今日は少し意味合いが違う
リハビリ業界で言う代償について書いていきます。
ここで言う代償とは、「本来の機能(動作)を肩代わりする」という意味で使われます。
代償にはメリットとデメリットがあります。
メリットはとりあえず動けることです。
本来の機能が働かない場合は代償を強化して動作できるようにする場合があります。
デメリットは本来の機能を蔑ろにすることです。
本来の身体の使い方ができないのでどこかに負担がかかります。痛みや疲れの原因の一つです。
リハビリセラピストの役割は代償を抑えて、本来の機能回復を目指すことだと思います。
代償を動作のための手段と捉えるか、本来の機能を抑制する枷と捉えるか、大きな違いがあります。
先日は望んでいることと必要としていることという記事を書きましたが、とりあえず動きたいのか、より良く動きたいのか、セラピストとしては代償の面からも考える必要がありますね。
本日は最後までお読みいただきありがとうございました。