代償の考え方 その2 感情編 | PTイワマの探究日誌

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PT(理学療法士)イワマが
『人の心と身体を動かすセラピスト』としてどう歩むべきか考え、感じたことを記すブログです。

いつもお読みいただきありがとうございます。
身体編に続いて感情編をお送りします。


まず、感情の代償とは何かから説明したいと思います。
意味合いとしてはリハビリ業界で言う「本来の機能の肩代わり」に近いです。
僕は感情の本来の機能自己表現(伝達)自己整理であると考えています。


感情を代償するとは、二次的に生じた感情で本当の感情を覆い隠すことです。
(二次的に生じた感情については本当の気持ちをお読みください)


僕の感覚としては怒りの感情で他の感情を隠すことが多いです。
物事が思い通りにならないときに怒りを感じる人は多いと思いますが、ほとんどの場合怒りは解決の手段にはなりません
(自分に対する怒りは例外です。)

怒りは大雑把に言って自己正当化のために生じます。自分の心の隙(悲しみや劣等感など)を隠すために感情を外部に向けます。
これが感情の代償です。

これにもメリット・デメリットがあります。

メリット心を守れることです。
弱さに向き合わずに済みます。

デメリットは身体編と似通っていますが、来の感情を蔑ろにすることです。
本来の感情に向き合わないのでどこかに無理が生じます。いつもイライラしていたり、不自然なテンションだったり。


セラピストと言っても他人の感情に踏み入るのは難しいと思います。
まずは自分の感情に気づくことが大事です。心にゆとりがあれば周りの人の気持ちに目を向けるのもいいですね。


本日は最後までお読みいただきありがとうございました。