倭姫宮は皇大神宮(内宮)の別宮です。
伊勢に神宮があるのは倭姫命のおかげ!!と宇治山田町民の強い要望で大正時代に皇大神宮別宮として創立された神宮125社の中で最も若いお宮さんです。
第10代崇神天皇は神威が強すぎる天照大御神を皇居の外でお祀りするため豊鍬入姫命(崇神天皇の皇女)に永遠に安定した神事を続けられる地を探させましたが神のお告げは無く、
2代目斎王の倭姫命(第11代垂仁天皇の皇女)が大和→伊賀→近江→美濃→伊勢と御巡幸され現在の場所に皇大神宮を創建しました。
御巡幸は阿倍・和珥・中臣・物部・大伴の五大夫(有力武将)を伴う長旅で、
立ち寄った各地に米づくりを伝えたと言われています。
倭姫宮の御祭神は倭姫命です。
お宮の左側は古御敷地です。
前に来た時は新旧社殿が並び、
遷御を待つのみ、といった時期でした。
▲倭姫宮
遷御の直後からただ新築だった新しいお宮は神の息吹が満ち満ちて、古いお宮は抜け殻に見えるそうですよ(・・;)
ところで御敷地の敷石、
なんか気付くことありません?
分かりやすいのは下の写真。
透き通った石は中国産で、
お白石持行事で運んだ石だけでは足りなくてあとで混ぜるんだって!
徴古館は倭姫宮の目の前です。
近くには神宮式年遷宮記念美術館・皇學館神道博物館もあります。
▲神宮徴古館
内宮と外宮の中間に倭姫命を埋蔵したとされる尾上御陵があります。
御陵に隣接する倉田山に倭姫宮が鎮座しています。
今度行く時は博物館と尾上御陵も行きたいな!!
◆倭姫宮
伊勢市楠部町5