さて、後半です!>< 要するにこちらが結論部分になります^^;


前半の検証編をまとめ、かつ発展させて重妄想してみると…


・エヴァパイロットは特定条件(プラグ深度規定値オーバー、プラスでエヴァはシン化、マイナスで獣化)を経ることで、使徒認定され得る存在となる(不老化、エル結界の無効化、これがエヴァの呪縛)。
・エヴァもまた、パイロットが使徒化認定される存在となることで、光線使用などが可能な使徒同様の存在となる。これをエヴァの覚醒という。
・使徒はゼーレにより管理された異星生命であり、エヴァ同様、エネルギーの凝縮体である巨大な肉体で構成され、ATFの発生源となり魂となるヒト型の制御ユニットと融合することで、劇中の各使徒のような活動可能な固体となる。この管理ユニットこそカヲルであり、序の月面の柩には複数のカヲルが存在し、第4以降の使徒にも搭乗していたと考えられる。また、カヲルたちは月を中枢として(地球飛来以前からの)記憶を共有しており、これを模したのがネルフ本部の機密領域で生み出されたアヤナミシリーズとフィードバックシステム(Qでアヤナミ(仮)が浸かってたカプセル=旧作でのダミーシステム中枢)である。
・インフィニティとは、使徒が始祖との接触ないしは使徒複数の融合によって進化した存在である。リリンからはアダムスと呼ばれている。エヴァで言えば擬似シン化形態に当たるが、恐らくはインパクトを経る事で真のインフィニティ化=アダムス化=恐らくは始祖化が達成される。
・槍はガフの扉の開放に伴うインパクトの進行を司る能力を持ち、ロンギヌスの槍はガフの扉の開放に貢献するなどインパクトを促進でき、カシウスの槍は開かれたガフの扉を安定させるなどインパクトを制御できる。またいずれも始祖およびインフィニティに刺すことでその活動を制止できる。エヴァ第13号機およびカヲルの覚醒は、解放された2本のロンギヌスの槍のインパクト促進機能に促されてのものである。
・始祖そのものの呼び名がリリスであり、ジオフロント・ネルフ本部・セントラルドグマ・黒き月の第2使徒以外に、南極でセカンドインパクト時に失われた白き月のリリスも存在する。
・インパクト発動には、リリス1体、槍2本、使徒4体(使徒の肉体・制御ユニット・覚醒エヴァ・使徒化したエヴァパイロットのいずれか4体)が必要である。最低でも2体の使徒がインフィニティ化し2本の槍を操り、さらにリリスと融合することでリリスに成り代わり、ガフの扉を開きその彼方へ向かうことでインパクトが完遂される。真にリリスとなった使徒は新たな生命を生み出す存在=神となる。


・元来地球は黒き月を宿し、黒き月のリリスより人類他の生命が生じていた。
・ファーストインパクト=月の誕生を伴う大隕石の激突の際、南極に使徒側のリリスを宿した白き月が埋め込まれた。誕生した月は元々白き月のキャリアであり、12を超える多数の使徒と管理ユニットもキャリアに安置されていたが、キャリアの中枢たる白き月は地球に埋没してしまう。
・白き月にはゼーレの本体が安置されていた。ゼーレは使徒側のリリスとの契約により、使徒たちをインフィニティ化し他星のリリスを失わせ新たな生態系を構築する=神殺しを行う人類補完計画(ここでいう人類とは使徒のこと)を企図していた。白き月ごとキャリアと隔絶してしまったゼーレは、キャリア内の使徒の目覚めを待ちながら、計画進行の手足とすべく、地球の人類=リリンに文明を与えることとなる。

・セカンドインパクトは、目覚めた(あるいは目覚めさせられた)4体の使徒が月より南極へ飛来したことに始まる。使徒側のリリスとの接触によりインフィニティ化=白色の光の巨人と化した4体の使徒の内、2体とその管理ユニットがインパクトを発動させ、結果、ガフの扉を開き南極の白き月を浮上させた。しかし、残る2体とその管理ユニットが槍でインパクトを制止。インパクトを起こした2体と使徒側のリリスは形象崩壊。残り2体の内、1体は日本?の市街地へ到達し(序の冒頭の巨人の跡)、残り1体も含めて回収された。この時点で人類は第1使徒のカヲル=制止した使徒の管理ユニットと接触、人類側のリリスの存在を知り第2使徒に認定、さらにベタニアの永久凍土の下からファーストインパクト時に地球へ落ちた使徒を発見し第3使徒に認定する。ゼーレにとってのセカンドインパクトの主目的は、浮上した白き月をキャリアたる月に到達させ使徒たちを自らの管理下に置き、さらには使徒側のリリスを葬ることで使徒たちの向かう先を地球のリリスへ変更することであった。

