令和6年1月7日参拝
木鷽を手に入れて浮かれてた16時過ぎのことです。
楼門の前にいたら鬼のお面が通過👹✨
夜の鬼すべ神事に先立ち諸々の祭儀が進められているので氏子さんがたくさん歩いてます(*゚▽゚*)
鬼すべの半纏は役割りによって何色かあって、黄色は鬼(の味方)さんチームなのだとあとで教えてもらいました。
まず〝鬼すべ〟って何なの?ってとこですがひと言で言えば追儺式( 'ε' ) フーン
もともとは安楽寺(太宰府天満宮の前身)が修正会の結願法要で行った鬼儺いが年々派手なものに進化していったようです。
明治初年になって仏式の法要を止めるようお達しがあった際に、太宰府の人々は行事の存続を正当化するため「鬼すべは神式行事です!」とお上に報告。
命がけで存続を求めた方々の思いを太宰府の若者が引き継いでいる祭なのです✨
天満宮周辺はあちこちに鬼すべの支度が
鬼すべは鷽かえが終わったあたりから各係の氏子さんが町内を出発して、最後は祭場でお堂が燃えてワーッと22時頃までやってるらしいのです。
あ、実はわたし祭場まで行ってないのですよ。
そりゃわたしだって祭場で観たかったけど、のんびり最後まで鷽かえやってたもんで。
鷽かえの後に神職さんが「鬼すべひろばにはもう入れないんじゃないかな〜」と(安全面を考慮の末だと思う)おっしゃってたのもあって、参道で氏子さんが駆け抜ける様子を見物することにしました。
衝突防止で布団が巻かれた案内板(参道)
氏子さんはどこからか走ってくるのかと思ってたら、ちょうどよく出発前に遭遇✨
背中に書かれた〝燻手(すべて)〟とは、鬼を追い払う役割りの人たちなんだって。
みなさんワラを積んで焚き火の準備じゃない?
赤い角の大将(取締長)が御神火を点火!
空気が乾燥してるから火のまわりが早い🔥
商店の並ぶ参道ですから近くでは消防士さんが見守ってます。
火にあたると厄除けになりそう
世界的に夜の焚き火はそんな意味合いよね。
焚き火と向き合い火を整えるかき棒を静かに見つめる、時折ひっくり返る炎に盛り上がる ヘ(゚▽゚ヘ) キャー
焚き火楽しい〜🔥(ただの焚き火好き)
見物してた側から大団扇が配られそろそろ出発。
声をあげて士気をを高める。
大将「鬼じゃー!」
一同「ウオーッ」
サッカーのゴール裏みたいなオトコ声ww
火が燃え尽きると燻手係のみなさんは火種を蹴散らし消化しながら出発していきました。
太宰府の男たちかっこいいじゃん‥✨
後ろ姿をうっとり見送ってしまった (๑´▽`๑)
鬼じゃ 鬼じゃ‥ の掛け声がまた独特w
しばらくして鬼じゃ 鬼じゃの声が近づいてくる。
なに?戻ってきたんですけどっ。
鬼じゃ 鬼じゃ‥
ぐるぐる回ってまたどこかへ‥
いったん参道は静かになり、しばらくすると鬼じゃ鬼じゃの掛け声。
その後ろからヤベェの来た!
紺の半纏は松明係。
でかい松明が商店街を蛇行して一軒一軒を浄化させてるみたいなんです。
え、まって! Σ(`Д`)!!
ねぇ、ガンガン燃えてる松明を担ぐとか!
すごすぎて泣いた。
今度はナニ!!
全力で走ってくる緑の半纏は警固係。
鬼の警固をする係なんですって。
これで氏子さんの役割りと関係性が見えてきた。
祭場では燻手係が団扇で鬼すべ堂を燻し、警固係が堂をぶっ叩いて煙を逃す、という攻防戦が行われるようです。
もちろんガチで戦うわけじゃなく結末は決まってて、それを滞りなく進めることが目的です。
警固係もれなく戻ってきます。
とにかく全力で走ってるので写真ぶれぶれ。
鬼じゃ 鬼じゃ と一斉に何かを突く。
なにかはわからないけどターゲット的なもの。
たまに通る子どもたちに癒される〜。
再び燻手係の集団。
どこかで合流してるのか、だいぶ人数増えてます。
もちろん掛け声は鬼じゃ鬼じゃ。
みなさん単純に2時間近く走っててバテてるより目がギラついてる人が多かったww
鬼すべ神事はまだまだこれから
また松明きたよー。
前方で待ち構えていた人が走ってきた松明を止めて舁き手が炎を大きく揺らす、そんな激しいお練りが参道を賑わします。
松明の後ろに鬼の面がいた!
参道のお練りはこれが最後となり、鬼すべ会場に入った鬼&警固vs燻手の攻防戦が行われます。
氏子のみなさん一人一人が祭の役になり切っていて最高でした
最後の鬼を見送ったわたしたちが太宰府を後にしたのは21時ごろ。
太宰府がほんとに盛り上がったのはこのあとだなんて信じられないほど参道見物おもしろかった。
公式のYouTubeがかっこいい✨