人を傷つけて、その先にあるもの | 僕シル新章 僕と家族とタイで生きる道♪

僕シル新章 僕と家族とタイで生きる道♪

クローン病の僕とシルビア(s14)の物語から始まり、気がつくとシルビアはもう無いし、子供は3人になるし、いつの間にか日本からタイへ移住しているし。人生は何が起きるか分からない、今を可笑しく楽しく生きよう!!

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今日は本音を書こうと思う。一応、ブログにはほぼこのブログには嘘はないし、出切るだけ本当のことを書くようにしてる。知らなくていいことについてや、自分にとってどうでもいいことには嘘があるかも知れない。でも、今日は100%本当のこと。人生には選択はつき物、選択したその先にあるもの、それは何なのか。ここ数日で、悩んで出した答え。読んでください。


仕事が始まり、充実しつつも苦悩する毎日でした。日に日に体は病んでいくし、4㌔痩せました、それに伴い心も辛くなる。全ては病に負け、己を見失ったこと、これが始まり。でも、この気持ちは俺以外には理解できないと思うが、本当に毎日が辛かった。ほぼ毎日目眩に襲われ、もう普通の生活は出来ないのではないか?と思うくらい、毎日が辛かった。


人間には強い人間と弱い人間が居る。俺は典型的に弱い人間。でも、そんな俺を支えてくれる人が居て、その人と居ることが俺の支えで、俺の居場所だった。だから、その人に想いを告げた。「側にいてほしい」って。毎日、バスに乗れない俺と40分以上歩いてくれた。誰よりも優しくて、面白くて、一緒に居て元気が出て、自分をいつも押し殺してて、不思議で、変わっててすごい素敵な人。でも、俺には彼女が居て、どうすることも出来なかった。だから、俺は一つの決断をした。


夜、彼女に電話をした。毎日別れ話をして、彼女を泣かせての繰り返し。俺の弱さが、彼女を苦しめ、結局は俺のエゴなんだけど、やはり心の支えがほしかった。それが無ければ、頑張れる気がしなかった。毎日彼女に別れ話をしても、「別れない」の一点張り。でも、正直に想いを告げた。遠距離では、毎日逢えるはずも無く、彼女が寂しさに耐えてる中、俺は耐えれなかった。距離が近いから、惹かれたわけではなく、素敵な人だったから、今まであったことのないタイプだったから。でも、この日の彼女はいつもと違う答えだった。結論は「別れよう」だった。


あやは最後に、「友達に来年仕事やめるっていったんだ。でも、あやが笑って終わっちゃったって言えばいいことだし、お母さんにもついていかないで、一年様子見てよかったって言えばいいし。別れてもつばっちを想いだすんだろうね。だってもうすぐ二年経つし、思い出もいっぱいある。携帯もピッチもDSもおそろいだし、パソコンももらった。それを見たらつばっちを思い出すんだろうね。あやは、気になる人がいるわけでもないし、職場に男の人もいない。誰かに紹介してもらおうとも思わない。つばっちが私の心にいるから、誰とも付き合おうとも思わないし、ずっとつばっちが私の中に居たら結婚もしないと思う。でも、あやが勝手に想ってるだけだからいいよ。あやはどんなに頑張っても逢いにいけないし、側に居てくれる人がいるならその人のと付き合った方がつばっちはいいよ。」って。毎日泣いて、涙は出ないと思ったのに、涙は枯れず流れ落ちた。声にならなくて。あやの言葉の一つ一つが、俺の中に眠ってた何かを起こして、その瞬間は俺にとって永遠で、愛おしくて、誰よりも愛しくて。泣きながら「逢いに来て」って伝えたら、「明日行くよ」って。


体に刻まれた思い出は、変わることの無いもので、素晴らしいものだ。別れようと思ったのに、でも愛しくて、大好きで、俺は別れられなくて、優柔不断で、でもやっぱりあやが好きなんだって思った。だから、これからは一年は辛いけど、辛くなったら時には人に甘えるけど、でも俺にはあやがいる。俺の側に居てくれて、一緒に居てほしいと伝えた人は俺と同じ事を望んでくれてた。すごく俺が甘えたのに、その人を裏切っちゃった。あんなに良くしてくれたのに。人を傷つけて、そのことに苛まれ、でもコレは俺が背負う罪であり、一生消えることの無いもの。俺の心の中に深く刻み、一生それを背負って生きていく。それが償いだと思う。人を傷つけて、その先にあるもの、それは「何も無い」こと。何もないんだ。人は弱くて、一人じゃ生きていけない。お互いを思いやり、信じること、それが大事なことなんだね。25歳になっても、まだまだ子供なんだね。分かったつもりで、結局何も分かってなかった。だから、また一歩進もう。一歩ずつ。


悩んで、色々考えたけど、甘い戯言かもしれないけど、人を傷つけた俺だけど、それは俺は人を幸せにしたいと思った。幸せってモノは、見えるものではなくて、すごい抽象的な言葉だけど、でも人それぞれ色々な形がある。俺にも色々な形で人を幸せに出来ると思う。側にいることだったり、困っている人に耳を傾けて俺の考えを伝えることだったり、俺と同じように病気で辛い人たちにも俺の頑張っている姿を見てもらったら勇気を上げる事も出来るし、俺の開発した車を乗ってくれた人が喜んでくれることも間接的に幸せにしてると思うし。だから、毎日精一杯生きよと思う。体の欠陥上、長くは生きれないと思うけど、命の灯火が消える最後の瞬間まで、人に夢を見せてそして幸せにして行きたい。それが、俺の行き方だから。だから、もう迷わない。俺は俺の道を生きる。