・エヴァ建造計画はインパクトのテストのため地球の人類に擬似的な使徒を建造させる計画であった。エネルギーの凝縮体である肉体を暴走させぬように拘束具を用いたエヴァは、人類にはインパクトを起こした使徒に抗するための兵器として位置づけられることとなる。他方、ゼーレは同様の技術を用い、彼らにとっての真のエヴァ=インパクト発生のためのエヴァ=使徒の肉体をベースとしたマーク6を建造する。
・序~破までのエヴァと使徒の戦いは、対使徒兵器としてのエヴァの洗練であると同時に、ゼーレとしては地球のリリスと使徒を接触させることでインフィニティ化させるテストであり、またエヴァと使徒の融合などその他のインフィニティ化を検討する実験であった。計画書である死海文書により都合10体の制限をかけ、第12番目の使徒をもって実験は終了の予定であった。

・しかし、破においてシンジと初号機が覚醒、11番目の使徒の座が奪われてしまった。さらにはインフィニティ化に至り擬似的なリリスとなった初号機は、サードインパクトを引き起こしかけたことで月面の使徒たちを目覚めさせてしまう。期が満ちる前に月面に残る使徒たちがリリスに殺到することを避けるため、ゼーレはマーク6が投下したカシウスの槍で初号機を制止、封印を施し衛星軌道へ打ち上げる。さらに月面の使徒全てにマーク6同様の拘束具を施し、暴走を抑えようとする。しかし、やがて降下を始める多数の使徒=量産型マーク6。ゼーレは急いでいたヴンダーの開発を中断、オリジナルのマーク6=12番目の使徒とアダムスの器でありもう一本のカシウスの槍を携えた7号機のみをリリスの座すドグマに投入し、初号機が起こしたニアサードインパクトではない、自身らの計画による真のサードインパクトの発動を強行しようとする。
・マーク6搭乗のカヲルはゼーレの意に従い、7号機とのインパクト発動により自らがリリス=神となることで、シンジが幸せになる理想世界を作り上げようとしていた。使徒たちの母星ではかつて旧作EOEのようなシンジによる補完計画の発動があり、マーク6のカヲルはその頃の記憶を月面の柩=記憶の共有システムにより保持していたのだ。一方、ネルフ本部のLCLカプセルで眠りについていた第1使徒のカヲルには、システムから離れたことによるフィードバック不足により、記憶の共有が失われていた。目覚めた第1使徒カヲルの前に現れる、マリとアヤナミシリーズ。3人の幼児体のアヤナミを連れた少女体のアヤナミ(仮にリナレイとする)は、7号機の予備パイロットであった。セカンドの時同様リリンを慮り、7号機搭乗とインパクト発動を拒む第1使徒のカヲルに、別の使命があることを伝えるリナレイ。シンジを待つことがゼーレから第1使徒のカヲルに課せられた宿命であった。再び眠りに付く第1使徒カヲル。固有のオリジナリティを持ちながらもゼーレの命に従うだけのリナレイを、自由闊達な信条ゆえに睨めつけるマリ。
・その頃、ネルフ本部はニアサードインパクトに伴い閉鎖、ゼーレの指示でユーロネルフに接収され、ミサトらは拘束されていた。加地やマリの立場そのままにゼーレに通じつつも、反逆の機会を伺っていたユーロネルフは、迫る量産型マーク6の大群と始まったマーク6と7号機のドグマ投入を横目に、対ネルフ・ゼーレ組織たるヴィレとしての活動を開始、開発中のヴンダーを強奪する。ミサトらを解放した加地たちは、こっちの方がと面白がるマリと8号機の協力を得ながら、形成逆転のためさらにアスカと2号機をも解放。ユーロネルフ=ヴィレはネルフをインパクトを起こし人類を滅ぼす組織と公表し、初号機およびリリスを目指しインパクトを発動させようと降下する量産型マーク6の対処に、各国の通常兵器を差し向ける。
・加地・ミサトらはゼーレのインパクト阻止のためアスカと2号機をドグマへ降下させるが、時既に遅く、マーク6と7号機はリリスに接触、インフィニティ化した2機によりサードインパクトが発動してしまう。開いたガフの扉により、浮上していくネルフ本部と、白き月ごと地球へ引き寄せられていく月。巻き起こる大災害の中、マーク6にロンギヌスの槍を引き抜かれカシウスの槍ごと7号機とリナレイを取り込んで巨大化するリリスに、殺到する量産型マーク6。ロンギヌスの槍を携えたマーク6と群れ成す量産型マーク6に対峙した2号機・アスカの危機に、マリはもう一本のロンギヌスの槍を携えた8号機で乱入、加地はゲンドウらにも協力を要請する。ゼーレの詰問を受けていたゲンドウは己の計画のため、渡りに舟とばかり、マーク6のダミーシステムを起動。カヲルは機体の制御を奪われ、その隙にマリの8号機がリリスの首を落とした。マーク6はダミーシステムにより自らとリリスにロンギヌスの槍を刺し、活動を停止。更にマリの8号機にもう1本のロンギヌスの槍を突き立てられたことで、リリスも完全に活動を停止。月は赤く裂け、サードインパクトは中断された。

