お世話になっております劇団宇宙キャンパス『マドンナ・リリィは微笑み、唄う』@阿佐ヶ谷アルシェ

(ぶち抜き公演の説明は次の記事を参照の事。あの扇子が欲しい^^;)劇団宇宙キャンパス共演者かわらじゅん、コグレ匠、高橋2号。共演じゃないけど藍星良、西ともみ。エレファントゾンビーズ(懐かしい!)共演者荒木優美江参加。マホロバ演出。Dark→Lightの順で拝見。


記録なのと発表があったので知る限りを書きます。

4/4(開演5日前)に劇団側から演出マホロバと俳優5名の降板と、俳優陣を組み替えての上演敢行が発表されました。ま、無い話ではないですが、俳優の1/4と肝心かなめの演出家がこの土壇場になって降りる、というのはなかなかエグい展開です。

結末違うとはいえほぼほぼダブルキャスト、更には同じ役をやっている俳優は他の組にも居る、なんなら演出家もあとふたりおる、ということでアジャストし、作家で総合演出も担当してる小林ともゆきが演出を引き継いで本番を迎えた、という次第。

事情なんざ掘っても意味は無い(興味が無いと云ったら、そりゃ嘘になりますけどね^^;)し、既にここまで来ているのであればそりゃマホロバ演出なんだろうよ、むしろなにか別の手が入ったか?みたいとこを踏まえての観劇となりました。


お話の感s(以降も次の記事参照。あの傘でもいい)!!


これは付き合いの長さと、手癖の読み合いみたいなもんかなぁ。素直なゆっきー演出には無い、際立たせたいポイントに対する補助線あるいは効果線の引き方が絶妙で(LGBTQぶっ込んで来る辺り……やりおったな( ̄▽ ̄)ニヤリッ)、観る方の理解が深まったり、心地良くなったりしてたと思われます。

あー、でもこれは具現化している俳優陣の手柄だなー。ブレずにやってくれたおかげでこちらも堪能する事が出来ました。


褒める点ではないけれど、急ごしらえのチームであることを感じさせないほどの出来でした。全員出ずっぱりでほぼ均等に台詞があり、多少の加筆があり、しかも5日前にキャスト変更が複数名ある……私なら小ゲロ吐いちゃう(>_<)

でも、全く情報入れずに観たお客さんは一切違和感を覚えなかったんじゃないかな。


俳優陣にはお見事しかないよ。つーか、あんだけ造り上げて来たものをたかだかあの程度の事でオクラにされちゃたまんないもんね。工夫と見どころ満載で、当然みんな魅力的(^^)

藍星良出来る子、なんてのは字引に載るくらい有名だけど、今回も底の深さを魅せつけられました。芝居はもちろん、あの動きの気っ持ち悪いことったら(最上級に褒めてます)。

匠くんと西さんは欲しい色を確実に当ててくれる、その上の工夫が楽しい。何より藍星良との絡みやショットは優ティン悲シン同窓生として萌えポイントでした(*^^*)

おねぇさんは内向きな役なのに他班の同キャストより集団内での立ち位置関係性が鮮明。ベクトルがはっきりしてるからかな。あと私界隈で『困り顔』がトレンドなんだけど……良いですね〜(^^)

じゅんくんは実に楽しそうに余白を埋めてくるねぇ。しかも今どき古畑任三郎というチョイス!ザコシだって古いのに^^;(褒めてます)。

あれ、見覚えのあるイケオジが(๑ ิټ ิ)ヘヘッいやいや2号さん他班よりの出張ご苦労様です。イケオジの延長戦に打ち震えて喜んでるファンが大勢いるに違いない。



・Dark最終盤になってテンポががっくり落ちたのは構造上の問題ってだけではないですね。全員での渡り台詞をあんな単調にやられたら遅くなるのは当たり前。確かに前振r(……ネタバレ注意報!)。



4作目にしてやっと知ってる歌をリリィが唄ってくれた。これもまたなかなかの効き具合にニマニマしちゃう。オススメです!

本日14日千秋楽♪