センター理系科目勉強法~直前期の勉強法~ | 仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

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都内国立工業大で仮面浪人した末、
都内国立医学部に合格することができました。
現在は、勉強法紹介ブログとなっています。
よろしくお願いします。

また、最近twitter始めました!
@igakubu_teacher

もうすぐセンターで時間もないので途中ですが上げときます!どんどん更新するつもりです!

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とっしーです。
今回はセンター試験理系科目の勉強法を紹介します!
医学部志望者向けに書いてはいますが、どの受験生にも使える勉強法なので是非参考にして下さい!

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[1.目標]
医学部志望の場合、センターの理系科目での失敗は許されません。国語で上手くいけば理系で失敗しても勝てますが、国語で人より確実に取ることを考えるよりは理系を確実にすることを考えた方がよいです。理3とか京医受かる優秀層は国語も取るんだろうけど、大半の人は国語がネックになるはずだから、理系でアドバンテージを作っておきましょう。

とりあえず、810/900を目指すのであれば理系科目は

380/400

を目指しましょう。一科目あたり95点が最低ノルマになります。
90取れていたとしても95を安定して越えないのであれば、以下に書く勉強 例などで全体学習をする必要があります。
実際センター学習は要領よくやれば、二次もそこそこやれる勉強時間が作れるはずなので、95を安定して越えないならやっておくのがオススメです。
センター試験直前に焦ってメンタル崩すようなことも減るだろうし!


まあ、こんな書き方をすると現段階で7割とかの人は焦るかもですが、大丈夫です!
「基礎力が欠如していない」限り、2ヶ月あれば9割は越えるようになると俺は思います。
センター試験は完全に「覚えゲー」なので、間違った勉強(過去問やって丸つけしてを繰り返すなど)をせず正しい勉強をすれば間に合います!!
ポジティブに追い込んでいきましょう!!

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[2.センター数学勉強法]

(1)概要
「失敗した!」みたいな人が多く出る科目ですが、810/900を取るなら本番どんなに失敗しても85を切ることは許されない科目です。本番失敗しないために

・解けないときの焦燥感の解決法
・解法,定理とその使う場面

をしっかり把握して取り組む事が必要になってきます。前者は個人によって異なると思うので、ここでは省略します。(ちなみに俺は焦らない焦らないって心の中で呟いたり、他の問題に移ったりしてました)
後者は勉強姿勢,勉強法例,分野別対策の中に混ぜ込みながら書いていこうと思います。

では、以下基本的な勉強姿勢,勉強法例を書いて、その後に分野別の対策法を書こうと思います。



(2)勉強姿勢
他の理系科目ではセンター対策で「過去問演習をメインにするな」と主張していますが、センター数学は過去問演習の量が非常に大切になってきます。
センター数学は60分でかなり多くの問題量を処理しなければならず、かなりタイトな時間設定になっています。

そうした時間設定下で、どのくらいのペースでやると上手くいくのか、自分は失敗しないのかを知ることが最低限必要になってきます。
(ただ、60点代になってくると基礎力が完全に不足しているので、時間把握以前に基礎力をつけ直した方がよいと思います。)

そこで上記のペースを知るために過去問演習を用いるわけです。浪人して過去問を使ってしまった人は河合のマーク式総合問題集でもよいです。そうした教材を使ってペースを掴みましょう。

また過去問orマーク式総合問題集演習はペース理解以外にも、解法,定理確認にも非常に有効になってきます。

自分の間違えた問題は、

・どの分野か
・何の解法を使うのか
・どんな定理に関連しているのか

こうした事を分析してリストアップして、その都度その分野の復習を教科書、基礎的参考書で確認すればかなり点数が上がるはずです。
そして、こうした行程を10セットくらいやれば、自分の弱点がわかってきて、弱点を完全克服することに繋がりますし、本番の安心感が増加します。欠かさずやりましょう。