・サードインパクト中断の結果、リリスの遺骸はエル結界を展開、降下した量産型マーク6は赤色化して活動を停止したが、ネルフ本部周辺はエル結界によりヒトの棲めない世界となってしまった。ミサトらはギリギリで脱出し難を逃れ、マリとアスカは8号機・2号機とともにネルフ本部を脱出したものの、インパクトによる再びの大災害に見舞われた世界は、復興までに相応の時間を要した。
・一方、本拠地の月が半壊し多数の使徒を失ったゼーレは、インパクト中断に手を貸したゲンドウを粛清、(旧作のキールのように)肉体を機械化し、新たなインパクト発動のための人造リリス建造を指示する。ゲンドウは冬月とともに、ヴンダー制御の要となるマーク9に続き、アヤナミシリーズが駆るエヴァ10号機・11号機・12号機を開発。初号機のような擬似リリスの作成に取り組むも、魂の位置が異なる=クローンかつ経験不足のため自我の未成熟なアヤナミシリーズ(チビレイ)搭乗の未覚醒エヴァでは、成功には至らなかった。
・ヴィレは復興の傍ら、ゼーレによる新たなインパクトを想定し、エヴァ・使徒・リリスを倒すための兵器としてヴンダーの完成を地道に進める。だが、ヴンダーの主機には生命の実を持つ使徒が必要であった。覚醒し11番目の使徒となった初号機を必要とするヴィレに対し、ゼーレ・ネルフは12号機までの開発の過程で生み出された擬似使徒・ネーメズィスシリーズを投入、初号機の警備とヴィレ・ヴンダーへの圧力をかけ、攻防が続いた。

・そして14年の月日が過ぎ、遂に発動するヴィレのUS作戦ーヴンダーの主機となる初号機の奪取作戦から、Qが始まる。だがそれさえも、ゼーレとその走狗を演じるゲンドウの計画ー新たな擬似リリスとしての第13号機を生み出すための通過儀礼に過ぎなかった。ゼーレの計画は、ゲンドウによるシンジとレイの心情操作の結果である初号機の擬似リリス化の再演、すなわち、サードインパクト発動前に仕掛けたゼーレ最大の保険・第1使徒カヲルとシンジの接触による第13号機の覚醒であった。サードインパクトの実際を知らないカヲルにインパクトの緒言と槍に関する誤情報を与えたゲンドウは、さらにレイに似せたアヤナミ(仮)を使い、ヴィレにサルベージされたシンジを、彼が十分な情報を得る前に奪還。カヲルと接触させ、インパクト発動の結果と罪でシンジを追い込み、カヲルとともに第13号機と2本の槍による救済へと導いていく(トウジの衣服がゲンドウの差し金であることは言うまでもない)。
・獲得した2本のロンギヌスの槍に促され、さらにATフィールドを持たないが故にマーク6=12番目の使徒とその操縦者だったカヲルを取り込めた第13号機は、遂に覚醒、インフィニティ化に至った。残るは自律稼働を仕込んだマーク9によるヴンダー奪還と、それらをも取り込んだ第13号機によるフォースインパクトの完遂。彼らに成し得る残り全ての布石を打ったゼーレに、死海文書の改定ーインパクト全権の委譲を持ち掛けるゲンドウ。あくまで補完計画の管理者であり使徒たちの進化を目的としていたゼーレは、計画完遂を確信し、ゲンドウに全てを委ねて機能を停止した。
・この時をゲンドウは待っていた。ゲンドウの目的は、人類に文明を与えた神に等しい存在であるゼーレの打破と、彼らによる補完計画の阻止であった。カヲルの言にあるよう「太古から定められていた絶滅行動」である補完計画がゼーレの思惑通り遂行されれば、人類滅亡は必至であったが、単なる反逆ではゼーレと計画は止められない。ゲンドウは自らゼーレの走狗たるネルフの司令として補完計画を先導し、ゼーレに従いながらも計画完遂と決定的な人類滅亡を回避しようとしてきたのだ。のみならず、ゲンドウはインパクトの主導権を己の手中に収めることで、リリスに成り代わる=神殺しによって得られる神の力=生態系の再構築により、幾たびにも渡るインパクトの被害から人類を再生させようと計画していたのである。カヲル用にネルフで開発したDSSチョーカーをヴィレに流しシンジからカヲルへ移し替えさせることで第13号機とともにトリガーとなったカヲルを抹殺、葛城大佐とアスカの改2号機を核としたヴィレの戦力でマーク9を排除、マリにシンジを救出させ、ゲンドウはゼーレ亡き後のフォースインパクト阻止にかろうじて成功する。

