センター試験5日前にやるべきこと | 仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

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こんにちはとっしーです。更新遅れて申し訳ありません。
最近は自分の家庭教師の生徒のアドバイスや部活や大学勉強に追われてなかなか更新できませんでした。さて、センター試験間で残すところあと僅かですが、勉強の方は順調ですか?今回はセンター試験五日前でも点数を伸ばすような付け焼き刃な勉強方法を紹介します。今まで勉強してきた人も滑り込みたい人も参考になると思うので、読んで見てください。ただし、あくまで自分の勉強プラスアルファな勉強方法なので、自分の勉強計画がある場合はそれをしっかりと行ってください。

・数学・
センター試験の過去問の本試験を1A2Bともに三年ずつくらい用意します。そして1A、2Bを連続で三年分とき続けてください。(3セットやるということ。その際、1A2Bを交互に解いたりせず、同一科目を連続してやること。)三年分もセットでやれば、センター試験の問題への姿勢が自然に出来てきます。またこの超直前期にまとめてやることによって、センター試験の問題になれることも出来ます。
ただし、解くだけでは勿体無いです。間違えたところは徹底的に分析し、
「何に気づけなかったのか」
「どこで計算ミスをしてしまったのか」
「何の定理を理解していなかったのか」
「どこに時間をかけすぎてしまったか」
を分析しましょう。5日前にエラーを生じるということは本番も生じる可能性があります。直前期になると、どうしても現実逃避しがちになって、苦手分野を見つけても逃げ腰になってしまいますが、それはダメです。直前期の今こそ残りのエラーを直してください。そのための三年分のセットです。とりあえず、エラーを正す方法としては、以下のような方法があります。

・間違った定理を教科書や参考書で見直し定着させ、他のセンター試験の解答を見直しながら、どんなところでその定理使われているか、使用条件を把握する。センター試験で使われる定理や図形条件の出題パターンはかなり限られています。過去問で出題のされ方を分析しましょう。
・計算に時間がかかる場合やミスした場合は、自分の解いた答案を見直しましょう。答案がぐちゃぐちゃになってませんか?計算をいたるところにしていませんか?計算ミスや時間ロスは、整理して解いて行けば解決することがほとんどです。B5の問題用紙の余白に半分の線を引き、答案を書くような感じで順々に解いていくと間違いが減ります。

センター試験の過去問で95以上安定して取れる人はそんなにやらなくていいです。本番も満点目指して爆進して下さい。それ以外の人やってみるといいかもしれません。付け焼き刃ではありますが意外に効果的です。

・化学・
この直前期に過去問だけやるつもりならやめましょう。化学に関しては本当にナンセンスです。この時期から化学の成績を伸ばすなら知識です。
「即効!化学1出るとこだけ!(中経出版)」
の無機分野と有機分野を徹底的に覚えましょう。ページ全部写せるくらい覚えましょう。書いても読んでもいいですからとにかく覚えてください。もし覚えられない分野があったら図説などを使って視覚的に覚えましょう。ちなみに、もし出るとこだけを持っていない場合は各自の暗記用参考書を使ってください。
個人的には直前期の知識暗記は絶大な効果があると思っています。直前期は殆どの人が脅威的な暗記力を発揮するはずです。数回やった過去問で気休めする暇があるなら、一個でも知識を詰めましょう。本番確実に覚えたって問題が出題されると心が安定しますし、計算問題に多くの時間を割くことが出来るはずです。

まあ過去問で無機有機の知識を一問も間違えたことがないのならやれとは言いませんが、一問でも間違えたならやるべきです。というかやって欲しいです。

あと計算問題の解き方がイマイチって人は、
「化学12計算考え方とき方(文英堂)」
を使いましょう。該当分野だけで良いので例題を一通りといて見てください。効果があります。

・物理・
俺の書いたセンター試験の物理勉強法で紹介した本をやっている方なら「解決!センター物理1(Z会出版)」で間違えた問題をもう一度全問とき直してください。あの本の問題を全部やりきれれば、センター物理の問題はすべて解けます。

それでもいい点が取れていないならば、問題用紙に書いた答案の書き方を見返しましょう。

色んな所に計算しっぱなしの答案になっていませんか?
フィーリングで解いている問題はないですか?
答案がグチャグチャしていませんか?
力の図示、力のつり合い、運動方程式、エネルギー保存、波の干渉、ドップラー、光の屈折反射、波の自由端固定端などなど物理的な内容での適用ミスはないですか?

センターであとちょっとという人は答案ができていない人が多いです。論理のミスや公式適用ミス、計算ミスを減らすためにも、計算過程を順々に書いていきましょう。(日本語まで論述する必要はないですが、答案を書くつもりで書くと間違いは圧倒的に減るはずです。)
字を綺麗に書く必要は一切ありませんが、計算過程を整理して書くというのは、案外大事です。実践しましょう。

・国語ー現代文-・
センター試験は日本中の学生が受ける試験です。問題の正解が複数生じるような曖昧な問題は出題しません。それゆえにセンター現代文は全ての問題において誤答選択肢に「誤り」があります。
受験生はそのことを理解しましょう。現代文は正解探しではなく間違いさがしです。本番まで肝に命じましょう。ということでそれを前提にアドバイスします。

「近年の」過去問を二回目でもいいですからもう一度やり直してみましょう。その際、問題は全て間違い根拠を探しながら選んでいきましょう。1ミリでも間違いがあればその選択肢は他の所でどんなにいいことを書いていてもバツです。間違いのないものしか正解になり得ません。
そして問題を解いたあとは、解答を見て自分の間違いさがしと解答の間違い探しを比較しましょう。国語ができる人はどのような根拠で選択肢を削除しているかが分かるはずです。あとは本番冷静に読むことを祈るのみです。

・国語ー漢文-・
残り5日しかないことを考えると、知識を優先していれるべきでしょう。句形は覚えていますか?単語をちゃんと覚えてますか?近年の漢文は昔に比べて、遥かに難化しています。過去問でできたからと言って知識を入れないまま受けると痛い目に会います。自分の持っている対策本に載っている句形と単語は最後にもう一度確認しておきましょう。あとは漢文の文法みたいなのも最低限理解しておくと心強いと思います。

・倫理政経・
基本的にはセンター倫政勉強法で書いた勉強法をつづけていくのが一番だと思います。ただし、直前期なので、参考書を一通り読むことをオススメします。センターは広範囲から出題されます。本番にほぼ初見という問題に当たらないように、参考書で一通りの内容は押さえておきましょう。本番10点は変わってきます。





こんな感じです。この時期、殆どの人が居ても立っても居られない気持ちだと思います。逃げたくなる時もあると思います。ただ、センター試験で85%取れなければ国立医は絶望的になります。最後の最後まで諦めず頑張ってください!
読者の方がうまく行くこと願っています!