GeForceRTX3070 JetStream LHR版 インストール | パソコンで人生を100倍楽しめ!

パソコンで人生を100倍楽しめ!

自作PC/3DCG/ビデオ/音源/プログラミング少々。

GPU(GeForce RTX 3070 JetStream)インストール完了しました。これまで使ってたGeForce GTX960のTDP(消費電力)120Wより倍の250W、その分メモリが4倍の8GB。

GeForce RTX 3070 JetStream_01

 

使用目的は3DCGの映像制作です。主なツールは、Blender、Unreal Engine、DaVinci Resolve(ダビンチ リゾルブ)、AdobePremia、Aftereffets、ACID Pro、Visual Studio、など。今後NVidiaOmniverseを使えたらと思います。

RTX3070に変えたら爆走PCになったという事はありません、安定して幅広く確実に作業ができてます。

レンダリングを試しました。下の絵は3DCGのテクスチャーノードを組んで人体モーションデータも入っています。180コマ(30fps)FHD画質のレンダリングを試したところ、GTX960(2GB)では4時間ほどかかるところRTX3070では1時間弱で完了。

GeForce RTX 3070 JetStream_AA

 

◇RTX3070(LHR版)を選んだ理由

GeForce RTX 3070 JetStream_03

LHRとはマイニング機能制限です。

 

★RTX3070

・「RTX3000クラス」はレイトレーシングに対応。

・NVidiaOmniverseが使える

・Palit製は他のメーカより安価で性能に問題がないこと。

・(下図)性能目安がRTX3080と僅差であること。

・DCCソフトや動画編集ソフトに連動して幅広く対応。

・ゲームエンジンUnreal Engineの推奨スペックをクリアーしている。

・Blenderでのモデリングやカルプト作業の表示速度の安定が望める。

・レンダリング速度はRTX2080TIより優秀で安価。

・消費電力と値段のバランスが良い。

GeForce RTX™ 3070 JetStream_02

DCCとは3DCGの作成ソフトの総称です。

 

★RTX3090

現在最上級のGPUで、レンダリングにおいてはかなり恩恵があります。

しかし、高価すぎるのと消費電力が難点です。

 

★RTX3080

PTX3090とやや同じ理由があります。

 

★AMD Radeon RX 6000 シリーズ

Blenderにおいて、現在はGeforceの方が有利です。

RTX3070_04

RTX3070_04A

RTX3070_05

URL:ドスパラGPU比較

 
※クラウドレンダリング
容量の大きなレンダリングは、有料のクラウドレンダリングを視野に入れています。

 

 

◇セッティングに難航!

 

・症状

GeForce RTX 3070 を設置してPCの電源を入れると「ピー・ピピ」(長・短・短)のビープ音。そして起動する気配もなくBIOSにもれません。電源とGPUは光っています・・・。

RTX3070_01B

 

・解決

調べると「グラフィックカードの接続の問題」ではないかと判明。ディスプレーとPCを繋ぐ、予備のHDMIケーブルを交換すると難なく起動。以前から感じていることですが「部品のスペック=精密度」となり、多少の事でもスルーせずエラーになるようです。

HDMI_01HDMI_02

 

・参考

RTX3070のメインポートは、「PD1.4(ディスプレーポート)」×3、「HDMI」×1です。GeForce RTX™ 3070 JetStream_05

「DP1.2」は4Kまで、「DP1.4」は8K対応です。

DP1.4・ディスプレーポートディスプレーポート

 

使用しているディスプレーがQWHD(2K)なので、「DP1.4」を選ばず「DP1.2」を入手しました。PBケーブルは、Amazonなどで購入した方が安いようです。

 

◇GeForce GTX960を振り返る

GeForce GTX 960 JetStream

GTX960は、メモリが2GB、TDPも120wですがかなり優秀だという事がわかりました。一度も故障はなく、使っていてストレスを感じたこともありません。

DCCツールのモデリングなどで、マシーンを安価でアップグレードさせたい時は、GTX 1650 4GB以上で充分に力を発揮すると推測します。

 

3DCG作成は、第一にCPUの性能を重視します。

 

GPUの役目は、レンダリング速度やリアルタイムレンダリングに力を発揮しますが、CPUは、PCの基本的なのパワーとパーティクルなど物理演算系の力の源です。また、CPUの交換となるとマザーボードもペアになってくるので、その分、出費もかさみます。そこで、第一優先はCPUと言えます。

次に、メモリ容量とその種類(速度)が必要で、その次に、記憶装置も「SSD」から、GEN3以上の「M.2」を使うのが賢明だと思います。

M2 4gen

 

★PCアップグレードの優先順位

①CPU(シングルコア性能も重要ですが、マルチコアでスレッド数の稼げるもの)

  マザーボードも選ばなければなりません!

②メモリ(スペックに合ったもので16GB以上)

③記憶装置 M.2_GEN3以上

④GPU(最低でもGTX 1650 4GB以上、メモリが6GBあればなおよい)※これ良いかもですrtx3050

 

 

★CPU性能比較_参考

Intel CPU

AMD CPU(APU)

 

電源は余裕を持たせてください。PCに取り付けた機器を含めた消費電力の2倍が目安です。例えば、選んだ電源に容量1200Wあったとしても使える範囲が1200Wというだけで、常に1200Wを使うわけではありません。このワット数は電気代に影響する数値ではないという事です。またスペックは、ゴールド以上を選ぶ事を勧めます。

 

◇編集後記

1昨年前の暮れ、NVidia RTX3000シリーズが登場。
同時期にAMDのCPUとGPU「Radeon」の発表もありました。

R

 

当時、AMDのCPUを新調したばかり。そこでGPUもAMDで揃えようと思ってRadion6000シリーズに期待していました。しかし、蓋を開けるとGeForceと比べて今一つ伸び悩む結果となりました。

 

ところが、最近のAMDのCPUの新作はアーキテクチャを変更、クロック数が上昇して消費電力は下がり、処理速度がまた向上しています。

どうも購入のタイミングが合わずで、ため息の連続です。

Ryzen9

そこで、

新しいものばかり追いかけてていても仕方ない。現在所有しているPCは、作業に必要なスペックがクリアーできるかどうかを基準に考えるようにしました。

 

結論!

今のPCは上出来です。以前使用していたもと比べても格段にグレードアップしています。

このスペックに見合った以上の作品を作り、フル活動してもらいます。