・さて、次なるゲンドウの計画が、新たなインパクトーファイナルインパクトであることは明白だろう。そのために残されている手札は、マーク6とカヲル=12番目の使徒を取り込み覚醒した第13号機、そして今はヴィレの手に置かれたヴンダーと、10番目の使徒とレイそしてユイを取り込んだ初号機である。
・これらを使いゲンドウがインパクトの主導権を真に握る為に必要なもの、それこそがネブカドネザルの鍵である。ネブカドネザルの鍵とは、恐らくベタニアで解体調査された3番目の使徒、その制御ユニットの神経組織であり、ゲンドウはこれを取り込むことで、己をアスカやシンジら使徒化したエヴァパイロットと同様の存在とし、カヲルに代わり第13号機と融合するつもりなのだ。
・複数のエヴァを搭載可能な巨体を有し、戦艦型エヴァとも見受けられるヴンダーは、ゼーレの計画においては、進化すべき使徒たちを載せ、融合した真のインフィニティ=新たなリリスとともにガフの扉の彼方において新たな生態系を構築するための箱舟であった(かつての月の機能である)。ゲンドウは、初号機を主機としたヴンダーを、己の駆る第13号機と融合させることで、初号機内のユイとともにファイナルインパクトを発動させ、人類再生を成そうとしているのである。
・だが、ゲンドウの計画遂行には幾つかの障害がある。一つは未だ月面に残存するであろう使徒たち=量産型マーク6群、もう一つは葛城大佐を核としたヴィレの抵抗である。第13号機の覚醒は、ニアサードインパクトと同様に月面の使徒たちを活性化させ、降下へと導くであろう。また、更なるインパクトの発動は、度重なる被害を受けて来た人類、ひいては対ネルフ組織であるヴィレには容認できまい。加持経由でか、ゼーレやゲンドウの計画の多くを知る葛城大佐と赤木副長は、(シン予告の2+8号機のような)ダブルエントリー型のエヴァをも投入してくるかもしれない(2+8号機に使徒化しているアスカとマリが乗り込めば、獣化第二形態やモード777のような方向性で、擬似的にインフィニティ級の力を発揮することも可能だろう)。恐らくゲンドウは、月面の使徒たち=量産型マーク6群の再降下と、それに対するヴィレの抵抗の最中を狙い、ファイナルインパクト発動とその前哨戦としてのヴンダー・初号機奪取へ挑むつもりだろう。そのための手駒として、計画の中核たる第13号機以外にも、ネーメズィスシリーズの投入も予定されていると考えるのが妥当だ。あるいは、10~12号機までのエヴァも、稼働状態によっては投入されると思われる。だが、これらはその実、ゲンドウにとっては諸刃の剣でもある。マーク9を自律稼働させたようなゼーレのプログラムがどこに、何に仕込まれているかは全くの未知数だ。それは恐らく機械化されているゲンドウの肉体すら同様である。
・それでもなおゲンドウは、己の計画遂行へ邁進するだろう。それがネルフ司令として幾度のインパクトを引き起こしたゲンドウの贖いでもあるからだ。そしてそれは、サードインパクトのトリガーとなった罪の意識から第13号機へ搭乗したシンジの心情と同一である。…ここで、シン・エヴァの中核となる内容がわかるだろう。すなわち、独りインパクトへ向かい子供のように全てをなかったことにしてやり直そうとするゲンドウと、ミサトやアスカらとともに大人として現実を受け入れその先の未来を進もうとするシンジの相克が、シン・エヴァのメインテーゼとなるのではないだろうか。ゲンドウの理解者である冬月や、初号機の中で時を待つユイとレイが、碇親子の絆を繋ぐことが出来ればよいのだが…果たして。


