6月は衣替えの季節 挿し木・取り木の季節です。












↑コップのふち子さんキティー編



↓ヤマモミジの実生3年生くらい












↓コハウチハカエデ実生3年生くらい














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挿し木の奨め




盆栽の苗木を得る方法に




実生

挿し木

取り木




などがありますが 一番手軽にできて

成功か失敗かも判りやすくお勧めです。














↑赤花のアセビ昨年の6月頃挿し木しました。




色の薄い部分が今年伸びた枝で このぶぶんを折りとって

挿し木の穂木としました。
















↑ふいりのクチナシ 昨年の6月に挿し木。

園芸品店で購入したポット苗のえだを丸坊主にして

挿し木の穂木にしました。










      












ピラカンサス挿し木8年生  コマユミ挿し木4年生







レンギョウ挿し木5年生













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挿し木の注意




1.さし木の適期5月下旬から7月上旬まで。

乾燥に注意すれば真夏もできます。




2.挿し穂に泥の団子を付けたり 発根剤を

けたりすることもあります。




3.発根のいちばんのコツは挿し穂をを動かさないこと。

風や水やりの都度挿し穂が動くようだと

発根できません。




4.根が無いので全日陰で管理します。真夏挿しと

いって日陰なし腰水で挿し木する

方法もあります







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同窓会・同級会はとても苦手なので なんらかの理由をつけて

出席を断ってきました。


もう私の年代になると 案内状は少なくなりホッとしています。










3本のモミジは超ミニ盆栽を始めて間の無い頃
に植え付けましたので実生10年以上になります。

幹は細いですが10年の歳月で太りが大きくなり
鉢に入らなくなってきました。

出来る範囲で切り戻しもして背が大きくならないようにも
しています。


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ちょっとした工夫



梅の折だめ法と目的が異なりますが


モミジやカエデの文人木に使えないか実験中です。

枝が柔らかくて折れにくい また傷が直りやすい
この時期に行います。
10本の苗木を適当に指で幹や枝を折っておきました。


モミジやカエデに曲をつけるには針金で曲げたり
枝の切り替えなどで曲をつけますが
枝や幹を指先で折って元に戻らないように伏せて
おきます。

明らかに針金や切り戻しでない曲ができるのではないか
と実験中です。

クキッと曲がった幹を作ってみたい。







↑オオモミジとかノムラモミジの実生3年生


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10本程度行ってみました。


太いと曲がらないし
細いとちぎれてしまうし
適当な太さがあります。

また当然ながら枯れるリスクもあります。

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岡本君 ・ 太郎君 お元気ですか?


どちら様も 年とりゃーたなも。








この鉢へ入れて3年目だよね。




戦うための角が1本折れても 関係ないね。







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ちょっとした細工




まっすぐな幹では物足りないと思う人は

こんな方法もあります。




1.木が活動している5月~7月に行う




2.曲をつけたい箇所を事前に曲げたり

戻したりして軟らかくしておきます。




3.曲げる場所の内側にV字カットをいれる。


4、テープまたはインシーロックで絞る



5.1年経ってまだ不足ならもっと絞る

6、幹にひび割れが出来たらペーストなどで

乾燥防止をする。



















↓ゆっくり曲げてひび割れができるまで曲げる




インシーロックを使ったので半年後さらに絞りこむ

ことができる。








今回は90度まで幹を曲げました。





針金で曲げた曲は何十年経っても針金だとわかります。




切り戻し(切り替え)で作った曲は自然な曲です。



折って作った曲は自然の厳しさを感じさせます。





いずれにしても失敗のリスクはつきものです。






傷口にはトップジンペーストを塗ってあります。








じくきりサシメロン(挿し芽の方法)です。




(  トウカエデ  )(平成28年5月10日掘り出しました)



超ミニ盆栽ファンの皆様には 実生する場合は

軸切り挿し芽を推奨していますが




そんな面倒な作業は必要なの?




