ロックだったおっさんの穏やかな目/高橋源一郎(64歳) | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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高橋源一郎
きたーーーー!!きました!!高橋源一郎!!!
大好きです高橋源一郎。


高橋源一郎は、村上春樹に憧れて、それでも村上春樹にはならなかった繊細な人です。
繊細すぎてロックになってしまいました。『さようなら、ギャングたち』読もう。
そして『ジョン・レノン対火星人』読もう。もう、何に怒ってるのかわからんくらいロック。


高橋源一郎をどこから語れば良いのかわからないくらい、高橋源一郎は魅力的です。
「繊細」がそのまま「反抗」となり、そしてそれもまた「繊細」に帰結する。
Wikipedia読むだけでゾクゾクしてきます。

学生運動に参加して逮捕・起訴され、東京留置所に拘留された後一種の「失語症」になり
しばらく読み書き、考えることを放棄してみて、しばらくしてから文章を書くようになりますが
その文章が、ティーカップを褒める男女(?)の会話、という
もうこの文章に至るまでのエピソードと、実際書かれた文章の繊細さ。たまらん。
とりあえず興味があればWikipediaで該当ページを読んで下さい。

また、村上春樹が出た時に冒頭1ページを読んだだけでショックを受け、
「この人は今後も書き続けるんだろう」「こんなやつがいた」と思いつつ
「こいつの凄さをわかるのは自分だけだ」と感じながらも「邪魔だな」と憎むという
もう、繊細の詰め合わせみたいな、どこにでも琴線があるようなすごくもろい人です。


高橋源一郎は、今も現役で色んな本や文章を出していますし、Twitterもやってますが
これらを読んで見えてくるのは、紆余曲折の後の穏やかな高橋源一郎自身です。
ベイマックスを見て泣いちゃう高橋源一郎とか、子供と遊ぶ優しい高橋源一郎とか、
もう何て言うか、優しいし、穏やかだし、でもちゃんとコアは「高橋源一郎」してます。


こういう何か涅槃なのか、到達した地点というのはもう語るのもおこがましいくらいで
本当はこんなちゃらけたブログには載せられないんですが、それでもやっぱり素敵です。
自分が将来男に生まれるのであれば、こういう人生を・・・大変だろうけど送りたい。
そういう風に思わせるのが、高橋源一郎です。


はああ-、好きすぎて語ってしまったわ。
明日も大好きな作家さんのお話ですが、これまた高橋源一郎とは違う良さがあります。
どうぞお楽しみに!