昨晩は、弊社オリジナルプログラムである『背骨の調律エクササイズSintex®』の教育チーム勉強会の日。

全国各地(ひとりはアメリカ在住)がこうやって簡単に集えるようになったのもオンラインの恩恵ですね。

野村健一郎チーフ・テクニカルコーチ(写真上段左端)とチーフ・エデュケーショナルコーチの私(写真下段右から2番目。私だけブレブレ💦)が毎月交互に講師を務めます。
 
 
私は話し方や発信力や資料作りなどプレゼンテーションスキル向上を目的に、健ちゃんは動作スキル向上を目的に勉強会をセッティング。
10月に私が担当した内容(オンラインレッスン成功の秘訣)は教育チームだけではなく、Sintex®認定トレーナーにも開放して提供してみましたが、基本少人数でクローズドな勉強会です。
 
 
目指すのは『学習する組織』
個の力と組織の力が共に伸びていくことを願って、教育チームメンバーにはすべて無料で学んでもらっています。
 
昨日動作勉強会でのテーマは、まさかの『ラテンムーブメント』!
ラテンダンスムーブに、『Sintex®』をどれくらい応用できるかどうかへのチャレンジです。
そのためのウォームアップ的なマットワークも、「そうきたか!」の連続で唸りました。
さすがに競技エアロビクスの世界チャンピオンに6度輝いた世界のケニーです。
「自分もラテンダンスは最初は全然できなかった」という告白が信じがたいけれど、その言葉が皆の励みにもなったことは間違いないはず。
 
 
チーフコーチ以外が担当できるライセンスセミナーは、現在はSintex®の『Tone~眠れる体づくり』のみですが、
その『ベーシック』を本当に体得できているか否かは、基本の応用にどれくらい適用できているかで確認できたりします。
 
 
『骨盤で床を押す(グランドフォース)』から骨盤から上が引きあがる感覚をラテンダンスで体幹できるかどうか。
脇腹の上下伸ばしをリズミカルにらせん的な動きの中でも体現できるかどうか。
『ひねり』と『ねじり』の違いを体得できているかどうか。

これらが体現できると、まやかしのラテンダンスムーブを卒業できるだけではなく、ラテンダンスを踊る時間が同時にファンクショナルトレーニングの時間にもなるのです。
昨晩の勉強会で、新たな課題を感じたメンバーも多かったと思います。
 
 
↑グランドフォース&脇腹の上下伸ばしの基本形
左右の骨盤や肋骨の高低差、頭部の傾き、腕や肩と頭部とのスペースなど、チェックポイントは多数あります。
静止状態でできるようになっても、ダンスやスポーツへの応用はとても難しいのが実際です。
 
気づきが変化の最初の出発点。
『できない』は、『できるようになるための伸びしろ』。
『できなかったことができるようになる』経験の積み重ねが、指導者の深みになると思っています。
 
 
私も右足首の捻挫の古傷が、パフォーマンス発揮の妨げになっていることに気づけた良い時間でした。
リカバリー目指して、毎日粛々と昨晩のトレーニングの幾つかを続けてみます☺
 
 
株式会社アージュ
井上トキ子