と私も思う方でした。 最近になって方針変更したので

実際に経験したことをお話できずに 進行形でお伝えしますので

やっぱり 余分な作業となってしまうかもしれません。




繰り返しになりますが 超ミニ盆栽の幹から出る

一の枝を低い位置に出来る方法です。

希望なら足元から芽を出させて 双幹樹形も自由に

できます。















(トウカデ)(昭和28年4月5日に軸切り挿し芽)(平成28年5月10日 掘り出しました)



前の写真は軸切りをしていません。




双葉から根までの長さが4センチ 1センチ土に埋めると

3センチ腰高の盆栽になります。



超ミニ盆栽の樹高はおおむね3センチ以下としているので

この素材で超ミニ盆栽は難しくなります。




下の写真は軸切り挿し芽をしました。




双葉から根までの長さが2センチ 1センチ土に埋めると

盆栽の鉢土のところから芽が出るので

双幹や3幹を作ることもできます。







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↑上の写真では左下の鉢がトウカエデの軸きり挿し芽です。

双葉が目立って 本葉はまだ小さいです。(4月15日挿し芽)























超ミニ盆栽の素材は同じ種類で同じ挿し木があると

初心者は大きくて元気な苗木を選択されますが

本当は小さくて丈夫な素材を選んでほしいです。




1.節間の狭い木(枝数が多い木)

2.根張が良い木で根数が多い木

3。葉性が良い素材




軸きり挿し芽の素材は 一番下の節間が短くなります。




10年経ってもどうにもならない木を育てるより

自分で良くなっていく良い素材を選ぶのが大切です。




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左下クロマツの軸きり挿し芽4月5日実施。

右上のイヌシデ・右下のクマシデ軸切り挿し芽は4月15日実施。







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軸きり挿し芽の注意点




1.モミジやカエデは何処で切っても 切口から

発根していますが 発根は葉があった場所の

ほうが発根しやすい樹種もあるようです。




2.モミジやカエデは軸切りする位置は 植えた時に

葉の位置が土の表面になるような位置で

切って下さい。




3.実施する時期は実生した苗木の幹が茶色に

なったり 双葉が落葉する頃が適当です。




4.実生苗が成長しすぎている場合は 芯をとめたり

葉切りをして挿し穂の負担を小さくします。







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今年は初めて全種類の種まきを

軸きり挿し芽して見ました。


クロマツ トウカエデ タイワンヤマモミジ

イヌシデ クマシデ ノムラモミジ ムクノ木


足元から2本出て双幹にできる素材



足元もしくは足元から1センチのところから枝が出る素材




腰高でない超ミニ盆栽を作ります。



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今昔の今という字は現在という意味として不審も抱いていませんが


  昔の意味はは何時から何時までが 昔なんでしょう?


それはともかくとして 昔はこうだった。 ビフォアー・アフターです。



↓ ヒトツバタコ(ナンジャモンジャの木)実生2年生。







↑2014年の4月28日に 私の家でクネクネ盆栽作成の

実技を行って撮影していただきました。








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↓下の写真は現在の写真です。




クネクネ盆栽は竹の串に苗木を巻きつけて作ります。




今は2016年5月15日なので 竹串を抜いて(1年後)

合計2年経ったところです。



























このままの大きさでもクネクネぼんさいとしては

よいのですが。




盆栽は大きくしないことが原則なので

超ミニ盆栽と言えども 小さくしたいと考えます。














ナンジャモンジャはどこで切っても芽吹くと

思いますが 安全をみて芽のある箇所の上で

切きります。







此処まで切り戻しておくと さらに下に芽(枝)が

でてくるので 必要ならもっと背を低く仕立てます。




クネクネ盆栽も年数が過ぎると 模様が薄くなります。

そのため 今度は針金を使って強めの曲を作りました。




剪定した枝は挿し木すれば 今の時期なら

ほゞ100%根が出ます。

















↓クネクネを強調するように曲をつけます。








↑ヒトツバタコの超ミニ盆栽(実生4年生くらい)







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作った時がほゞ完成




超ミニ盆栽の特性として 完成するのが早くて

造ったらすぐに飾って楽しめますと言っていますが。




盆栽には完結ということがないと

言う事があります。

ある樹形を目指して盆栽は作っていきますが

やっと展示会に飾っても恥ずかしくない時点が

きます。一応の完成です。




完成した木はそのままの形では維持ができません。

いつかは やり直してさらなる完成を目指します。




完成→スタート →完成→スタート

の繰り返しになります。





















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