感想や考えなども一緒に残して、自分の振り返りに活用していますが、ブログを見て下さっている方の学びの参考にもなればいいなと思っています。
あっという間に春(初夏?)になってしまったので、4ヶ月分まとめて。
1月〜4月に参加した研修は
『第二期 トラウマ反応と「迎合」についてー支援者向けクラスー』
主催:対人支援者同士で学び・深める【メンタルヘルスとトラウマの理解】
講師:津田真人先生
『胎児期からの赤ちゃんの睡眠』
主催:母子フィジカルサポート研究会
講師:宮井文先生
『フラッシュバック対処と予防』
主催:服部セミナー沖縄事務局
共催:沖縄トラウマ勉強会
講師:服部信子先生
研修参加は3つだけでした。
『トラウマと迎合』の勉強会は、昨年に引き続いての参加です。
同じ講師、ほぼ同じテーマですが、一年の間に発見されたり学んだり、体験したり考えたりすることがあります。
それは講師の先生も参加者も共に持ち寄っているものです。
昨年トラウマティックな状況での『迎合』を、どのように捉えるかについて考える機会を得たことで、日常の中の『迎合」についてもその意味を考えるようになりました。
意図的で戦略的な『迎合』
意図的で保身のための『迎合』
無意識で反射的な『迎合』
迎合の目的はない『迎合』
盲目的な『迎合』
…他にも色々あるなぁと思います。
どうしてその『迎合』が発動されたのか、その『迎合』が成すことは何か、そんな視点で見てみると、人が時間軸の中でどこに焦点を当てているのかが少し理解できます。
できれば「今」を大切にしたいところ。
でも「関係」に影響を受けて、過去や未来に引き寄せられているかもしれません。
第二期の「トラウマと迎合」勉強会は9月まで続きます。
勉強会の資料と参考書籍を見直しながら、今年は『迎合』をもう少し幅広い視点で考えていきたいなと思っています。
フラッシュバックの研修も、トラウマに関連したものです。
支援の場だけでなく、保育の現場でも度々見られる「フラッシュバック」。
こどもはもちろんですが、保育者がフラッシュバックを発動していると思われるケースもあります。
研修では、フラッシュバックの定義や種類、仕組みを丁寧に解説していただきました。
そして実際の対処法も具体的に教えていただきました…が、
カウンセリングのような心構えを持って対面している時ですら対処は難しいなと思っているのに、人がわちゃわちゃとしている最中のフラッシュバックに落ち着いて対処できるのだろうか…という気持ちも今はあります。
「対処」は訓練を積み重ねていかないとなと思いますが、まずは「フラッシュバック」について知ること、その予防をすることが大切なんだよなと思います。
だから『トラウマインフォームドケア』を子育てや保育の場に広めていきたいと思っているわけですしね。
トラウマの予防と防止、そして対処
それは私の願いとテーマになりつつあります。
宮井先生の「赤ちゃんの睡眠」の講座は、ずっと受けたいと思っていました。
宮井先生…ふみさんは、私のタッチケアの師匠でもあります。
今回の睡眠のお話しは、最新のデータと実際の暮らしへの還元がリンクしていて、とても参考になりました。
今年度は子育て支援センターでも「睡眠と生活リズム」の講座を復活させたので、バージョンアップした内容でお届けできるかなと思います
読んだ本は再読を含め、トラウマにまつわるもの。
この本は、支援者だけでなく当事者も読める内容です。
漫画版ですが、日本の本ではないので和やかな感じはあまりしないです。
文字も多めです。
でも、「トラウマ」という切り口だけでなく、「不安」「痛み」など具体的なしんどさを扱っていて、その正体や付き合い方が当事者目線で細やかに、そして語りかけるように書かれているので、見たい部分をサッと眺めるだけでも何か得るものがあるかもしれません。
私は欄外の豆知識的な部分がとても参考になりました
この本は様々な研修で、紹介されます。
良い本ですが紹介に至る経緯は色々で、だからこそ何度も読むことになっている今一番手放せない本です。
翻訳が良いのか(原文を知らないし英語もよくわからないから私にはなんとも言えませんが)読みやすくて、「複雑性PTSDとは何か」が実際の様相からわかる内容だと思います。
「迎合」「フラッシュバック」についても、この本で理解が進みました。
この本も、何度読むんだ…と思うくらい読んでいます
たくさんの専門家が寄稿しているので、それぞれの領域、知見に触れることが出来、その時に読んでいる他の本と合わせて読むことで新たな発見があったりします。
コラムも好きです。
この本は、トラウマを学ぶものが最初に読むべき本と言われています。
だから一回は読んでいる…。
そしてそのままほったらかされていたものを、最近また読み直しています。
あらためてジュデス・ハーマンの考えに触れ、「トラウマの時代」は今になってやってきたものではなく、私たちの環境がそれを浮き彫りにしてきたのではないかと感じました。
そして人の傷つきは人の力で回復する
こんないい本をほったらかしていたことを反省しつつ、でも今の自分だからこそわかることもあるのかも…と思いながら読んでいます
面白そうな本です。
まだ最初の方だけしか見ていません。
ボウルビィって色々と誤解されていた人なんですね。
アタッチメントについては心理でも保育でも当然のように学びますが、ボウルビィがどんな経緯でアタッチメント理論を展開したのか知らないので、それは学ぶべきかなと思いました。
難しそうかなと思っていたのですが、意外と読みやすくて面白いです(今のところ)。
勉強ばっかりしているようなブログですが、仕事も忙しいし休みたいし遊びたいしで、何にも出来ない日もたくさんです。
心のままに
無理なことは無理
そんな心持ちで少しずつ歩んでいます
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