Of Mice & Men『Earthandsky』メタルコアを貫いた新体制2作目の6枚目! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
猛威を奮った台風から一夜、
 
ウチは全く問題なく
 
ちょっと雨風強いなー、っていうレベルで
 
停電にもならず、浸水にも悩まされず、
 
いつもの休日と変わらない1日を過ごしました。
 
少し前の予報では、今日まで雨が続くってなってたけど
 
昨日の時点で、今日は晴れ予報が出てましたんでね、
 
洗濯までしちゃったもんね。
 
これで明日はまた雨だったので、
 
今日、一週間分の洗濯ができて何よりでした。
 
どうも、トトです。
 
 
 
リリース作品が多かった9月分の新譜
 
今度こそ、今日で最後です!
 
次回からようやく今月リリース作品に移れます。
 
とはいえ、今月の新譜は
 
今のところ9月分より遥かに少ないですけどね。
 
9月リリース作品、11枚目のレビュー記事
 
いきましょう。
 
 
 
 
 
Of Mice & Men『Earthandsky』
01. Gravedancer
02. As We Suffocate
05. Pieces
06. Deceiver/Deceived
08. The Mountain
09. Meltdown
10. Linger
11. How To Survive
 
 
メタルコアバンドOf Mice & Men が、
 
前作『Defy』 リリースから約1年半で
 
6枚目のアルバムEarthandsky
 
Rise Records から9/27にリリースしました。
 
 
リリースペース早っや!
 
新体制になってからマジで活動的だなぁ。
 
リリースだけじゃなく、色んなフェスにも出てるしね。
 
 
そんな新体制1発目となった『Defy』 では
 
Austin 在籍時から打って変わって
 
アグレッシブなメタルコアサウンドに変貌しましたが
 
続く新体制2作目となる今作はどうなっているのか?
 
そいつを聴いて確かめようと思います。
 
 
 
 
Gravedancer
どこか民族的な旋律を奏でるストリングスから
幕を開ける1曲目。
およそ20秒のストリングスパートを抜けると
ヘヴィなバンドが迎え撃ちます。
そして本編開始と共にアップテンポかつ、
アグレッシブなメタルコアサウンドがお目見え。
走りっぷりも気持ち良く、サビではオープニングの
ストリングスと共にヘヴィサウンドを展開。
ブレイクダウンも申し分なし、ブレイク後の
ギターは、そのストリングスと同じフレーズを奏でます。
アルバムのオープニングにも相応しい攻め感と
今のバンドの音楽性を示すには十分な1曲目。
 
 
As We Suffocate
2曲目はヘドバン衝動に駆られるブレイクから。
そのままヘヴィなサウンドを保ったまま突き進みます。
そしてここでは、Aaron もクリーンボーカルを披露。
元々クリーンもスクリームもこなせるボーカルだし、
新体制最初のアルバムとなった前作でも
そこは健在だったので違和感は全くありません。
2コーラス目に入ると疾走からのブレイクと、
鉄板の流れではありつつも、やっぱこの展開は良い。
2曲目もしっかりメタルコアしてくれています。
 
 
Taste of Regret
3曲目は9月頭に公開されたMV曲。
この中に新しいアー写が出てくるけど、
このアー写を見るたびに
 
 
Aaron がHNIBのIkepyにしか見えねんだよなw
 
しかし、この曲のイントロがまたね
初期のTrivium やBFMVを彷彿とさせるような
尖ったメタルコアな始まりを見せていてアツいです。
スクリームも十分、ブレイクダウンも激烈、
サビではクリーンボーカルを展開し、
曲調を緩めることなく聴いてて心地良いメタルコアを展開。
 
 
Mushroom Cloud
4曲目は今作最初のMV曲。
不穏なイントロからもはや期待せずにはいられない
バスドラの連打で始まるのはかなりアツい!
サビに入るところで徐々に上げていき、
3!! 2!! 1!! boom!!!
のシンガロングと共に爆発する感じがたまりませんねぇ。
ここまでの曲でいちばんアグレッシブなんじゃなかろうか。
そして個人的には今作で最初に気に入った曲でもあります。
やっぱわかりやすいシンガロングパートある曲は好きですね。
終盤のブレイクの入り方とかも好きです。
サビにしろブレイクにしろ、"徐々に…"っていう展開が
いざそのパートが来たときにガチ上がりするんですよね。
 
