集団生活に挑戦する! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



とぶくじらを始めて、

いよいよ15年目になります。


新しいことに

いつもチャレンジして、

成長していく!


自分に甘い私が、

自分に課していることです。


『西遊記』では、

作品を長くして、

一人一人の出番は短く、

でも濃くして、

間に休憩を挟みました。


本番でドライアイスを流すのも、

初めての試み!


お金はかかりますが、

ステージから客席に煙が流れる感動を、

子どもと共に味わいました。


舞台挨拶を私がしている最中に、

旅に行く悟空たちがやってきて、

話を切られる演出も初めてのこと。


印象深いシーンになりました。


ステージに190個のハスの花を咲かせたのも、

キレイでした!



さあ、今年の『アラジン』は?


今年のテーマは、

「自分の未来は自分で作ろう!」

「みんなの作品はみんで作ろう!」


その第一弾に、

初めての合宿をしました!


私のキャパがあるから、

新5年生以上で、

来てみたい子だけにしました。


30人来たらいいかな、と、

思っていたら、

蓋を開ければ64人も参加希望して、

慌ててスタッフを頼み、

総勢71人で合宿しました。


コロナ禍もあり、

友だちとのお泊まりや集団行動、

電車で子どもだけで移動したり、

大勢の中で友だちを作ることに

慣れていない子どもたちは、

ハプニング満載!


夜になったらホームシックになったり、

友だちをうまく作れなかったり、

お菓子を食べ過ぎて

ご飯が食べられなかったり、

テンションあがりすぎて、

途中でエネルギー切れを起こしたり、

帰りの電車が分からないのに、

お母さんが迎えに来てくれなくて困ったり…


ハプニングにつぐハプニング!


私はそれをみて、

実は誰よりも楽しんでいました。


生きていると、

予測できることばかりではありません。


困ったり、うまくやれなかったり、

泣いちゃったり、怒ったり、

転んだり、悩んだり…


それでも、帰るまでは

自分なりにやれることを

精いっぱいやってみることで、

見える世界があります。


集団生活をすることに、

挑戦してみなければ、

できるようにはなりません。


無茶して怒られてもいいじゃない?!

挑戦した証だから。


はっちゃけて疲れて、

次の日の練習ができなかったからって、

死にはしません。


いいのです。


自分の気持ちを大事にして動いたら、

なにが残るか。


案外ストレスかもしれないし、

親友と思っていた友情が

変化することもあります。


でも、その先で

新しい友だちができたり、

新しい価値観が生まれたりもします。


寝たい子は、

寝られる部屋に自ら移動して、

自分のペースを自分で守り、

喋りたい子同士は集まって、

ヒソヒソ喋る。


棲み分ける大切さもあります。


互いの思いを尊重する大事さも、

集団生活の大切な要素ですね。


クタクタになった合宿。


私は張り切り過ぎて、

初日の夜から声が枯れました。


子どもたちは、

先生、張り切ってんな〜、

でも、あの声はもたないな、と、

半分以上の子が思っていたって。


教えてよ〜


でも、はりきる私の気持ちを

尊重してくれたんだな。


ギリギリ小学4年である新5年は、

少し早かったかなぁ〜、という、

考え方もあるし、

来年度もやるのかは、

まだまだ先の話ですが…


子どもたちのそれぞれの姿が、

より深く見られて、

私は誰よりも楽しんでいました!


手伝ってくれたみんな、

ありがとうございました!