Dayseeker『Sleeptalk』至極の美メロ、グッドメロディが光るポスコアバンド4枚目! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
 
Kyle の死から約1年、WCARが先月末に
 
2曲の新曲を公開しました。
 
スクリームvo/Dave がクリーンも兼任し、
 
WCARらしい良曲で復活の狼煙を上げてくれました。
 
次作への期待が高まりますね。
 
 
そして、WCARと同じSharpTone のレーベルメイト
 
ドイツの美メロポスコアALAZKA
 
 
先週末に新曲を公開しました。
 
クリーンvo/Kassimgt/Dario は脱退してしまったたようですが
 
バンドの色は損なっていないように感じます。
 
どちらのバンドもさすがの良曲で何より。
 
来年には新譜出るかな?
 
どうも、トトです。
 
 
 
2枚の良ポップパンク盤を挟み、
 
今日はそんなポスコア盤のレビューといきましょう。
 
今回の新譜も、個人的には
 
とてもとても楽しみにしていた新譜なのです。
 
果たして、その期待に応えてくれるだろうか?
 
WCARの新曲と同日にリリースされた作品です。
 
それではいきましょう。
 
 
 
 
Dayseeker『Sleeptalk』
01. Drunk
02. Crooked Soul
03. Burial Plot
05. The Embers Glow
06. The Color Black
07. Already Numb
08. Gates of Ivory
09. Starving To Be Empty
10. Crash and Burn
 
 
 
US産ポスコアバンドDayseeker
 
所属するSpinefarm Records から
 
4枚目となるアルバムSleeptalk
 
9/27にリリースしました。
 
 
ひと記事使って取り上げるのは初のバンドですが
 
これまでに何度か名前を出しています。
 
そんな彼らとの出会いは昨年のWarped Tour
 
 
このオススメバンドTOP 10の中に選出されており、
 
昨年のコンピ盤レビュー記事にも名前を出しました。
 
 
ウチの年末アルバムランキングには出してませんが
 
いつもお世話になってるPositiveDive
 
河内野さんのブログに投稿したベストアルバム2018にも
 
Dayseeker のEPを入れています↓
 
(バンドTシャツを120%楽しむ方法)
 
 
毎年、他者様のブログやサイトに投稿する作品は
 
自分のとこでは挙げてないものを選びがちなので
 
こちらも是非チェック!
 
と、毎年呼び掛けてはいますけどね。
 
 
このReimagined EP に収録された
 
Linkin Park"Crawling" カバーも秀逸です。
 
 
 
そんなこんなで、Dayseeker に注目し出してからは約1年
 
ようやく彼らの作品を取り上げられます。
 
Warped コンピで衝撃を受けた美メロポスコアの新譜
 
早速聴いていこうと思います。
 
 
 
Drunk
こんな感じに声を加工してるヤツって
Linkin Park の曲にあったよな何だっけ…
と、最初から思い出せないモヤモヤ感が募った1曲目。
アルバムの1曲目にある、初っぱなから
ガツンとくる勢いのある曲ではなく、
ミドルバラードな感じから始まるのも、
美メロなポスコアたるDayseeker だからこそ
しっくりくるオープニングトラックです。
 
 
Crooked Soul
1曲目感はこちらの方が遥かに上!
ヘヴィなポスコア的イントロから幕を開ける2曲目。
しかし、ボーカルが入ってくるとサウンドも抑え目、
サビで再び熱が入るサウンドに、Dayseeker
ストロングポイントvo/Rory のボーカルがこだまする。
ダイナミックなバンドサウンドに、シャウト気味な
Rory のボーカルがこれ以上なく適合。
2コーラス目の終わりにはスクリームからの
ブレイクダウンと、この手のバンドの定番展開。
ヘヴィサウンドとアグレッシブな展開を見せた
まさにポスト・ハードコアな楽曲です。
 
 
Burial Plot
再び静かに、Rory のクリーンから始まる3曲目。
ストリングスを取り入れた壮大なサビに、
グッドメロディを奏でるRory のボーカル。
バンドのサウンドはもちろん、Rory のボーカルあってこそ
この手のスロー~ミドルテンポな曲でも
大きな武器になるような曲に仕上がってます。
こういうとこ、coldrainに通じるものがあるな。
 
 
Sleeptalk
4曲目はタイトルトラックであり、MV曲。
打ち込み音をバックに、心地良いリズムで
ドラムとボーカルが入ってきます。
サビに入ると、こちらも思わず口ずさみたくなる
ウルトラグッドメロディを展開。
キレイなコーラスも雰囲気を後押ししてます。
さすがタイトルトラック、かなりのグッドメロディです。
こういうDayseeker を待ってたのよ!Σd(≧∀≦*)
いやー、これは聴いてて非常に心地良い。
 
 
The Embers Glow
5曲目は、およそ1分半のインタールード。
静かで、淡々と進んでいくサウンドの後ろに、
遠くで聴こえるエコーがかったボーカル。
そしてそのまま次の曲に繋がります。
 
