作品全体の中にある景色を味わう | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



先日、

スナフキン好きな友だちと

スナフキンっていいよね、と、

話をしました。


懐かしくなって、

思わずスナフキン名言集を読みました。


あれ?

なんか違わない?

スナフキンって、こんな感じだっけ?


そこで、原作を引っ張りだして

読み返していました。


そうそう。

スナフキンのこの感じ。


抜粋では分からない、

作品全体の中に漂う景色。


スナフキンもその中にいて、

だからこそ、

彼の言葉や振る舞いに

ときめきを感じるんだよな。


ネットニュースもTikTokも、

なんなら国語のテストだって、

抜粋して、

一文で理解したり、

全体を把握するように書かれていたり、

それで情報を得た気になったりしています。


全てにおいて全体を把握なんて

できないし、

どこまでいけば全体と言えるかは

分かりませんが、

私はミュージカルを作る時、

やはり原作には触れたいと思います。


全体を知ろうとすることを、

諦めたくないです。


『西遊記』は、

上下巻や3巻にまとめた児童書は、

よくまとめられていて面白いです。


イラストで綴られたものや、

絵本でも見応えのあるものは

たくさんあります。


10巻の原作は、

私には長くて読むのも大変でした。


でも、やっぱり

その長さに漂う世界観を感じました。


それは子どもたちに、

ミュージカルを通して伝えたいと

常々思っています。


ミュージカルの話が全てではなく、

その向こうに原作がある素晴らしさを。