イメージと情熱で花開く | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



とぶくじらの子どもミュージカル

『西遊記』公演の本番が近づいています。


チケットは、第一、ニ公演は完売。

第三公演のみ、あとわずか、です。


天竺の釈迦如来様に

お経をもらいにいく三蔵と悟空たち。


苦行を乗り越えた先には、

心安らぐ空間があってほしい。


…というわけで、

ハスの花が溢れる天竺のために、

保護者の方々に花を作ってもらっています。


本当は子どもが、

あるいは全教室の保護者に

お手伝いいただきたかったのですが、

インフルエンザが流行り、

練習時間に余裕もなく、

また、ハスの花作りは、

ワーク時間も大切だから、

教えてくれる人もいなくてはダメなので、

第一公演のチームの保護者が作っています。


それを知った第三公演の親子が、

私たちも作りたい!と、

第一公演の練習に来て、

ハスワークに取り組みました。


たくさん材料を持ち帰ってくれて、

家でもせっせと作ってくれています。


まあ…その花の美しいこと!




好きこそモノの上手なれ、とは、

よく言ったものですね。


花から愛情が溢れ出て、

見ている側にも幸せがもたらされます。


面白いもので、

ハスをつくりだしてから、

彼女の練習での態度が一変しました。


いつもは大人しく出番を待っていたのに、

最近は弟と喧嘩したり、

「たたいて被ってジャンケンホイ」を

本気でやっています。


周りの子は、

彼女の強さやヤンチャな素の容が見えて、

親しみを込めて仲良くなり始めました。


情熱の炎は、

周りの心をあたたかくしますね。


演技をしていて、

その役にどれくらいの温度があるか、

それは一目瞭然です。


うまい下手ではなく、

熱いか冷えているか。


気があるかないか。


気がない方が周りのことが気になり、

恥ずかしがったりするものです。


逆に真剣だからこそ、

初舞台の子は怖くなってきます。


本番が急に近づいて

不安になった4歳さん。


練習前に泣き出しました。


お母さんに

「本番が近づいていて、

がんばりたいからこそ、

怖くなるんですよ。

自覚があるって、素晴らしいです!」

というと、

お母さんも涙がポロリ。


子育てに一生懸命だからこその、

熱い涙に胸打たれました。


ミュージカルを一年単位でやっていると、

気持ちが変わって、

がんばりきれない年もあります。


そんな時は、

無理をしないで元気をたくわえて。


本番で輝くイメージと、

あなたの情熱が花を咲かせます。


いろんな花があって素晴らしいもの。


それぞれの速度で、

進んでいます。