(3)勉強法例
さて、以上の事を踏まえてオススメの勉強法をしようと思います。個人的には、

「3~6時間くらいとにかくまとまった時間を確保し、過去問やマーク式問題集を数セット分用意し、

演習

間違い直し

弱点分野,定理,解法分析&確認

繰り返し

その日にやった数セットを見通した弱点分野,定理,解法分析&確認

の手順で勉強する。このサイクルを行い、合計10~20セット分くらい経験する」

というような勉強法が良いのではないかと思います。
使用問題集は

・東進のセンター数学過去問題集
・マーク式総合問題集(河合塾)

をオススメします。
ただ、最終的には過去問が命になってくるので、過去問をやっていない人は過去問最優先で取り組んで下さい。

予備校の問題はあくまで偽物であり、問題の流れが若干違います。
駿台,Z会はもはやめちゃくちゃです。別にセンターで95取れれば良いわけだし、あんな難しくしたりする必要はないと思います。ああいう自己満足というか他社との区別化をはかるビジネスライクな問題集は受験生が使うべきではないです。

あと、参考程度に

・センター数学1A必勝対策マニュアル(東京出版)
・センター数学2B必勝対策マニュアル(東京出版)
もしくは、
・旺文社のマニュアル本

のどちらかを買っておくと便利かもしれません。どちらともあれをメイン教材にするのは非効率極まりないですが、苦手分野,解法,定理確認をするのには便利です。直前期の小手先テクにも使えますしあると安心します。

さらに加えて、教科書かそれに類似する参考書を持っておくと良いでしょう。センター試験は教科書の内容以外は一切出題されません。教科書で出題範囲を確認するのは大事だと思います。あと苦手分野を教科書で読んでみると、意外に発見があります。



(4)分野別重要事項
1A
~大問1~
式と証明
集合と論理
~大問2~
二次関数
~大問3~
三角比
~大問4~
場合の数
確率

2B
~大問1~
指数対数
三角関数
~大問2~
微分積分
~大問3~
数列
~大問4~
ベクトル

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[3.センター物理勉強法]

(1)概要

二次試験の物理を極めてしまえば、センター試験の物理も難なく95以上は取れるはずではありますが、二次試験物理が未完成の段階でも対策次第で9割を超すことのできる科目です。とはいえ、基礎学力のない人が5割から9割に伸ばすことは簡単ではありません。物理は流れのある体系だった科目であり、基礎学力のない、つまり体系化のできていない学生がいきなり問題集を取り組んだからといって、安定して90%を超えることのできる科目ではないのです。それをまずは念頭においてください。


以上のことを前提として、今回は二次学力も最低限ある、つまりゼロの状態ではない学生を対象にした勉強法を紹介します。

ちなみにもし、まったく物理をやったことのない人、物理を全く理解できてない人で90点以上が欲しいなら、以下の学習に加えて、「受験物理勉強法」で紹介したような勉強法を並行して行う必要があります。



(2)勉強姿勢

前項でも述べましたが、物理は体系だった科目です。受験は殆どがパターン学習ですが物理はパターン学習の中にも比較的多くの体系が組み込まれています。

したがって、「過去問演習をして、間違い直しをして」の繰り返しはあまり意味を成しません。断片的に体系を学んでも全体は見えてこないのであまり点数に結びつかないということです。


点数を効率的に伸ばすなら、


・体系だっている

・説明が詳しい

・学んだ体系を実際に使える問題を載せている

・できるだけ沢山のパターンを載せている


の以上4点をそろえた参考書兼問題集を取り組むのが一番だと俺は思っています。

こうした問題集を完璧にすれば、センターの問題はミスを除いてまず間違えないと思います。


さて、以下では具体的な勉強方法について書いていきます。


(3)勉強法例

今回はセンター対策のみに絞っているため、用いる参考書and問題集は一冊だけです。


「解決!センター物理1(Z会)」


を用います。

使い方は、


「基本説明を熟読し、内容を理解する。それに附随する例題を解いて、内容の習熟度を確認する。そののち発展講義みたいな項目も熟読し、同じように例題を読む。それが終わったら練習問題に取り組む。この際少しでも止まった問題はチェックをつける」


というサイクルで一冊をなるべく早く仕上げてほしいです。問題量はたしか150題程度なので、目安は5~10日で一周目を仕上げてほしいです。(短期で仕上げてほしいのは、体系を忘れないうちに復習ステップに入ってほしいからです。)