 
The Color Black
前曲をイントロとし、始まった6曲目。
ズーンとヘヴィに打ち付けるサウンドと共に
Rory のシャウト気味なボーカルを展開。
そしてテクニカルなリフと共に、曲は進行。
これもヘヴィなポスコア感の強いパートと、
コーラスとクリーンが光るサビとの静と動。
アグレッシブなサウンドと美メロパートの対比が
とても良い。
1曲の中での降り幅がけっこうなもんです。
ラストはその静と動を織り混ぜた、
激しくも美しさすらあるDayseeker ならではのサウンドに。
 
 
Already Numb
ピアノとストリングスによる幻想的な始まりを見せる7曲目。
ここに静かにかき鳴らすギターと、
Rory のボーカルがたまらない雰囲気を醸し出します。
イントロからの幻想的な雰囲気はそのままに、
秀逸なメロディで綴るミドルバラード曲。
仮にもポスコアにカテゴライズされるバンドが
こういう曲をここまでのものに仕上げられるって
なかなかいないような気がします。
もちろん攻めてるのも良いんだけど、
Dayseeker の強みはやっぱこっちだと思うわ。
 
 
Gates of Ivory
8曲目は再びそんな攻め感を見せてきます。
ヘヴィに、スクリームで始まりつつ、
そんなポスコアらしいポスコアパートは
この曲では割と多めに展開されています。
それでもしっかり、アップテンポながらも
静のパートは入れてくるし、やはり対比が楽しめます。
サウンドはもちろん、スクリームもしっかりできる
Rory さんあってこそだとも思えます。
 
 
Starving To Be Empty
9曲目はイントロして、ここまで言ってきたような
秀逸な曲を期待させます。
リズム、テンポ感はとても心地良く、
エモーショナルな雰囲気を伴い、サビのメロディは
キャッチーさに優れ、もちろんグッドメロディ。
2コーラス目には女性ボーカルも展開し、
Rory とのツインボーカル、ハモりがクソ気持ち良い。
ただでさえ、ウルトラグッドメロディな曲に、
女性ボーカルという更なるキャッチーさ底上げ要素、
めちゃくちゃ良いです。好きですこの曲。
こういう曲をカラオケで気持ち良く歌いたい。
Dayseeker が日本のカラオケに配信されるなど
夢のまた夢ですがね(。-д-)-3
 
ところで、このゲストらしき女性ボーカルは
一体誰なのだろうか。
Spotifyはもちろん、メディアも、YouTubeも、
公式SNS等々、情報を探っても何も出てこない( ノД`)
 
と思って、この手のアングラ洋楽の歌詞を知るのに
毎度お世話になっているGenius に載ってました。
Seneca Pettee
という女性シンガーの方でした。
インスタにはDayseeker のことも投稿しており
彼女で間違いなさそうです。
 
 
 
 
Crash and Burn
ラストの10曲目もしっとり系。
しかし、サウンドに伴う雰囲気は徐々に上がっていきます。
ミドルテンポなしっとり系ってとこは一貫しつつ、
徐々に力強さを増していき、悲痛な感じにも聴こえる
Rory のシャウト、そしてスクリームへと変わり、
一気に落とすブレイクダウンへと突入。
まさにタイトル通りのCrash and Burn
これでもかってくらい感じられる曲で、アルバムを締めます。
 
 
 
 
 
以上、
 
DayseekerSleeptalk
 
でした。
 
今年はSpotifyのおかげでレビューする作品も増え、
 
その代わり、期待しつつもそこまででもなかった
 
新譜もそこそこにありました。
 
しかし、そんな待ち望んでいたバンドの中でも
 
Dayseeker 期待以上
 
こんなバンドがどうして埋もれてるんだ!
 
と、思うほどに良盤でした。
 
If I Were You といい、Dayseeker といい、
 
ポスコアシーンはさぁ、
 
素晴らしいバンドが埋まりすぎていないかい?
 
声をかけない著名なレーベルも、聴かないリスナーもさぁ、
 
無能なんじゃねーのッ?(# -皿-)←
 
ま、いちばんの無能は遅咲きな自分ですけどね。
 
もう4枚目だぞ!っていう(。-∀-)アハハ…
 
 
 
 
しかしね、そんなIf I Were You も大好きなワタクシ
 
このシーンのバンドには
 
割とアグレッシブさを求めていたりすんですが
 
Dayseeker はそれとは逆の部分が大いに武器になり
 
まさか自分もそっちを求めるとは。
 
だってさぁ…そっちの曲の方が
 
すんげぇ良かったんだもん。
 
ヘヴィでアグレッシブな曲がダメなんじゃなくて、
 
良かったんだけど、それ以上に
 
メロディが光る曲が良かった
 
美メロバンド、グッドメロディなバンド
 
っていう印象から入ったからかもしれないけど
 
いやー、期待以上であり想像以上でした。
 
 
"Burial Plot" のとこでも言いましたが、
 
ミドルテンポな曲が武器になる
ボーカルが素晴らしい
グッドメロディ
 
って共通項から、coldrainが好きな人には
 
大いにハマる可能性を秘めてるように感じます。
 
むしろ新譜『THE SIDE EFFECTS』にハマった人なら
 
Dayseeker は、よりオススメできそう。
 
 
 
下半期の良盤戦線も盛り上がって参りました!
 
