令和3年11月28日参拝
この巡礼では秩父という土地柄、
札所から武甲山がどんな風に見えるか?を意識してまわっていました。
で、ここからどう見えたかって、
駐車場から見えるこの巨大な岸壁が武甲山の西の端にある石灰岩だというから驚いた☆
地図で見るとこんな感じよ 👀
武甲山の尾根続きというより武甲山そのものといってもいいよね。
ログハウスみたいな小洒落たカフェでヒマそうにしてる人たちを横目に‥👀
たぬきの先が橋立堂です。
w(*゚o゚*)w 80メートルの石灰岩スゲーー。
採掘の作業現場はすぐそこ。
橋立堂は曹洞宗の寺院で本尊は馬頭観音です。
秩父札所唯一の馬頭観音、
百観音霊場でもこちらと西国29番松尾寺だけだなんて随分少ないのですね。
競馬場や道端でよく見かけるのでわたしの中では結構身近な観音さまなんだけどな。
赤いお堂可愛い。
村の領主が悪竜になって人や馬を食べるので村人が橋立堂に祈願したところ白馬が現れて竜の体に入り石にしてしまったという言い伝えがあるそうです。
悪い領主だったんでしょうね。
観音堂の裏は岩かげ遺跡(秩父市指定史跡)という縄文時代の住居跡です。
見上げると上から何か降ってきそう。
落石防止の網網があっても恐怖ですが大昔としては安全なお住まいだったというの!?
雨風しのいでただけなのでは‥
そんな場所なので離れた場所から石ものを👀
中にはこんなかわいい石仏さんも。
琴平ハイキングコースで見かけた可愛い石仏に似てるような気がするわ‥。
あれは‥渋沢栄一なのかと思ったらとんでもなくて秩父宮殿下なのでした。
もっと近づいて見ればよかった。
馬の鞍に光る永平寺の久我竜胆。
宗祖道元さんの出自が久我源氏という分かりやすい紋なのだ
納経所はどこ〜と探しまわった結果、
なんのことない観音堂の目の前で鍾乳洞の受付だった!
この日は鍾乳洞へ入ってませんが、
以前ものすごい高低差のある洞穴で岩をよじ登ってハードに見学した記憶がうっすらと‥。
これは江戸時代に描かれた橋立堂奥之院つまり鍾乳洞の案内図です。
〝仏界〟〝奥之院〟というイメージを持ってもう一度行ってみたいです (๑⃙⃘¯◡¯๑⃙⃘)
■石龍山橋立堂
埼玉県秩父市上影森675
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・どーでもいいはなし
1月の27番で護国観音を遥拝してるご婦人二人組がいらっしゃって、
わたし次は26番円融寺に行こうと山門近くで周辺地図を見ていたら、次の札所まで車に乗って行かないかとお誘いをいただきました。
喜んで乗りたいところですが今日はここまでと話したところで、
「あら残念、でもここ(27番大淵寺)で御朱印もらったからわたしたち行かなくていいんだわ」とお連れのご婦人に話しかける。
わ〜!そんなこと言わずに行ってほしい!
「橋立堂は行った方がいいです◡̈ 武甲山からつながった80mの石灰岩が迫る観音堂は札所一の絶景ですよ〜。秩父巡礼は武甲山の巡礼です!おしゃれなカフェもありました。」
ありったけの言葉を並べてオーバーに説明するとご婦人方は「行ってみたいわね〜」とクルマに乗り込んでいかれたのでした。
きっときっと橋立堂で楽しんでいただけたはず!