そして一周目が終わったら、

「チェックをつけた問題をチェックがなくなるまで反復する。つまり他人に説明ができるようになるくらいまで、復習する。その際、暇なときに基本説明とか発展講義みたいのも読み返すと良い。」


って感じで勉強して、その方法でチェック全部の復習が終わったら、直前まではやらなくても良いと思います。

ただ、直前になったら150題全部解きなおしてみましょう。それで間違えた問題は自分にとっての最大弱点ですからセンター本番も見直すといいでしょう。



なお過去問ですが、過去問はチェック問題の潰しが全部終わってから、数年(4~5年)やれば十分です。多分解決シリーズだけで内容面の対策はできているはずなので、過去問では解き方や自分流の作戦を研究しましょう。あ、予備校の実践問題集みたいなのは気休めなので全くやらなくても問題ないです!


まあ、上記のような勉強法で取り組めば根詰めてやれば10日くらいで90点くらいは取れますし、時間をかければ、もっと高得点が取れると思います。体系を意識しながらがんばってください!



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[4.センター化学勉強法]

(1)概要と前提対策
理系科目の中でもっとも容易に100点が取れる科目です。大部分の問題が知識を問う問題で、残りも簡単な計算問題ばかりです。
そのため、医学部志望でセンターの計算が素直に分からない場合は非常に危険です。もし、分からない問題がある場合は、該当分野を二次対策問題集で潰しておきましょう。ちなみに計算が苦手な人には、

・化学1,2計算の考え方解き方(文英堂)

を使って苦手分野を潰すのがオススメです。今から全部やっても十分間に合う問題量ですし、苦手つぶしだけに使うなら余裕です。
ちなみにセンター~地方大医はこの本の計算レベルで十分合格出来ます。


つまり、俺が言いたいのは、センター化学で95~100を取るには、

・計算系で分からない問題をなくす事

が「最低条件」になるってことです。まずはそこからスタートです。


さて、以下では最低条件をクリアしてる人向けの勉強法を紹介します。
とはいえ、11月中旬で時間がないので、クリアしてない人も同時並行で以下の勉強をするのをオススメします。


(2)勉強姿勢
最低条件をクリアした人達にとっては、

・計算でミスを減らすこと
・知識で間違えないこと

の二点が大きな課題になってくると思います。したがって、受験生は二点をクリアすることを目的とした勉強をする必要があります。まずはそうした目的意識を持ちましょう。


(3)勉強法例
前項で、
・計算ミスを減らすこと
・知識で間違えないこと
が大切だと述べました。ではどのように学習すればよいのでしょうか?
これは個人によって異なるとは思いますが、俺なら、

前者
→過去問を数年解いてみて、間違えやすい計算のポイントを把握する。それを言葉でまとめてリストアップしておく。センター演習の際は常にリストアップした内容をチェックしながら解いていく。それでも間違えるようなら、分野を完璧に出来ていないので問題集で該当分野や該当計算をやり直す。

後者
→「即効!化学1出るとこだけ(中経出版)」を用いて全範囲を暗記する。理想は全部を板書出来るくらいの暗記。書いたり読んだり教えたりして覚えまくる。図説もあると便利だと思う。暗記なので何度も繰り返す。ある程度覚えたと思ったら過去問や実践問題集を試しにやってみる。そして出来なかった分野を覚え直す、これの繰り返し。ただ、メインはあくまで全分野暗記なので、くれぐれも演習メインにはならないように。演習は理解度チェックの補助みたいなもんです。


(4)注意事項
センター対策で「過去問→過去問直し」だけやるのは愚の骨頂です。
過去問で出題された問題はその問題の理解度をはかるものであり、入試本番の出題内容と直結するかはわかりません。センター試験は出題範囲をどれだけ完璧に覚えられるかが勝負です。過去問だけやって点が取れてるから満足という、目的意識のない学習は絶対にやめましょう。

また、効率性の観点から、医学部志望の学生がセンター化学対策講座みたいなのをとるのはオススメしません。予備校のセンター講座は50点の人間を70点にするのが目的の授業がほとんどで、95~100を目指す学生が取ってもほとんど意味がないです。


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