東京医科大学医学部対策 | 仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

都内国立工業大で仮面浪人した末、
都内国立医学部に合格することができました。
現在は、勉強法紹介ブログとなっています。
よろしくお願いします。

また、最近twitter始めました!
@igakubu_teacher

未完成です。箇条書きのメモを文章にしている感じなので、暇なときにどんどん追加していきます!!!

東京医科大学の対策記事です。
私立医学部対策記事の第一弾です!

研究年度は2007~2011の5年分です。
参照したものは10年ほどです。
また、俺はこの大学は実際に受験したことがないのであくまで家庭教師及び塾講師としての目線になってしまいがちです。そこはご了承ください。

-------------------------------------------------------------
[1.英語~問題形式と対策~]

<概要>
東京医科大学の英語は

・制限時間60分
・全問マーク式

という試験形式になっています。

なかなか分量が多く、英語がニガテな人にとってはかなり厳しい試験ではないかという印象を抱きます。
例えば、第4問は標準~微発展くらいの語彙力がないと話にならないし、英語の論理構成を意識して読んだことのない人にとっては厳しいのではと思います。
また、第5問はなかなかの長文で、苦手な人はそれだけで時間オーバーになりそうです。また苦手じゃなくても、ディスコースマーカーや英語の文章構成に慣れていない人は手こずりそうな問題です。過去問慣れも必要になってきます。

しかし、英語が得意な人にとってはかなりの得点源になるとも思います。東医の英語は全体的に難易度が低めなので、得意な人は60分でかなり点をもらえると思われます。


では、概要はこのくらいにして大問別に対策を考えていきましょう。


<問題別対策>
1.発音・アクセント
【分析と対策】
発音とアクセントが年度ごとに交互に出ている印象があります。レベル的にはそんなにハードなものではなく、慈恵のようなよくわからない発音が出ることもあんまりないです。センターに毛が生えた程度の難易度です。
対策は、センター試験対策に用いる文法総合問題集(Next Stage等)の発音・アクセントのページを覚えるのが無難でしょう。
もしくは、国立医志望でセンター受験を考えてる人は、「センター試験英語が面白いほどとれる本(中経出版)」を使うのが良いでしょう。この本はボリュームがありますがかなりよくできた本です。比較的学力が高く、発音アクセントに時間を割くことのできる国立志望生はやると良いでしょう。私立医専願でも、やればかなり意味のある本です。おススメです。

ただし、発音・アクセントというのは、結局、日々の語彙の積み重ねが基本ですから、単語の入れ込みは忘れないようにしましょう。発音・アクセントは単独分野として分離しすぎてしまうと、勉強に身が入りにくくなります。語彙増強の一環と位置付け、単語集も欠かさず、暇なときに発音アクセントをやるのがベターです。

まあでも、この分野はそんなに配点も高くないので、「英語が出来ない人は」、これを完成させる前に、まずは第5問の長文で点を取ることを目指すのが先決です。


2.文法・語法問題
【分析と対策】
センター試験第二問とほとんど同じです。どこにでもある文法語法問題です。
対策は、

・Next Stage(桐原書店)

の文法と語法の項目を一通り暗記して解けるようにすれば十分です。私立文系受験生御用達の

・全解説頻出英文法・語法問題1000(桐原書店)
・大学入試英語頻出問題総演習(桐原書店)

なんてやる必要はないです。医学部受験生にとっては、あれはかなりオーバーワークです。
まあ、キャパシティーがあるならやるべきなのでしょうが、それよりもほかにやることが山積みなので、Next Stageくらいの分量をさっさと終わらせて、他の英語力をつけていきましょう。


3.英文整序
【分析と対策】
センター試験第三問とほとんど同じです。オーソドックスな整序問題です。
レベルも標準的なものがほとんどです。センター試験とか全統記述模試とかに出るレベルそのまんまって感じです。
対策としては、2項と同様、Next Stageで十分ではありますが、国立医を受験する人は、

・センター試験英語が面白いほどとれる本(文法・語句整序編)(中経出版)

の語句整序の章をやると良いでしょう。文法の基本的ではあるが盲点になりがちな事もしっかり解説してあるので、解釈にも役に立つはずです。当然私立専願の人にもお勧めできます!


4.文章語句補充
【分析と対策】
どこにでもあるオーソドックスな問題です。
しかし、英語がニガテな人はとことんやられてしまう分野の一つです。
この分野の問題を解くためには、

・語彙力
・文章構成把握

の二つの事が必要になってきます。
対策としては、

・単語帳や読解式の単語帳(文章で覚えるもの)
・ディスコースマーカー英文読解(Z会)

をやることをお勧めします。それでもだめなら、しっかり対策が出来る家庭教師などをお願いした方が良いです。文章を掴むセンスが身についてない場合、何かしらの指導者が先に掴むコツを教えた方が効率的です!(勉強方法の詳細は英語勉強法 を参照してください。)

5.長文正誤
【分析と対策】
当たり前ですが、東医の英語ではもっとも大事な問題です。
「24個の選択肢のうち正しいものを8~9個選べ」っていう国立にありがちな正誤問題です。
イメージ的には東京医科歯科大学 の正誤問題をシビアにした感じです。問題レベルは同じ、というか長文レベルなら医科歯科の方が難なんですが、間違えるリスクの大きさを考えると東医の方がシビアです。さて、そんな正誤問題ですが対策は、医科歯科対策とほとんど変わりません。
正誤問題は読めてしまえば簡単なので、読めるようになる勉強をします。

「語彙力をつけ、英語の論理展開の型を覚え、読むスピードを上げる」

これが出来れば、この分野の対策はあとは過去問演習くらいで事済みます。
結局正誤問題というのは英語を読む力を問われているので、付け焼刃な対策はあまり意味がないです。日ごろから上記の積み重ねをすることが唯一の対策になります。

しかし、本番での解き方はいくらか工夫が出来ます。俺のおススメは、

・全パラグラフにナンバーを振り、そのパラグラフ数と選択肢の数から、一パラグラフあたりどのくらいの選択肢の要素が含まれているかを予想して読み進めていく。問題をとく際は、3~4パラグラフもしくは1ページくらいごと読んでまとめて解くようにする。時間制限を考えても1パラグラフごと解いていくことはしない。

という解き方です。当たり前と言ったら当たり前な方法ですが、要素の数を予想して解いていくのは予想以上に効果的です。アテ勘の確率も上昇します。英語力をつけて、こうした処理的解法を身に付ければきっと正誤もしっかり得点源に出来ると思います。


<本番の戦い方>
人によると思いますが、俺は1から順番に解くのが良いと思います。
第1~4問を20分から30分で片付け、残り時間すべてを第5問に費やすのが良いと思います。
まあ、とはいえやっぱり個人差はあると思うので、過去問演習を通じて自分のやりやすい解き方を研究していってください!

-------------------------------------------------------------
[2.数学~問題形式と対策~]
-------------------------------------------------------------
[3.物理~問題形式と対策~]
-------------------------------------------------------------
[4.化学~問題形式と対策~]