Like Torches『Love and Losses』ポストYCのスウェーデンロックの3枚目 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
以前、レビューを仄めかしていたRivals ですが
 
まさかのEP収録曲数が、たったの2曲という…(。-∀-)
 
シングルと変わらへんやんけ。
 
なのでレビューはしません。
 
日本でもあるバンドが2曲収録の音源を
 
あるメディアに"シングル"として取り上げられた際
 
シングルじゃないから訂正して
 
ってのを申し立ててましたが。
 
2曲音源なんて、リスナーからしたらシングルだよな(。-∀-)笑
 
2曲だろうが、5曲だろうが、
 
バンドがEPだって言やEPなんだろうけどさ。
 
どうも、トトです。
 
 
 
 
長かった10月リリース作品群のレビューを終え、
 
ようやく11月分に突入!
 
でも、11月も少ないんだよなぁ。
 
なんて言いつつ、結局10月みたいになるかもですがw
 
何はともあれ、11月の新譜
 
最初の1枚目を飾るのはこちらの作品。
 
 
 
 

Like Torches『Love and Losses』
02. Live On
03. Get a Life
05. Flying Blind
06. We Will Be Gone
07. Loves and Losses
08. Firefly
09. Cast Out the Weary
10. Damned and Reckless
 
 
 
昨年6月にVictory Records への移籍が発表された
 
スウェーデンのロックバンドLike Torches
 
11/1に3枚目となるアルバムLove and Losses をリリース。
 
当初は、Victory 契約の報と共に
 
年内の秋ごろにアルバム出すって言ってましたが
 
1年遅れましたね。笑
 
まぁ、それも仕方ないかなーとは思います。
 
 
って自体にもなってますしね。
 
これは今年の10月の記事ですが、
 
まさにその時期に決まったんじゃなくて、
 
どれくらい前からかは知らないけど、
 
そういう話がレーベル間で交わされてたんでしょ。
 
発表になったのが10月ってだけで。
 
そういうゴタゴタ期と重なって、
 
Like Torches の新譜も当初より遅れたのでは?
 
なんていう想像もできます。
 
もしかしたら単純に新譜が難産だったのかもですが。笑
 
最初の曲が公開されたのも8月ですしね。
 
 
 
とはいえ、こうして無事に
 
Victory Records からのリリースと相成りました。
 
BEYOND [THE] BLUE TOUR
 
そしてYellowcard ラストツアーのゲスト
 
日本にも馴染みのあるバンドの新譜、
 
早速聴いてみました。
 
 
 
 
The Guilt of Surviving
1曲目は、リードトラックと思われる今作最初のMV曲。
初期から変わらぬエモーショナルな疾走チューンで、
8月に公開されたこの曲を聴いた時から、
安心感はひとしおでした。
vo/Jonathan をメインボーカルに
gt/Daniel のコーラスと、Karn 兄弟も息ピッタリ。
そして個人的にも今作イチのお気に入り。
 
今作もプロデューサーはex.Yellowcard Ryan Key
バンドの1作目から携わってることもあり、
ポストYC的なサウンドはまさに!です。
この曲に関して言えば、ここにバイオリン入れれば
まさにYellowcard になる!ってくらいに。笑
Jonathan の声も、こんなにRyan に似てたか?
っていう。笑
 
 
Live On
2曲目も勢いそのままに、
アップテンポなエモロックナンバー。
こういったサウンド、こういったメロディ、
やっぱりこのよく聴いた耳馴染みの良さこそ、
BTBバンドたるや!みたいなとこあるよね。
MV曲ではないけど、フツーに好きです。
 
 
Get a Life
淡々とリズムを刻みつつ展開していく3曲目。
しかし、サビに入ると持ち前のエモロックに。
ミドル~スローな、テンポすらもエモに寄せると
途端に聴いてて気持ち良くなくなりますが、
エモーショナルに展開しつつも、
こうしてアップテンポになるからこそ
一種のギャップ的な部分が垣間見えてとても良い。
曲終わりのギターがヘヴィで、ラストは
Jonathan の叫ぶようなボーカルがまた○
 
