板橋区立美術館「長崎版画と異国の面影」 | ハニーちゃんがゆく!

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わたしは子供の頃から版画が大好き!
祖母宛に届いた年賀状の中から出来の良い版画を探し出してはよく眺めてた。
父親の浮世絵コレクションにも影響を受けてるかも知れない  (*˘◡˘*) 

今年のはじめに家の近所でたまたまこのポスターを見かけたの。
なるほど、長崎だと画題が貿易船や異国人だったりするのか、
これはおもしろそう!

チラシ表
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なんつ〜美しい色彩!(〃ω〃)
江戸で浮世絵をかじってた男性が長崎で版元の家に婿入りしたのでこのような多色摺りになってるとかなんとか。
幕末は外国人を直視できなかったので絵師がチラ見しながら絵を描き皆に見せていたものが長崎のお土産として人気になったそうです。

チラシ 裏
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板橋区立美術館は都営三田線西高島平駅から徒歩15分。
この頃まだ2月とかなので近くの公園は梅が咲いてました。

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「江戸に長崎がやってきた!」のキャッチコピーなんだから日本橋辺りでやっていただきたかったなあ〜?
板橋宿は確かにに江戸だけど〜。

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特殊な形状の入場券は長崎の港に出入りする貿易船の帆をイメージしているとか。
このデザインはこちらの学芸員さんのセンスだからやっぱ板橋開催で良かったか。

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展示は長崎版画と版元の肉筆画が150点、
版木は一点、
期間中展示入替えはナシ。

図録
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ところで、
版画の見学よりもどうしても確認したいことがあった。
1月の長崎たびで参拝した無人の梅香崎神社
神社本庁傘下だから本務神社とか調べたら分かるんだろうけど。
有名な大徳寺跡地だからきっと版画に描かれているはず!という予感が的中。
大徳寺境内図が描かれた版画めっけ☆

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版画のほぼ中心に描かれる石段は今も梅香崎神社の石段として健在で、
登りきった先の大徳寺は神仏分離令で廃寺となり天満宮は梅香崎神社と改称し地域の方々により守られています。
唐人屋敷はなくて、
十人町の地名がそれかな?

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200年前は海が見える景勝地だったはずだけど石段上からコンクリしか見えません。

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石垣の上に見えるのは大徳寺の大クス。
版画と比べると大きく育ったもんだ。

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やっぱ神戸・横浜の博物館が所蔵する版画が多かったです。
あれだけの長崎版画が集合するなんてすごいな〜と今でも図録を眺めています。
美術館はめったに行かないし、
長崎たびの直後で長崎版画の展示!という絶妙なタイミングにポスターを見かけたことに感謝です。