遅ればせながら、先日の福岡当事者研究会ミーティングの様子を書きます。
5月25日(日)15:00
参加者5名で行いました。初参加や参加2回目の方が半数を占めたこともあり、司会進行をする私はしゃべるたびに緊張して背中を玉の汗が流れていました。
けれど、終わって見て思うのは、全員が落ち着いていて温かい雰囲気の会になったこと。すごく居心地がよかったのです。
会の終わりに書いてもらったアンケートや振り返りでは…
「他の会や研修会より話しやすい」
「何の利害関係もない仲間という感覚になれる」
「アットホームな雰囲気でよかった」
という感想を頂きました。
会終了後は、警固のわっぱ亭食堂で夕食。楽しいひと時でした。
第一部では『悩む力』を輪読。
「自分自身との和解」
「管理を排し誰も排除せず」
ということが今回の福岡当事者研究会の心に残るキーワードとなった。
自分と付き合うのに苦労して、長友ゆみさんは統合失調症を発病した。
そしてべてるの家に出会う。阪神大震災の一週間後に浦河赤十字病院の精神科に四ヶ月入院した。
退院後もべてるの家の仲間とつながり、深い安心感の中で人間関係を回復していった。そして自分自身と和解できたとき、深いやすらぎを得たのだ。
〈納豆とごはんを本当においしいと思って食べられるようになった。その幸せ。
「みんなと同じように生きたいと思って、それができないなってわかったときはすごくつらかった。でもみんなと違う道を歩んでるかもしれないけど、あたしの道も、これ、なんていうか、いいなあと思って。自分の歩んでるところもいいなあって思ってます」〉
「不安なくらい、しあわせ」な日々。…
今回の参加してくれた皆さんと、こんな長友ゆみさんの話を読みながら、私は長友さんの思いにとても共感した。私もべてると出会い、それをきっかけに沢山の出会いがあって、人とつながる喜びと安心感を得た。私は、とても、しあわせだ。
遅ればせながら、福岡当事者研究会ミーティング☆の報告③
第一部で長友ゆみさんの話を読み終えた私たちは、その余韻を楽しみつつ第二部へ。
テーマにそってLet's ! 当事者研究‼︎である。今日は初参加された方から。
「飲み会で一次会で帰るにはどうしたらいいか」という話が出た。
もっと仲間とつながりたいし、コミュニケーションのために飲み会はよく参加するのだそうだ。二次会にも誘われるし、行きたい気持ちもあるし、「いける…」と思って二次会に行くけれど、体力的にも精神的にも無理をして翌日に寝込んでしまうという。
彼は統合失調症で薬も飲んでいる。自分の病気をオープンにはできなくて、仲間とつながりたい反面、病気のことに触れずに自分のことを話すのはとても疲れる。けれど彼は誘われればノリよく二次会までいってしまう。
悩みはとても切実である。
それでホワイトボードに現状やその時の気持ちなんかを書き出してみた。
ならばどうすれば、仲間をがっかりさせずに二次会を断れるのか?
みんなで知恵を絞った結果がこれである。
↓
一次会が終わって一旦一人になること。二次会には他の仲間を先に行かせて後で行くと言い、自分は途中トイレやコンビニに立ち寄る。そこで冷静になり、仲間に電話。「ごめん、やっぱり帰るよ。ちょっと気分悪くて…」などと飲み過ぎた風を装って二次会の参加を断る。
彼はこれを実生活で試して、次回宿題報告をしてくれるという。
楽しみだ。
5月25日(日)15:00
参加者5名で行いました。初参加や参加2回目の方が半数を占めたこともあり、司会進行をする私はしゃべるたびに緊張して背中を玉の汗が流れていました。
けれど、終わって見て思うのは、全員が落ち着いていて温かい雰囲気の会になったこと。すごく居心地がよかったのです。
会の終わりに書いてもらったアンケートや振り返りでは…
「他の会や研修会より話しやすい」
「何の利害関係もない仲間という感覚になれる」
「アットホームな雰囲気でよかった」
という感想を頂きました。
会終了後は、警固のわっぱ亭食堂で夕食。楽しいひと時でした。
第一部では『悩む力』を輪読。
「自分自身との和解」
「管理を排し誰も排除せず」
ということが今回の福岡当事者研究会の心に残るキーワードとなった。
自分と付き合うのに苦労して、長友ゆみさんは統合失調症を発病した。
そしてべてるの家に出会う。阪神大震災の一週間後に浦河赤十字病院の精神科に四ヶ月入院した。
退院後もべてるの家の仲間とつながり、深い安心感の中で人間関係を回復していった。そして自分自身と和解できたとき、深いやすらぎを得たのだ。
〈納豆とごはんを本当においしいと思って食べられるようになった。その幸せ。
「みんなと同じように生きたいと思って、それができないなってわかったときはすごくつらかった。でもみんなと違う道を歩んでるかもしれないけど、あたしの道も、これ、なんていうか、いいなあと思って。自分の歩んでるところもいいなあって思ってます」〉
「不安なくらい、しあわせ」な日々。…
今回の参加してくれた皆さんと、こんな長友ゆみさんの話を読みながら、私は長友さんの思いにとても共感した。私もべてると出会い、それをきっかけに沢山の出会いがあって、人とつながる喜びと安心感を得た。私は、とても、しあわせだ。
遅ればせながら、福岡当事者研究会ミーティング☆の報告③
第一部で長友ゆみさんの話を読み終えた私たちは、その余韻を楽しみつつ第二部へ。
テーマにそってLet's ! 当事者研究‼︎である。今日は初参加された方から。
「飲み会で一次会で帰るにはどうしたらいいか」という話が出た。
もっと仲間とつながりたいし、コミュニケーションのために飲み会はよく参加するのだそうだ。二次会にも誘われるし、行きたい気持ちもあるし、「いける…」と思って二次会に行くけれど、体力的にも精神的にも無理をして翌日に寝込んでしまうという。
彼は統合失調症で薬も飲んでいる。自分の病気をオープンにはできなくて、仲間とつながりたい反面、病気のことに触れずに自分のことを話すのはとても疲れる。けれど彼は誘われればノリよく二次会までいってしまう。
悩みはとても切実である。
それでホワイトボードに現状やその時の気持ちなんかを書き出してみた。
ならばどうすれば、仲間をがっかりさせずに二次会を断れるのか?
みんなで知恵を絞った結果がこれである。
↓
一次会が終わって一旦一人になること。二次会には他の仲間を先に行かせて後で行くと言い、自分は途中トイレやコンビニに立ち寄る。そこで冷静になり、仲間に電話。「ごめん、やっぱり帰るよ。ちょっと気分悪くて…」などと飲み過ぎた風を装って二次会の参加を断る。
彼はこれを実生活で試して、次回宿題報告をしてくれるという。
楽しみだ。