前の空旅はいつだったのか、しばらく飛行機乗ってない間にとんでもなく便利な時代になってた。
搭乗券は3か月前からアプリで予約してて、あとは出発の20分前に保安検査場に行けばOKって言うから余裕ぶっこいてたの。
ところが出発の前々日になって羽田空港の飛行機事故と大火災の影響で予約した便の欠航が発表されて、あわてて次の便へ振り替えて当日を迎えるという、そんな事がありました。
iPhoneひとつでピピッと飛行機に乗れるはずが、展望デッキで友達の顔見るまで不安だったよぅ。
とはいえ無事に出発してしまえば楽しい旅。
友達にくっ付いてのこのこやってきた白壁の駅舎がいい感じの今宿駅(ここはどこですか〜)。
空港線から博多湾が見えてワーって感動したら着いちゃった感じ。
〝上町天満宮鬼すべ〟この時までよく分かってなかったんだけど、鷽替えとセットの行事なんですね。
鬼すべ神事は菅原道真のひ孫にあたる菅原輔正によって始まったと伝えられています。
上町天満宮の創建は詳らかではありませんが、鬼すべの祭具に昭和9年(1934)百年祭に新調したという墨書きがあることから、天満宮の勧請あるいは最初の鬼すべが天保5年(1834)に行われたと考えられています。
太宰府から勧請した神さまと一緒に神事がそのまま伝えられたというわけなのですね。
塀の外から神社をチラ見したらお祭りのメインは夜なので関係者の方しかいないようです。
ではでは、行ってみましょうか。
すごい煙です。
松は油が多いからよく燃える🔥
煙もっくもくで御社殿まったく見えてないのもリアルなレポートということにしておきましょう。
お詣りしてると「どこから来たの〜」と保存会のおじさんが参拝者芳名帳を持ってきて、記帳した住所をのぞき込んでは喜んでくださいました。
関東から来る人は割と多いらしくて、遠くからの参拝者が増えて嬉しいと笑顔のおじさん見てたらわたしたちも嬉しくなっちゃった。
拝殿の古絵馬がすごい。
雨乞いは黒馬、止雨祈願は白か赤。
がしゃがしゃの合戦とか松の廊下っぽいのも。
隅っこには鬼すべ行事で使う道具が用意されてました。
これらの道具を持って今宿海岸へ行きお汐い(砂)取りをするところから祭が始まるそうです。
福岡はまずお汐いだね!
ご一行はそのまま「鬼じゃ!鬼じゃ!」と声をあげて町内をまわる(これを鬼押しと呼ぶそうです)。
そして境内では松葉の火が焚かれる中で「かえましょ、かえましょ」と鷽替え神事が行われる。
最後にわーっとやってきた鬼を鬼蔵と呼ばれる木の檻に追いやったらめでたしめでたし。
‥というのが上町天満宮の鷽替え&鬼すべです。
規模は違えど太宰府天満宮と流れは同じ(太宰府はお堂を燃やしちゃうのだ)。
おじさんの説明を聞いてたらわくわくしてきちゃって今宿上町の鬼すべを見てみたいけど、わたしら今夜は太宰府なのですよ ( ノД`)
境内いっぱいに枝を伸ばすコブエノキ。
根元のコブの中には恵比寿さまっぽい形があるそうですが、まだ旅の序盤でそこまで気持ち持ってけなくて見つけることができなかったw
なんでしょう、磐座みたいな‥。