西方寺(長野市) | ハニーちゃんがゆく!

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令和元年5月15日参拝
この日はヤボ用で急遽長野入り٩( ' ω ' )و
時間が余ったので善光寺に向かってたところ、
左手に西方寺が見えてきた。
ここから善光寺大門まで徒歩10分程だし寄り道しても余裕あるな!と思って立寄ったのです。



西方寺は浄土宗の寺院で本尊は阿弥陀如来。
山門額の揮毫は増上寺のお坊さんだった!


正治元年(1199)善光寺を訪れた宗祖法然上人が現在の往生院(権堂町)の地に開創したと伝えられています。


善光寺大本願の菩提所として歴代上人の位牌を安置しており、
善光寺本堂で火災があったときは何度か仮本堂として善光寺如来をお預かりした事があるというすごいお寺さんでした (゜□゜*)



本堂に上がってお参りしたらひらひらと慎ましやかに美しさを放つ天蓋が気になった。
あとで聞いたら仮本堂となった際に善光寺からお下がりでいただいたものだそうです。



住職が学生の頃チベット人学者にお世話になったご縁は今でも続いていて、
土日祝日になると(チベットの方がいれば)チベット文字の御朱印がいただけるとか。


ボタンを鑑賞したり境内散策。
興味深い石ものも多かったです。



|ω・) んっ!?ダライ・ラマ14世!!
この時点で状況把握出来ておらず。
西方寺とチベットのご縁はまだまだあった。


|ω・) 北側に建つ二尊極楽堂の中を覗くとキンキラキンのチベット大仏がいた!
300年前から西方寺が所有する曼荼羅の世界が天井絵・八菩薩の壁画など堂内360°使って立体的に再現されているのです。

仏さんは一体なのに二尊とは。

制作を依頼した仏師がたまたま(!)ダライ・ラマ14世法王のお抱え仏師だった事で、
法王は「お前が作った仏像ならわしが開眼しないとでしょ!」と西方寺のためにわざわざ来日して大仏さんの開眼法要を行いました。
大仏さんの胎内には法王が持参した小さなお釈迦さんが入れられています w(*゚o゚*)w
阿弥陀さんの中にお釈迦さんで二尊、
いずれもダライ・ラマ開眼とゆーね‥!
というわけで西方寺の御朱印です。

普通にステキなお墨書きだあ♡


納入品のお話もうひとつ。
チベットでは内臓みたく生々しいものを胎内に入れなくて、
小さなお釈迦さまと一緒にいい香りのドライフラワーが納入されているんですって。
日本の仏像にドライフラワーは無いよね。
細かなところに宗教観の違いが?


カメハメ波みたいで変わった印相は身振り手振りでで説法している様子を表していてチベットの仏像にはない形なんですって。
広隆寺にはあるとか‥


もうひとつチベットに無いものがここに。
それはお堂の天井絵です。
前出のダライ・ラマ法王お抱え仏師が西方寺本堂の天井絵に興味を示し初めて描いてみたという絵は全部で31枚
初めてでこのクオリティとは (゚Д゚≡゚Д゚)!


お堂入り口右側のカーテンを開けると観経曼荼羅瞑想回廊になってるので絶対入った方がいいです。
  Ꙭ 観経っていいですね〜♡
善光寺の戒壇めぐりよりお手軽♪( ´▽`)


チベットの摩尼車を触らせていただいた。
ぐるぐる回して功徳を得る!
なんて楽ちんな修行だ 🙄


チベットで主流の赤い回向柱を模した般若心経・七佛通誡偈などが書かれた経輪の根付(1,500円)をいただきました🙄
これもぶら下げてる時ぐるぐる回ると功徳が‥というものw
結構こだわって作ったらしくお高いわ!
帰ってから透明マニキュアでコーティングしました


最後に見せていただいた砂曼荼羅はチベット僧が作ってくれたそうです。
よく見ると立体的ですごく細かな作業なの。
本来は保存目的で作らないけど西方寺ではこうして無料展示してくださってます。
これを見た善光寺が是非うちにも‥ということで追加制作したものが善光寺資料館で公開(拝観500円)されています。



令和元年6月23日(日)再訪!
ラッキーなことに日曜の長野に来れた。


この日はチベット人留学生が詰めててチベット文字の御朱印をいただけました◡̈
丁寧に平筆を均して上手に墨書き入れてるとこウットリ眺めちゃった。
担当の書き手さんによって墨書きは違います

思いがけなくすごいお寺さんでかなり長居してしまいした!時計
長野に行ったら善光寺だけでなく、
ダライ・ラマ14世開眼の阿弥陀さんにも会いに行きましょう ٩( ' ω ' )و


■安養山 極楽院 西方寺
長野県長野市西町1019


長野市で見かけたマンホール。
図案は市の花で長野県名産のリンゴ。