東大法学部は文系では日本のトップと言われています。
学歴のブランドとしては日本最高です。(なぜか難易度がはるかに高い東大理Ⅲ(医学部)よりも格が高い。)
しかし、その東大法学部出身者が行政に携わっても全くと言っていいほど結果を出せていません。なぜでしょうか。
彼らは昔必要とされていた能力しか持っていないからです。何に秀でているのか。それは、入試問題を解く能力です。
入試問題でわかる能力は
①「与えられた問い」を正しく理解し
②過去の正解・解法から探し出し(場合によっては組み合わせ)
③速く
④正確に
答える能力です。
コンピュータが得意とするのは
①「与えられた問い」を正しく理解し
②膨大な情報を集め/膨大な情報のなかから該当するデータを探し出し(場合によっては膨大な組み合わせを試したなかから)
③速く/超高速に
④正確に/全くミスをせず
答えることです。
「昔必要とされていた」と書いたのは、これらは今、すべてコンピュータが担えるからです。しかもこれらの能力は人間より圧倒的に優れています。今、人間に求められてるのはこのコンピュータを使える人間です。
それは、次の能力です。
①正解のないところから「問い」を導き出し
②正解のないところから「解法」を導き出す
③そのためにコンピュータを使いこなすスキル
これらは、東大法学部では全く問われません。
東大法学部がエリートとして無能すぎるのはこういう理由です。