前回の奈良旅で和爾下神社(上治道天王)に行ってから古代豪族への興味が復活してきてしまったかも?
お勉強のつもりで和爾氏の神社へ参拝☆
延喜式神名帳(927)に記載される大和国添上郡の式内大社、
和尓坐赤坂比古神社の比定地です。
元の鎮座地は大和天神山の辺りらしい。
天神山って崇神天皇陵の倍塚といわれてて国道25号線建設で半分がざっくり消失したアレのこと?➡︎伊射奈岐神社
和爾氏とはこの辺りを本拠地としていた古代豪族で朝廷に多くの妃を送り込んでいたと見られています。
始祖は第5代孝昭天皇第二皇子の天足彦国押人命(あめたらしひこくにおしひとのみこと)とされ、
春日・大宅・小野・柿本・粟田氏など多数の氏族を輩出しています。
御祭神は阿田賀田須命(あだかたすのみこと)と市杵島姫命です。
社名が〝和爾に坐す赤阪比古の神の社〟だから祭神は赤阪比古神という和爾氏の祖神です。
社名が改称されていないし阿田賀田須命が赤阪比古神と異なる神とは考えにくいですね。
神さまは時代に合わせて進化します!〝當社大明神常夜燈〟って社名がどう変わろうと使える万能な刻銘w
狛犬の台座には五つ木瓜紋。
和爾下神社にも同じ紋の水盤がありました。
神輿庫もありました。
お祭りになったらこのひっそりした境内がどう賑わうのか見てみたいねー。
帰りがけに見かけた石標。
日本書紀に「和爾坂下に巨勢祝といふ者あり」の記述があり、
この辺りに神武天皇の大和平定に背いた土豪が所在していたことを示しています。
◆和爾坐赤阪比古神社
奈良県天理市和爾町1194