代償の考え方 その1 身体編 | PTイワマの探究日誌

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PT(理学療法士)イワマが
『人の心と身体を動かすセラピスト』としてどう歩むべきか考え、感じたことを記すブログです。

一般的に、代償とは何かを手に入れるための代価償いという意味ですね。

今日は少し意味合いが違う
リハビリ業界で言う代償について書いていきます。
ここで言う代償とは、「本来の機能(動作)を肩代わりする」という意味で使われます。

代償にはメリットデメリットがあります。

メリットとりあえず動けることです。
本来の機能が働かない場合は代償を強化して動作できるようにする場合があります。

デメリット本来の機能を蔑ろにすることです。
本来の身体の使い方ができないのでどこかに負担がかかります。痛み疲れの原因の一つです。

リハビリセラピストの役割は代償を抑えて、本来の機能回復を目指すことだと思います。

代償を動作のための手段と捉えるか、本来の機能を抑制する枷と捉えるか、大きな違いがあります。


先日は望んでいることと必要としていることという記事を書きましたが、とりあえず動きたいのか、より良く動きたいのか、セラピストとしては代償の面からも考える必要がありますね。


本日は最後までお読みいただきありがとうございました。