長かった…さて、ここまでを改めて要素ごとに整理すると…

・月の秘密って何?…使徒のキャリア。マーク6の素体みたいのが山ほど埋まってる。あとカヲル入りの柩も大量にある。ようするにかつての使徒側のヴンダー。元々は白き月も埋まってたけど、ファーストインパクトの時に白き月は南極に埋まり、セカンドインパクトの時に浮上して月に戻った。
・使徒の正体って何?…月面の巨人みたいな素体と制御ユニットのカヲルで構成されてる。素体とカヲルが融合すると、エヴァでいう獣化形態的になって劇中の使徒みたいになる。月面で素体もカヲルもゼーレが管理してるけど、目が覚めると本能でリリスのところへ向かう。マーク6完成後、大量にリリスに来ないように素体に拘束具つけたけど、初号機の起こしたニアサードインパクトでみんな目が覚めて月からリリスに向かった。そいつらがサードインパクトの中断の結果エル結界で赤くなったのがQの「インフィニティのなり損ない」(だから拘束具つけてるのがいる)。シン予告の量産型マーク6はこいつらの生き残り。
・インフィニティって何?…リリスと使徒の接触またはエヴァ・使徒化パイロット・使徒の肉体・使徒の制御ユニットが合計4つ以上融合して出来る擬似リリス。別名アダムス。ガフの扉を開きインパクトを起こせる。こいつが本物のリリスと融合して始祖の座を奪う=神殺しを成すことが補完計画の核心。
・アダムスの器って何?…使徒素体。もしくはマーク6みたいな、要するに使徒素体が素体のエヴァ。普通のエヴァは制御ユニットとしてのコアがあるのでシンクロでATFが張れるが、全身がコアなアダムスの器はATFの源になるカヲル=制御ユニットと融合していないのでATFが張れない。
・ガフの扉って何?…要するにワームホール。これの向こうへ行くことで、ワープした向こう側で新たな生態系が構築できる(そのための箱舟がヴンダー)。インフィニティのみが開くことができ、覚醒エヴァが開けるバラルの扉は不完全なものかと。
・槍って結局何?…恐らくインパクトの進行を司ることができるんじゃないかと(多分ガフの扉の制御関係)。ロンギヌスがインパクトを促進させ(扉を開くのに貢献)、カシウスがインパクトを制御する(扉の安定に貢献)、みたいな。第13号機がなんだか勝手に覚醒したっぽいのは、インパクト促進機能を持つロンギヌスを2本持ったからじゃまいかと。インパクト発生メカニズムそのものに関わるというより、補助的な役目という解釈ですな。
・インパクトって何?…2本の槍を持つ2体のインフィニティがガフの扉を開き、リリスと融合して扉の向こうへ行くこと。結果、大災害が起こる。また、中断にはリリスの死を伴うため、エル結界で色々赤くなる(海水とか大地とか)。
※セカンドの時は、南極の白い月に使徒たちのリリス=始祖があったので、それに接触した使徒4体がアダムス=インフィニティになってガフの扉を開いたが、その内の1体の制御ユニットだった第1使徒のカヲルが中断 。
※破ラストでは、初号機が覚醒し搭乗してたシンジが使徒化、さらに10番目の使徒をその制御ユニット・零号機ごと取り込んだためにインフィニティ化、ガフの扉を開いたが、マーク6搭乗のカヲルによりカシウスの槍で初号機を停止して中断(これがニアサード)。
※本サードの時はマーク6とカヲルに加え、槍持ちのために7号機とリナレイもドグマに投下、リリスとの接触でインフィニティ化、ガフの扉を開き、7号機とリナレイはリリスと融合したが、マーク6ともどもロンギヌスの槍2本を刺されて中断。
※フォースの時は、カヲルとシンジを載せた第13号機が覚醒し12番目の使徒と制御ユニットを取り込みインフィニティ化、ガフの扉を開いたが、DSSチョーカーによるカヲル殲滅で中断。
・カヲル君の秘密って何?…月に複数いることと、破カヲルとQカヲルは別個体ということ。破カヲルはマーク6でドグマへ降りたが、インパクトを中断されマーク6とリリスごと槍に刺され絶命(下手人はマリと8号機じゃないかな)。第1使徒のカヲルはその事を知らぬままシンジを待ってた。「マーク6は自立型に改造された」とかはゲンドウとゼーレがQカヲルに与えた誤情報。