そんな下半期の中でも一歩、抜け出した感のある
 
DayseekerSleeptalk
 
グッドメロディなバンドが好きな人は
 
絶対に聴くべし!
 
 
 
 
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さて、今日は休日を利用して
 
昼間に一本、超絶話題作の映画を観てきました。
 
 
 
JOKER
 

 
↑公式サイトから引っ張ってきたこのあらすじも
 
もはや道化とすら思えるな。
 
 
そんな今、世界中で大いに話題を席巻している
 
世界一の人気と知名度を誇るヴィラン、
 
ジョーカー誕生を綴った大作!
 
いやぁ…すごいの観たって感じしますね。
 
ジョーカー誕生の物語。
 
 
こういった人気キャラの映画作品が出ると
 
これまでの映画と比べるような論争が起きがちですが
 
これまでの作品のジョーカーは
 
ジャック・ニコルソン
 
(故)ヒース・レジャー
 
ジャレッド・レト
 
既に『ジョーカー』として完成しているものを演じたワケで。
 
ジョーカーに至るまでの人物』を演じたワケじゃないんだし
 
そこは別だと思うんですよねぇ。
 
ジョーカー』ではなく、
 
ジョーカーになるまでの"人間"』は別でしょう?
 
しかし、だからこそ
 
人間誰しもが"ジョーカー"になる可能性を秘めている
 
そんなことを感じた作品でしたね。
 
それは今作の舞台となる年代ではなく
 
現代だとしても、ジョーカーが生まれる可能性は
 
十二分にあると思います。
 
 
 
そんな今回の主役、
 
ジョーカー こと アーサー・フレックを演じたのは
 
ホアキン・フェニックス
 
まさか年内にホアキンの作品を2つも見ることになるとは。
 
しかし、5月に観たDON'T WORRY での
 
爆速電動車椅子男のホアキンとは、まるで別人!
 
当然のことながら、似ても似つかぬ
 
とてもじゃないけど同一人物だとは思えない。
 
 
アーサージョーカーに堕ちていく…
 
いや、仕上がっていく様を見事に演じていたと思います。
 
最初は"病気"だとされていた彼の笑い声、笑い方も、
 
ジョーカーになっていくにつれ、同じ笑い方なのに
 
どこか狂気じみて見える、聴こえてくるのは
 
役者ホアキン・フェニックスの演技力の賜物でしょう。
 
そうしてジョーカーに仕上がりが加速していく終盤は
 
観てるこっちもニヤニヤしてしまうほど、
 
同時に鳥肌立ちまくりでしたね。ゾク(*゚∀゚*)ゾク
 
 
後にバットマンとなる、
 
幼きブルース・ウェインとの絡み、
 
ジョーカーの影響で暴徒化したゴッサム市民に
 
母と父トーマス・ウェインを目の前で殺されるシーンまで
 
しっかり入れてきたのは定石とはいえ良かった。
 
ジョーカーという"悪"が生まれた裏で、
 
ジョーカーが誕生してしまったが故に、
 
"悪が恐怖する対象"となるものが生まれるキッカケ
 
にもなってるワケですからね。
 
 
しかし、ゲームの『アーカムナイト』をキッカケに
 
買ったのに封すら開けてなかった『ダークナイト』
 
シリーズ3部作を前もって観たんですが…
 
バットマンのルーツが何で似非ニンジャなんだ…
 
ってのは最大の疑問でしたけどね…(。-∀-)笑
 
ま、それは置いといて。
 
 
 
人生は喜劇
 
と言うジョーカーさながら、刑務所?病棟?の
 
白い廊下を赤い(血?)足跡を付けながら
 
奥に歩いていくジョーカーに釘付けになりつつ、
 
最後は職員に追いかけ回されるという
 
まさに喜劇じみたエンディングもバッチリでしたw
 
 
公開たった4日しか経っていないにも関わらず
 
観に行った映画館からは既に
 
パンフレットがなくなっていました。
 
なので、製作背景や役者のインタビュー等、
 
未だ読めてないのが残念ですが( ノД`)
 
 
 
しかし、今年は映画もすごいっすね。
 
スパイダーマン関連作品は
 
スパイダーバース』と『ファー・フロム・ホーム』2作
 
そしてバットマン関連作品は『JOKER
 
2大アメコミ作品の関連映画が1年に3本!
 
今年はゲームも映画も大作、話題作があって良い年だ( ´∀`)