物を捨てられない女たち① | 創造と表現の喜びあふれる人生へ意識のエスコートを……氷室ユリのブログ@福岡

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自分を自由にできるのは本当の自分だけ。アート、香り、カードワーク、そしてモノヅクリを通してあなたの世界に輝きと深化を。

最近、私の周りで、断捨離の話や、

物を捨てられない・片付けられないというお悩みを

よく目に、耳にします。

 

私のところにご相談に来てくださる方の中にも、

「汚部屋なんです……」

と、肩を落としてお話になられる方がチラホラ。

 

ご本人がそれで良ければ、

そのままでいいと私は思っています。

私は、片付けられない人に対して寛容なのです。

 

だけど、そこに遊びに行きたくはない(笑)

一緒には暮らせないかな。

 

大量のが発する、圧力のような雑多なエネルギーが苦手です。

混沌が面白いこともありますが、その域を超えた圧を、

物が溢れた部屋は抱えています。

 

そして、衛生面が気になります(^_^;)

床が見えないほどに物が散乱しているということは、

間違いなくお掃除は疎かになっているでしょう。

 

私もそのときの都合に合わせて手抜き掃除もするし、

四角い部屋を丸く履くときもあります。

でも、一応、「掃除」と言えるレベルのことはしています。

 

しかし、片付けられないと嘆く知人の家を

ちょっと覗かせもらったときに見た光景は壮絶でした。

「掃除」に取り掛かる前に、前段階の作業が必要で、

やはりお世辞にも清潔だとは言えないものでした。

 

大昔、その知人の家の片付けを、一度だけ、

やむを得ない事情で3時間ほど手伝ったことがあるのです。

引っ越しまでのカウントダウンで、逼迫している状況を

見るに見かねてのことだったと記憶しています。

 

そこには丸く履くスペースがありませんでした。

そして、家具と家具の隙間に、レシート、スーパーのレジ袋、

何に使ったかわからないティッシュを丸めたもの、靴下などが

埋め込むようにぎゅうぎゅうに突っ込まれていたのです。

 

まずは、それを引っ張り出すところから作業は始まりました。

 

当時、まだまだうら若き私には、ショッキングな体験でした。

そこに病的なものを感じたからかもしれません。

少なからず、身近で接していた人の心の中の

見てはいけない物を見てしまった……

そんな気がして、泣きそうにもなったのです。

それを受け止めるには、その頃の私は未熟でした。

 

片付けられない、部屋はごちゃごちゃしている……

だけど、外では小奇麗にしている。

しかし、このタイプの人はとても多いのです。

この方もそのタイプでした。

濡れたような美しい黒髪が印象的な、とてもステキな方でしたが。

 

人は見た目だけでは本当にわからないものだと、

この方を筆頭に、何度思ったことか。

あまり好ましいとはいえないこのギャップ、惜しいなぁ、と。

そういうことに出くわすと、以前はなんとなく切なく感じたものです。

今も、そこまではないにしても、複雑な心境にはなります。

 

でも、それでご本人がOKであるなら、

もちろん、改善を促すことなどはしません。

要らぬお世話ですものね。だから、寛容です。

 

ただ、ご本人が、そのことが原因で

何らかの支障を感じていると口に出されたときは、

環境の見直し、してみたら?とは言います。

 

セッション時にそれを仰る方も多く、

これまでに私が伺った「支障」も様々で……

 

・足の踏み場がない。床が見えない。

・テーブルや机の天板が見えない。

・目的の場所へ回り道を要する。(屋内で、です)

・処分するために詰めた箱が積まれていて狭い。(捨てられない)

・何をするにも、まずは片付けや道具を探すところから

 始めなければならないので、時間を無駄にしている。

 もしくは、面倒で物事が進まない。

・色んな所のドアや引き出しは開かない。(その前に物を置いている)

・物が見つからないから、無駄な買い物をしてしまう。

・帰宅すると乱雑な様子にうんざりする。疲れる。イライラする。

・ベッドは物置になり、床に寝袋で寝ている。

 

いかん……

書きながら、息苦しくなってきました(笑)

 

散らかっていても、ご本人が快適であるならいいのです。

でも、そうでないときは……

1つだけ、気づいてみてはどうかな、と思います。

 

その乱雑な空間が、あなたの大事な物を奪っているということ。

 

時間、労力、快眠、心と実際のスペース(余裕)、視界、

自己評価、心の平穏……時にはお金も。

 

なぜ片付けられない、捨てられないのでしょうね。

長くなったので、続編はまたいつか。(*^_^*)

(あ、ちゃんと近日中には書きます……あせる

 

片付けのプロではないので、その手のお話はしないけど、

私が出会った「片付けられない・捨てられない」皆さんのこと、

後日、少し書かせていただこうと思います。