・11番目の使徒って何?…初号機とシンジ。他の使徒が肉体と制御ユニットで1体分のナンバリングであるのと同様、覚醒エヴァと使徒化パイロットで1体分のナンバリング。 同様に、覚醒した第13号機とそのパイロットであるカヲルも13番目の使徒とナンバリングされることになる、と。
・トリガーって何?…インパクトのきっかけになったもの。初号機は擬似リリスになって月面の使徒たちをおびき寄せたため、ゼーレがサード発動を急ぐきっかけになってしまったのでトリガー。カヲルは13番目の使徒になった=第13号機を覚醒させてフォースを発動させるきっかけになってしまったのでトリガー。同じ理屈でシンジもトリガーと言えるけど、言わないカヲルの優しさとか言わせんなはずかしい。
・リリスって何?…生命体の源の総称。上記の通り、使徒側のリリス(南極・白き月)と、人類側のリリス(ジオフロント・黒き月)がある。ゼーレの契約は使徒側のリリスとのもの。
・ゼーレって何?…旧作で言う第一始祖民族。ようするに宇宙人。月面の使徒の素体と制御ユニットを管理してる。他星での補完計画発動が主目的(補完計画の人類=使徒)。白い月に載ってたため、地球に来た時にキャリアである月と別れてしまい、人類に文明を与えて手足にするしかなかった。セカンドの時に浮上した白い月と共に月へ帰還。冬月が電源を切れたのは、サードの影響で月が地球に接近してたから。現在はモノリス型(モノリスが映像だけの存在なら、脳味噌だけで保管されてるのかも、ベタだけど)。元々はカヲル(使徒の制御ユニット)のような人型生命体だったのかもね。使徒のような生命の実を持つ生命体に進化できたけど、肉体に融合すると知恵の実を失ってしまうので、インパクトで他星へ移動→ヴンダー的箱舟だった月が地球にぶつかって失敗、みたいな流れだったりして。諦観された神殺しというのは、地球のリリスがサード中断で骸になり神殺しが出来なくなったため。ゲンドウの契約改定に同意したのは、第13号機の覚醒とインフィニティ化で神殺しするための新たなリリスを作り出せたから。
・ネブ鍵って何?…3番目の使徒の制御ユニットの神経組織(3番目の使徒が活動できたのは頭部の神経が取り出せてなかったから)。これを取り込むことで擬似的に使徒になれる。
・ゲンドウのシナリオって何?…ゼーレの計画に従いつつ、それを覆す計画を立てていた。シンジ・レイ・カヲルの心情を巧妙に導いて初号機と第13号機を覚醒させ、サードとフォースでリリスを片付けたまでが現状。後は、インフィニティ化済みの第13号機をリリスに見たてて、インフィニティ化済みの初号機を融合、さらにヴンダーを組み込んで神殺しを完遂し、新たな世界で人類再生を成し遂げる。そのためにネブ鍵を使い第13号機のパイロットとなり、ヴィレの元にあるヴンダーと初号機を奪取することが残されたゲンドウの計画。


・これで補完計画に絡む大体の謎はまとめたつもりだけど、残されている謎の幾つかに触れておく。
・加地とトウジの生死については、監督の采配如何という意見に同意。ただ、ミサトがかなり自分を追い詰めて押し殺してヴンダー艦長を演じてる感じな点、サクラが他のメンツに比べてもかなりシンジに好意的な点から、加地死亡・トウジ生存かなと予想。
・あとはマリ。予想材料が少ないので、加地とトウジの生死同様、監督の采配如何でどうにでもなりそう。ユイの写真については、初見直感ではメガネかけたキョウコさん(アスカ母)だと思ってマリとは思わなかった。まあ似てるっちゃ似てる気はする。これまでの考察・妄想から、ゼーレの思惑を知ってるのは個人的には確定的。加地と同様ゼーレに踏み込みつつもヴィレ側の立場か、よりゼーレ側の…というか使徒の側の存在という可能性もあるかなと。例えば使徒の制御ユニットの女性タイプでセカンドのアダムスの生き残りとか。あるいはベタニアでネブ鍵のテストを受けていたとかいうのもアリかも。


そんなこんなで、長かった本記事もこれまで。
当たってるかどうか?そんなこと俺が知るか。