 
Pieces
変わって5曲目は、ヘヴィサウンドで突き進んでいく
メタルコア感はしっかり踏襲しつつ、
サビのクリーンがキャッチーでグッドメロディ。
クールなメタルコアサウンドと、
キャッチーなクリーンボーカルで対比を出し、
この手の音楽初心者にも取っつきやすい感じが○
 
 
Deceiver/Deceived
対して6曲目は、メタルが好きな人たち向けにも思える
ヘヴィなギターから幕を開けます。
サウンドはしっかりメタルしつつも、
ボーカルはクリーンメインなのも、サウンドに反して
歌もの的な感じが出ていて良いですね。
曲調的にも、変に聴かせることを意識したような
バラード調ではないのも大いに好感です。
大衆ウケするメタルナンバー、的な。
もちろん排他的な偏屈頑固メタラー爺なんて知ったこっちゃない。
 
 
Earth & Sky
表記は違うけど、今作のタイトルトラックになりますかね。
しっかりMVも制作されている7曲目。
"Mushroom Cloud" のMVではギター持ってたのに、
このMVではAaron さんギター持ってないっすね。
ギターボーカルやめるのかなぁ?
持ってた方がBFMVとかTrivium みたいでカッコイイのに。
 
ミドルテンポな感じの曲なのかなーって始まりを見せつつ
一気に方向転換して走り出すの超好きw
それでもサビはヘヴィながらもミドルテンポで
クリーンボーカルを展開していますが、
さっき言ったように、Aaron のクリーンは
全然聴けるボーカルなので全く問題ありません。
ブレイクダウンはさすがの厳つさを見せますしね。
 
 
The Mountain
8曲目はそんなクリーンから始まるも、
すぐにシャウトとヘヴィサウンドへと変化します。
とはいえ、こちらもメタルらしい音出しつつも
アルバム前半ほどのアグレッシブさはなく、
緩急的にも思えるメタルコアナンバーですかね。
それでもやっぱりブレイクダウンに入ると、
モッシャー歓喜になるのは良いですね。笑
 
 
Meltdown
"キノコ雲"やら"メルトダウン"やら…
日本を挑発しているのかしら?
なんて思うような人間ではないので別に構いませんが。
そんな9曲目はミドルテンポに落としつつ、
クリーンボーカルメインで展開するという
ここまででいちばんの歌ものナンバーです。
口ずさみたくなるキャッチーさは今作イチ。
 
 
Linger
聴かせる曲のあとはやっぱり上げますよね。
ってことで、再びヘヴィサウンドを取り戻した10曲目。
クリーンとスクリームを交互に織り混ぜていく
ボーカルを展開し、サビではグッドメロディなクリーン。
サビのメロディは、個人的には今回のアルバムで
いちばん好きなメロディかもしれません。
 
 
How To Survive
静かな電子音SEから幕を開けるも、
バンドサウンドと共に一気にアグレッシブに。
アルバム前半のアグレッシブさが
ラスト11曲目で戻ってきましたね。
クリーンを排除し、スクリームのみで展開するボーカル
アツいシンガロングパートを要するサビに、
激しいサウンドと、最後の最後に下げずに
上げて作品を締めるってのが最高ですね。
 
 
 
 
以上、
 
Of Mice & Men『Earthandsky
 
でした。
 
気持ち良いくらいヘヴィに攻めたアルバムだなぁ。
 
その中にクリーンボーカルもあるしさ、
 
なんかWage War に求めてたことを
 
Of Mice & Men が全部やってくれた感じです。笑
 
Wage War の新譜もこんな作風だったらなぁ…
 
と、思わずにはいられない。
 
 
バンドの絶対的な存在であったAustin 脱退後、
 
新体制として2枚目の作品でしたが、
 
前作『Defy』 、そして今作『Earthandsky』 を経て
 
バンドの方向性、音楽性も固まった感じかな。
 
メタルコア
 
後任でメインボーカルを務めるAaron
 
クリーンもスクリームも両方いけるボーカリストだし
 
そこでサウンドがメタルコアとハッキリしたことで
 
ある種、バンドも吹っ切れた感はあるように思います。
 
バンドの累計としては6枚目のアルバムですが、
 
新体制となってから、気持ち的には2枚目でしょう。
 
だからこそ、ここまでアグレッシブさを保てたとも思います。
 
そのおかげか、今のサウンドになってから
 
各国のそういったヘヴィミュージックが集まるフェスにも
 
けっこう名前を見かけるようになりましたしね。
 
新体制になってから止まらずに活動を続けてるのも
 
大きな要因だとは思います。
 
 
 