 
Silver Lines
4曲目は、リリース当日に公開されたMV曲。
"The Guilt of Surviving" 共々、疾走チューンを
MVにしてくれてるのはとても良いですね。
そしてメロディの良さはこっちに軍配かな?
サビまでの展開はゆったりするものの、
サビで一気に疾走するのが超!気持ち良い。
以前から他の記事でも言ってますが、
こういうエモ走りの心地良さよ。
 
 
Flying Blind
5曲目は少しキャッチーさを出しつつ、
やはりエモーショナルさはそのままに、
サビでは力強いボーカルが。
2コーラス目では、サビ前にバックで鳴る
鍵盤かな?の打ち込みサウンドに癒し効果が。
 
 
We Will Be Gone
折り返し地点を過ぎた6曲目は、
イントロからバンドサウンドが心地良いリズムを刻みます。
伸びやかなボーカルがとても心地良く、
フレーズを繰り返すのはとてもキャッチー。
今作の中でも隠れた名曲かも、って思えるほど
自分も好きで、耳に残った曲です。
 
 
Loves and Losses
7曲目は今作のタイトルトラック。
頭からアップテンポに、エモーショナルに、
バンドの持ち味をしっかりと生かしたサウンドに。
この曲では、兄弟のボーカルも大いに楽しめ、
さすがタイトルトラックたるグッドメロディに。
ブレイクパートが少し長めな気もしますが、
そこを経てのラストサビはやっぱ上がりますね。
 
 
Firefly
昨今は曲タイトルや雰囲気から、
ゲームでのイメージにこじつけてましたが、
『ファイアフライ』となると、最近やったラスアスがな…笑
しかし、あんな組織のイメージとは程遠い
優しさ溢れるメロディを披露してくれます。
2コーラス目の浮遊感ある打ち込みサウンドは、
癒し効果も抜群で、優しいメロディとの相乗効果も。
 
 
Cast Out the Weary
9曲目は、MV曲の2つよりも速さはないものの
疾走パートを要するアップテンポなナンバー。
それでいてやはりエモーショナルさも忘れない。
やっぱりテンポが心地良いと、
自分には自ずと良質メロディに聴こえてくるなぁ。
 
 
Damned and Reckless
ラスト10曲目はエモーショナルさに磨きがかかる
アコースティックナンバー。
しかし、ここでもイントロから適度にアップテンポで
耳触りが良く、聴いててとても心地良いですよ。
ボートラではなく、こうしたアコギナンバーを
アルバムに入れてくるのもRyan だからこそか?笑
2コーラス目に入るとリズム隊も入ってきて、
サウンドも少し賑やかに。
そこからはコーラスを加えて、かなりの長めのアウトロ
余韻をたっぷり含みつつ、幕を閉じます。
 
 
 
 
以上、
 
Like TorchesLove and Losses
 
3枚目のアルバムだけど、バンドの色はそのままに
 
聴き慣れたLike Torches サウンドな作品でした。
 
Ryan プロデュースって部分も、色濃く出てるしね。笑
 
ホント、マジでポストYellowcard だわ。
 
 
そしてBTBバンドとしては貴重なスウェーデン枠。
 
欧州ならではのエモーショナルさも全開。
 
しかし、こういったエモーショナルサウンドは
 
BTBバンドだからこそですよね。
 
 
そうしてYC色の濃いサウンドだからこそ、
 
YCの記事でも書いたけど、POP PUNKってより、
 
エモロック的な印象の方が強いんですよね。
 
PUNK感のある疾走ナンバーがあるのも
 
YCやLike Torches の特徴であるもののさ。
 
エモロック?エモメロ?
 
Jimmy Eat World も先月新譜をリリースしてますが
 
YCはもちろん、JEW好きな人にも
 
大いにオススメできるワケですよ。
 
だからこそ、YCの推薦記事にも
 
JEWを選出してるワケですしね。
 
Like Torches 自身、Facebookでは自分たちの音楽性を
 
Alternative Rock と、してますしね。
 
 
 
ってことで、正真正銘
 
BEYOND [THE] BLUE TOURが健在だった頃から、
 
そのツアーにも抜擢されていたLike Torches
 
BTBバンドの、BTBサウンドはそのままです。
 
それに連なるYCやJEWのエモロック好きにも
 
大いにオススメです。
 
是非!
 
 
 
 
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