さびしいスケジュール
今年も高円寺のギャラリー「たまごの工房」さんで7月に、
「POST CARD 300人展」があるので参加の申し込みをしました。
考えてみると、私、これの他にはこの先、公募展もグループ展も予定が入っていないのです。
毎年参加していた、茨城県の「勤労者美術展」も「ふるさと美術展」も、去年をもって終了してしまいました。
私にとって、この2つの美術展は大きなサイズの木版画に取り掛かるいいきっかけになっていたのでとても残念です。
打ち切りの理由はやっぱり“お金”なのかな?
お金が無い時に予算から真っ先に削りとられるものがいくつかあるとしたら、まず「美術・芸術」なんてものは、そこに入ってしまうのが寂しい現実です。
個展に関しては、去年の10月に地元で開いたばかりなので(正確には羊毛人形の作家さんとの二人展)、次はしばらく新しい作品を作ってからでないと無理だなぁ~と思うのです。
できれば、これから頑張って制作に力を入れて、次回は来年か再来年あたり、また都内で個展を開ければ…と考えています。
こちらは去年10月の地元での個展の様子です。
ごちゃごちゃ欲張って展示しすぎちゃったかな?
大きなサイズの木製フレームは私の先生の手作りです。
お客様には版画よりもフレームばかり褒められます…。
古くなったスタンドは版画を摺った和紙でシェードを張り替えました。
「犬いろいろさまざま」(クリックで拡大)
大きなサイズの作品です。作ったのはもう5年ほど前ですが、モチーフが犬で、楽しげな雰囲気が良いのか、気に入って下さる方が多いため個展やグループ展のたび展示してきました。思い出深い作品ですが、でも、さすがにそろそろ引っ込めようと思っています。
「頑張ってまた個展やろう」と思うけれど、時々「自分は、わざわざ人に見てもらう価値のあるものが作れているだろうか」と弱気になることもあります。どんなジャンルでも同じでしょうが、知れば知るほど、やればやるほど、「難しさ」や「怖さ」が見えてくることってありますよね。でもそんなことを考え出すと何もできなくなるので「人生やったもん勝ちだよ!」と自分を励ましながら進む、とときちなのです。