こうなってくると
 
いよいよ自分のブログで取り上げなくても…
 
っていうバンドになってきますが。笑
 
ウチじゃなくても、
 
メタル系のメディアやブログが取り上げるやろ、と。
 
このままいけば、メタル系アクトとして
 
名を馳せていく可能性も感じる
 
Of Mice & Men の新譜Earthandsky
 
今のバンドを知るために、
 
古参も新参も、是非ぜひご一聴。
 
 
 
 
関連記事
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんか久しぶりにメタルコア盤のレビューしたので
 
こっちの蔵出しレビューもそんな感じのヤツを。
 
 
 
 
As I Lay Dying『Shaped By Fire』
01. Burn To Emerge
04. Undertow
05. Torn Between
06. Gatekeeper
07. The Wreckage
09. Take What's Left
11. Only After We've Fallen
12 . The Toll It Takes
 
 
OMMのような現行リスナーだけでなく、
古参ジジィ共も魅了するような、
メタルコアリスナーに広く支持される"帝王"
AILD復活の1枚であり、バンド6枚目のアルバム。
リリースはNuclear Blast から9/20に。
 
こんなバンドだからこそ、
自分のとこで取り上げる必要のない作品なのでね。
しかし、やっぱり実力はホンモノだなぁと改めて。
 
メタルコアとは
をしっかり示してくれるようなクオリティはさすが。
しかし、だからこそさ…
みんなSable Hillsも聴けっつんだよな←
 
 
 
対して、色んな意味での問題作
 
別にここで出さなくてもいいんだけど、
 
近い音楽性のリリースがないのでね。
 
先伸ばしにしてるとAILDみたく遅れるので。
 
 
 
Issues『Beautiful Oblivion』
01. Here's To You
03. Find Forever
05. Without You
06. Rain
07. Downfall
08. Second Best
09. Get It Right
10. Flexin
11. No Problem (Keep It Alive)
12. Your Sake
13. Beautiful Oblivion
 
 
さて、色々と物議を醸しそうな
Issues の3年ぶり3枚目となるアルバム。
Rise Records から10/4にリリース。
まず言いたいのは、EP、1stのイメージで止まってる人は
受け入れ難いだろうな…ってのは思います。
Michael 脱退はやっぱダメだったんじゃ…
なんてことすら思えてきます。
 
個人的には
"Find Forever" のベースとかかなり好きですし、
"Downfall" なんかはヘヴィな部分も目立ち、
お洒落ポスコアしてたこれまでとは
少し違ったイメージも抱きます。
"Get It Right" はR&B色の強い、お洒落サウンドですしね。
 
先行公開されていた"Tapping Out"
"Drink About It" の時点ではまだしも、
リリース1週間前に公開された"Flexin" で、
いよいよ見切りをつけたファンも多そうではある。
前者2曲よりも、MVの高評価と低評価の差が少ない
(というか低評価が多い)
 
 
ってのが、それをまた如実に表してるように思います。
 
しかし、そこそこシャウト入りの曲もあるし
Crystal Lakeの"Aeon"で、AJのスクリームが
申し分ないことは証明されたワケだし、
AJを中心にもっとスクリームあっても良い気がするけどなぁ。
バンドの中心であるTyler がそれを許さんか…
そもそも今作みたいな音楽性な時点でね。
スクリームとか、ヘヴィサウンドなんて望み薄よ。
 
しかし、個人的には前作の2ndよりかは好印象で、
だからと言ってEP、1st超えなんてあり得ません。
よし!これ聴こう!とはならないけど
BGMとして流して聴く分には全然アリ。
 
これからIssues もどうなっていくんだかね。
結局、Woe, Is Me の二の舞とかにならなきゃいいけど…
Tyler ソロの方が向いてんじゃね?的な。