さて、お題は「吸気温度」がマシンに及ぼす影響、まぁ、エアクリ選びをちょっと考えました!!って話ですね。
エンジンは空気が入れば入るほどパワーが出るのは当たり前で、だから過給して空気押し込んでと、やるわけですよ。NAだろうが、ターボだろうがそんな中で大事になってくるのが"密度"ですね。どんなに空気が入っても密度が低ければ空気量が少ないので実質エンジンに入る空気量は少ないわけで、密度の高い空気が必要になるわけです。能書きたれるより、空気の密度と温度の相関を示す式を下記に記します。
ρ;密度[kg/m3] P;大気圧[atm] t;温度[K]
検討はNAフーガを仮定したので、P;大気圧は固定とすると、ρ;密度に影響する項はt;温度になります。当然t;温度が大きくなればρ;密度は小さく、t;温度が小さくなればρ;密度は大きくなる。グラフにすると、こんな感じです!
0℃基準で考えると、
+40℃ ⇒ -13%
+60℃ ⇒ -19%
と大体密度が変わる。
ここで、トルクに及ぼす影響を考えると、 (仮定;1)0℃トルクが基点、2)温度が変化しても同体積がエンジンに入ったとする)密度の変化がそのままトルクに影響を及ぼす。はずですww
結論は、「空気は冷えているほうがトルクはあがる」って事ですw
余談ですが、
1)タイムアタックは秋に多く実施するのは、エンジンのトルク・パワーがでるから
2)空気密度が大きくなると空気抵抗は大きくなる(1)の関係とトレードオフ)
3)インタークーラーは、過給して暖められた空気を冷やすため。グルっぽの問題にもありますが、決してクーラントを冷やすものでは無くて、空気を冷やすものです。
4)エアダクトは外気を導くためです。エンジンルームで暖められた空気が入ると、密度の低い空気が入るので。。。
あっているかどうかは、自分で判断してください。あくまで俺個人の意見ですので^^次回は、「エアクリ形状」についてです!
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