる程度に量を減らしてもらいました(それでもたぶん多い)なので、ガヤガヤしている音は常に聞こえていた感じです。
すべて英語なこと、異国の地で抜歯しなきゃいけないことなどの緊張でゴリゴリに固まっていましたが、ドクターのサポートをしていたナースがちょっと笑かしてくれたり。
「ではキャップつけるわね」(手術用キャップ)
「サングラスもどうぞ」(眩しさを和らげるため)
「スペースヒーローみたいよ」(なんのこっちゃ?)
「キャップしてるから、ランチレディでもあるわね。スペースヒーローランチレディよ!」(なんじゃそりゃ!)
「はいあーん。美味しいピナコラーダ(味)よ~」(ジェルタイプの麻酔を舐めさせられる)
みたいな、ちょっとクスっとしてしまうようなことを言ってリラックスさせてくれました準備になんだかんだ1時間くらいかかり、ようやく麻酔スタートしてしばらくしたらなんとなく周りがガヤガヤしているけど意識が遠いところにいる感じでした。で、気づいたら終わってた!
トントンとされて、終わったよーはい、安静室行くよーと歩かされ(一応支えてくれる)、そこで横になっていると夫のお迎えが来ました。でもすぐに帰されるわけではなく、ナースが一応近くにいて10分、15分くらい様子を見たのちにリリースされましたこのころにはゆっくりとだけどサポートなしで歩くのはOK。入眠で抜歯したお友達は意識朦朧としたまま車いすで車まで運ばれたと言っていたけど、私はそこまでじゃなかったので大丈夫でした。その後処方薬をもらいに行った時も、うまくしゃべることはできないけど、自分で指示聞くことも
手術が無事終わり、その後6時間くらいはずっと止血のために脱脂綿の交換を30分毎にしていました。抗生物質と痛み止めを処方されたので、そちらは指示に従って時間を少しずらして服用。ちなみに、痛み止めは2種類だされており、一つはイブプロフェン。もう一つはタイレノールが入っているのですが、こちら医療用麻薬も入っているもので相当強力なもの私の場合鈍痛はあったものの激痛は一切襲ってこなかったので、結局こちらの強いほうの薬は飲まずに終わりました(中毒の危険もあるので、服用の場合は容量を守ることが厳しく書かれており、後日保険会社からもこれに関する手紙が届きました!)
出血はその日のうちに止まり、痛みも本当に鈍痛のみ。腫れも、触ると左頬がちょっと出っ張ってるなみたいなのはありましたが、見た目は分からず。なので、夫に「ねぇちょっと腫れてる!」と言ったけど、「いつもと変わらないよ」と言われました。それって、いつも腫れてるって言いたいの?ねぇ?
↓ずっとアイスパックを当ててるのがしんどかったので、手ぬぐいでぐるぐる巻きにしたところ、夫に「どろぼうみたいだね」と言われました。どろぼうってこんなんする?なんか違くない??
今回処置してもらったドクターは女医さんでしたが、とっても優しくて、そしてとっても上手だったと思います。腫れもなし、痛みもなしなのは、本当にうまいんだと思うよー!とみんなから言われます。
今回唯一残念だったなと思うのは、抜いた歯を見れなかったこと。虫歯がどんなふうになっていたのか、大きさや形がどうだったのか、見てみたかったなぁー。最初に見たいと言っておけば良かった!とこれだけが後悔です。見たらもうポイしてもらってよいんですけどね(笑)
そんなこんなで無事抜歯が終わったので、地元歯医者に戻ってお次はその隣の歯の虫歯治療です(親知らずに接触していた部分のね)
続く。